2010年11月28日日曜日

しあわせ

 夕方からで、「リアル(10)」読んで、「ピアノの森(19)」読んで、「鋼の錬金術師(27)完結」読んだ。

 おなかいっぱいになった。

 一年分ぐらい、マンガを読んだような気がする。

2010年11月27日土曜日

新刊、入荷イタシマシタ

 うれしい悲鳴なんじゃけど。
 新刊マンガが、机にどどっと積みあがってしもうた。

 どれから手えつけたらえんじゃー、こりゃ。
 しかも、どれもさらさらっと読める内容じゃないし・・・。

「鋼の錬金術師(27)完結」
「リアル(10)」
「あたらしい朝(2)完結」
「ピースメーカー(6)」
「ピアノの森(19)」
「馬鹿者のすべて(1)」

 『馬鹿者』は、新人がんばれっ、ゆうて衝動買いしたもんじゃけど、ほかは入れこんでる話ばっかり。

 そういえば、あした、「よつばと!(10)」をさがしに行かねば。

2010年11月26日金曜日

11月21日の広島第一劇場、その他

 あまりにばたばたで、ゆっくり鑑賞できなかった広島第一劇場。
 時間が少ないので、行かまいかとも思ったが、行ってみるとやっぱり面白かった。行ってよかった。

 特に印象に残ったことをふたつ。

 ゆきみ愛嬢のお尻。
 舞台の反対側のお客さんにサインをするとき、ひじはついて、腰は浮かせてた。お尻が、まっ正面で、すんごいよいながめでした。
 おっさん(自分)は興奮して、「ここって、ええ席? なっ、なっ」、と近くにおった知らん兄ちゃんに話しかける。兄ちゃんは、「えっ、あっ、いい席と思います」、と反応してくれた。
 で、また別のお客さんにサイン。また、お尻がまっ正面。
 「やっぱ、いい席じゃろ? 尻が、尻がっ」、ゆうて、おっさんはまた興奮して、兄ちゃんにゆうてしまう。騒がしくて、すんませんでした。
 ほんとに、いいながめじゃった。

 名前も知らずに見に行ったんじゃけど、トリの若葉さくら嬢。
 踊りも演技も、ばつぐんで、行ったかいがあった。
 さすがはトリ。すっ、すっと、切れのいい踊りを見せてくれた。きれいだし、ていねい。真剣に見入ってしまった。
 演技も、限られた時間のなかで、ものがたりをつむいで見せてくれた。水色の大きな布をいとしい人にみたてた演出も抜群。
 表情ひとつ、指先のしぐさまで心がこもっているようで、感激した。ものがたりに引き込まれて、客席にむかって手をのばす演技のときは、どきっとしてしまった。


 自分は、ストリップの踊り子は性を売る職業の一つと思っている。だから、それを見に行く自分は、性を買っているということ。
 だけれども、踊り子さんを見ていると、ただ性を売る、買うだけでなく、言葉にはできんけど、なにかそれ以外のもの、それ以上のものがあるような気持ちになる。
 うまく理論づけができないんじゃけど、そんな気持ちにさせてくれる踊り子が、見に行くたびに、かならず一人はいる。
 特別に踊りや演技がうまいひとはもちろんだけれども、そうでないヒトでも、そう思わせてくれるヒトがいる。若くないヒト、きれいではないヒト、だれがみても不器用なヒト、など。

 踊り子さんに、勝手なロマンをいだいてるのかもしれないし、自分を正当化したいだけかもしれない。

 そんときの気持ちに、いちばん近い言葉は、"感動"か?

 「勝手なロマンは、差別・偏見の一つです」と、ものの本でばっさり切られていて、図星だと思った。
 それでも、じーんとくるあの気持ちをもとめて、"小屋がよい"はとまらない。

2010年11月23日火曜日

くわずにょうぼう

 ふとしたことで、"くわずにょうぼう"の話になった。

 子どもらが知らんゆうたので、ひとしきり語った。

 〜むかし、ある男のところにきれいな嫁さんがきた。飯も食わずに、すげー働くので、ええ嫁さんじゃのお、ゆうて思いよったが、やたら米びつがカラになる。男が天井かどっかにかくれて見よったら、嫁さんがおにぎりかなんか作って、ばぐばぐ飯を食いよった。それも、この辺(後頭部)に口がついとって、そっから食いよった。嫁さんは妖怪じゃったんじゃ。〜

 小学生の娘は「あー、それ知っちょる」、と言いよったが、中学生の息子のほうは知らんかった。

わたし:「この話のポイントがわかるか?」「嫁さんが飯食わんゆうてウソついとったことでも、妖怪なんをだまっとったことでもないんで」
子どもら:「?」
わたし:「妖怪が、働きもんじゃった、ゆうこといや」
息子:「ほりゃ、そうじゃねえ」

息子:「ところで、なんで(妖怪が)嫁にいこうと思ったんかねえ?」
わたし:「なんでじゃろね?」

2010年11月22日月曜日

月はくまなきをのみ見るものかは

 きょうは、昼から降水確率が低かったはずなのに、夕方近くまでじめじめと、霧雨のような雨がふっていた。

 さっき帰るとき、雲の間がぽっかりあいてて、そのど真ん中に、まぶしいぐらいの満月がでていた。

 雲が多かったんじゃけど、月のまわりは、シャキーンと、音がしそうなぐらいに澄んでいた。
 寒くはないけど、ほんの少し、息が白かった。


 そうはいっても、やっぱ満月はええねへ。

2010年11月21日日曜日

ああっ、もう時間じゃん

 やぼ用で中坊といっしょにマチに出た。

 行くときからギリで、全力疾走で駅まで行く。
 先に電車に乗ってたガキに追いつく。
 息も絶え絶え。腹がいてへ。

 マチにつく。
 ガキと時間、待ち合わせ場所を確認して別れる。
 こっから、よーいドン!

 一直線で電話屋へ。修理の終わった携帯電話を引き取りに。これがほんとの用事。大事なおつかい。

 手続きが全部終わって、店の嬢ちゃんが「以上です」、ゆうたところで、おもむろにカバンからごそごそっと、"ういろう"を出す。
 「おみやげです」「みなさんで食ってください」

 「えー、ありがとうございますぅ」と言ってるネエちゃんに会釈してあしばやに店を出る。

 やたら人通りの多い中を、カニのように右に左にぬって歩く。
 時計を見る。
 「くそっ、もうこんな時間か」

 競歩状態でたどり着いたのは、広島第一劇場(ストリップ劇場)。
 スタッフの兄ちゃんに、「いま何人目?」と聞くと、「まだひとり目、トップです」。
 よしゃっ、とドアをあけて、ほのぐらい劇場の中へ・・・。

 ズンチャカズンチャカと踊り子さんが踊ってるが、時計が気になる。

 一巡、せめて一巡だけでも!、と腕時計とにらめっこしてねばるが、はいっ、もう時間です。
 「まーじかよっ!」

 また競歩状態で駅に向かう。
 信号待ちになるだけで、みけんのしわが深くなる。

 待ち合わせ場所のロッテリアに到着!

 右!、左!、と店内をチェックする。
 よしゃっ、ガキはまだ来ていない。
 やっと落ち着いて、コーヒーを注文し、席にばさっとへたりこんで、たばこをふーっとふかした。

 ・・・、こんなん、情緒も余韻も、なんもないじゃん!

2010年11月20日土曜日

よつばと!

 もうすぐ、10巻が発売。

 まつりの日に遊びにきた悪ガキのだれかがポーズつけたみたいなんじゃけど、けっこういいかんじ。

2010年11月18日木曜日

こんな夢を見た

 祖母の家だった。

 家の中にヒトの気配はなく、自分だけのようだった。

 小便を我慢していたので、廊下をとおってトイレまで行った。

 見慣れた薄いドアをあけて中に入ると、そこは開けた川原のようなところだった。

 地べたは固い土で、石はなかった。
 竹か木か、それほど背の高くない木に囲まれているような雰囲気があったが、目には入らなかった。

 右手を見ると、幅1mほどの道のようなものがあった。
 低いコンクリのようなふちがあり、中は大きな丸っこい石が、中流域の川原のようにごろごろと転がしてあった。
 ”道”は、きれいに同じ幅のままで、ずうーっと向こうまで続いていた。

 ”道”の始点の横に、粗末なイスがあった。パイプイスだったかもしれない。

 「そうか、ここで用をたすのか」とわかったので、イスを持って”道”の正面にすえ、それに座って、小便をはじめた。

 小便は、”道”の石に向かって飛んでいったが、石にあたると、ごろごろと転がる石たちを洗うかのような、とうとうとした流れになった。

 ”道”の幅いっぱいになるほどではないが、太く、速く、川のように流れた。
 不思議と音は聞こえなかった。

 ”道”の向こうに目をやると、ずっと向こうのほうで、ゆるやかに”道”がまがっており、勢いで曲がりきれなくなった流れが、低いふちをこえて、”道”の外に、だーだーと流れ出ていた。

 「けっこう、流れが速いな」

 そう思ったところで目が覚めた。

 時計を手にとると、まだ4時過ぎだった。

 小便でお腹がぱんぱんだったので、ゆっくりと起きて上着をき、トイレに行った。

 そのまま寝るのは、なんだかしゃくだったので、ベランダでたばこを1本吸ってから寝た。

 祖母はいま施設で生活しており、祖母宅にはこの数年行ったことがない。

デスクトップパソコンは、はやいね

 ひごろは、モバイル環境。
 電子メールもインターネットをほらほらするのも、携帯電話、スマートホン。

 回線も機械自体も、ものすごい遅いが、とにかくつながるんだから、まあいいか、と思って、じいっと待ちながら使っている。

 メールも電話に転送するようにしてるもんだから、デスクトップパソコンを使うことが、めっきり減ってしまった。

 さすがにメールがたまってるだろうと思って、ひさびさにデスクトップのスイッチを入れた。

 ひととおりパソコンが立ちあがると、OSをはじめとして、いろんなソフトが、しっぽをふりながら子犬のように寄ってきた。なんせ、久しぶりなもんだから。

 「アップデートあるよ。してっしてっ。」
 「パッチきてるよ。ダウンロードして、ねっねっ。」
 「バージョン新しくなってんの。やってやって」

 おー、そーかそーか、と順々にクリックしてゆく。
 すぱっと終わるものもあるが、でっかいファイルをダウンロードするもんもある。
 画面に3本ぐらいバーがならんで、ぶっぶっぶっ、とのびていくのを、ぼーっと見ていた。
 古いがさすがにデスクトップ(パソコン)は、はええなあと思った。

 「完了したよ。」
 「ファイル落としたよ。ほらっ、インストールして。」
 「契約読んで。同意して、同意。」

 などと、つぎつぎにゆってくる。
 また、おーおーよしよし、とこたえてボタンをモグラたたきのようにクリックしていく。

 だいぶん数が減ってくると、今度は、「終わったよ。再起動してっ、してっ」、といってくるヤツがいる。
 まー待てっちゃ、ほかのヤツが終わってないじゃろ、ゆうて、"まてっ"のボタンをクリックする。

 ようやく全部のソフトの作業が終わったところで再起動。
 起動も、なんか残り作業みたいなんがあって、なんだか長い。ハードディスクがジーコロジーコロ鳴ってるのを聞きながら、じーいっと待つ。

 ようやっと落ち着いたところで、メールソフトを立ちあげた。

 送受信ボタンを、ぽちっとな、と押す。

 "新着メール、1,800件です!"

 あ、あ〜あ〜・・・。

 カウンターが、ものすごい勢いで上がっていくのを、じーっと見ていた。
 デスクトップパソコンて、やっぱ速いですよね。

2010年11月16日火曜日

きょうはお好み焼きだ

 夕ご飯は、お好み焼き。もち、広島風。

 まさに、いま、焼いてます。
 お店はおきゃくさんでいっぱいです。
 とてもよいことです。

 若い兄ちゃんが、ひとりで焼いとんじゃけど、ずっと行ってたお店のお弟子さんです。
 そのお店のおばちゃんが引退すると聞いたとき、兄ちゃんはおしかけで、おばちゃんの弟子になりました。

 おかげで、うちの一家が大好きだったお好み焼きが、いまでも食べられます。

 味は、師匠とまおんなじじゃあない。けど、いまでも、ときどき味が変わります。
 開店して、もう何年かになるけど、兄ちゃんの研究は、いまでも続いてるのです。あの味をもとめて。

おりおん

 すこし早いが、目が覚めた。

 ベランダで、たばこを吸うと。
 まっ正面の空に、オリオン座がいた。

 そうだ、もう冬だった。

2010年11月15日月曜日

すまーーーとふぉーーん

 うちの中学生(をのこ)の電話が、入院した。メーカー送りっちゅうやつ。

 もともと調子が悪かったらしいが、実害がないため、いままで放っておいたそうな。

 で、ことのはじまりは・・・、自分が設定した暗証番号を、忘れてしまったゆうもの。
 寿限無寿限無(じゅげむじゅげむ)・・・、ゆうくらいのやたら長い暗証番号を設定していたが、めんどーくさくなったので、短いものに変更をかけた。すると、設定したつもりの暗証番号が違う、といわれて、がっちりロックがはずれなくなった。
 よほど見られたくないデータでも入っていたのだろう。だれに、ゆうて家族に。

 ばっかじゃねえの、と笑ってみていたが、いっこうにロックははずれず、しゃれにならんくなってきた。

 最後はあきらめて、えい、と自分でフォーマットをかけてしまった。いわゆる、”工場出荷状態”へ。
 音楽とかのファイルデータは、SDカードに保存してたものの、住所録やメールはパー。

 さらに、もともとあった不具合のために、フォーマット後の再設定ができない。
 windows mobileのスマートホンなんだが、タッチ画面の補正ができず、初期設定がぜんぜんできない。当然、機能はまったく使えない。

 ガキの顔がどんどんくらくなっていき、そのうち電話の話題をしなくなった。

 さすがに笑ってみてられなくなって、自分(わたし)も救出に乗り出した。
 画面の保護フィルムをひっぺがして、”つまようじ”でカーソルをタップすること45分! 目も手も限界、もう許して、っちゅう状態に。これぞ、”画面の補正”ぢごくじゃ。
 万事休す、サポートセンターにかけ込むことになった。

 センターにて。
 手続きを終え、係のお姉さんが代替え機です、ゆうて持ってきた電話は・・・、「キター! ”カワイイ”だ!」。
 思わず口に出してゆうと、お姉さんは苦笑いして、ドウモスミマセンといった。

 代替え機の電話のテーマは、”チョコ”。
 丸っこいストレートで白。それに、マーブルチョコレートのようなまんまるの茶色いボタンが配置されている。

 ひげの生えた中学生が”チョコ”かよ、ひゃっひゃっひゃっ、とおっさんが笑っている横で、ガキんちょは、しばらく黙って、じーっと”チョコ”(電話)をながめていた。

 メールの送受信をやってみ、というと、真剣な顔でいじりはじめた。ただし、「なんーじゃ、こりゃっ」、「めんどーくせっ」を連発しながら。

 「わからん、なんじゃこりゃ。」
 「あっ、メールが6本ある。きたっ!」
 「父さん、メールにエクセル添付したじゃろ、(この電話じゃ)見れんじゃん。」
 「文字入力遅っ、めんどーくせっ」
 「この電話、メールの転送機能がない!」

 メーラーに転送機能がないわけないじゃろ、アホか、と思った(助けたりはしない)。
 はじめて使う電話の操作がわからんのは、あたりまえっちゃーあたりまえだが。そのとき、はっと気づいた。そーかっ!
 ”コイツは、普通の携帯電話を使ったことがないんじゃ”

 ヤツは、本格的に携帯電話を使いはじめたこの2年、ずっとスマートホンだった。

 いわゆる普通の電話は、妹や母親の電話の設定をやったげるときだけ。

 電話のOSは、くさってもwindowsの、windows mobile。ぽちっと画面をタップすると、その場面におうじたメニューが出てくる。あつかえるファイルは、音楽、写真からワード、エクセルまで、なんでもござれ。
 メール打つときは、ばしゃっとqwerty配列のキーボードを出して、ローマ字入力でぽちぽち打っていた。
 学校のレポートを、スマートホンで書いてたこともある。

 階層式のメニューで操作したりとか、数字のキーで日本語入力とか、いわゆる普通の携帯電話の操作は、やったことないのだ。
 いや、やったことはあるし、知識としては知ってるのだが、感覚としての”普通”がずれとるらしい。

 そーかー、スタートがスマートホンだとこうなるのか、おもしろいヤツだ。
 ひじょうに興味深いもんが見れた。いやー、勉強になるなあ。

2010年11月14日日曜日

世界のカワイイ・ファッション

 電車にのると。
 金ボタンの紺ブレにチェックのミニスカートの、高校生の制服みたいなんを着ているお嬢さんが乗ってきた。

 ただし、ブロンドのアングロサクソン。

 いっしょにいたにいちゃん(ブロンドのアングロサクソン)は、結婚指輪はしとったけど、どうみても二十代前半。
 お父さんっちゅうことはないでしょ。せいぜい、彼氏か兄ちゃん。

 学生なんか、コスプレなんかわからんけど、都会にはいろんなヒトがおるなあ、と思いよったら、自分と同じ駅で降りた。

 えっ!? 地元のかた?

花ちゃんはっけん

 こんなとこにおったんか。

2010年11月13日土曜日

なにみてんすかっ

 あやしいもんじゃ、ないっす。

 ヒトをみためで判断しないでください。

2010年11月12日金曜日

米粉ドーナツのこと

 ミスタードーナツの、"国産米粉ドーナツ"とやらを食べてみた。
 おいしいです。

 弾力がすごいあって、かみごたえがある。オールドファッションにくらべれば、3倍は、がんじがんじとかむことになる。

 たくさんたくさんかんでいると、ほのかに、お米のにおいというか、味がする。

 さいしょに、ダブル黒糖、つぎに"きなこ"を食べたが、どちらも味が濃すぎず、甘すぎず。
 よくかんでいると、お米の味がする。

 さくさくのオールドファッションは、不動のスタンダードじゃけど、"米粉"は"ポンデ"にならんで、自分の中で、"次点の標準"、になりそう。

つきがささくれている

 ええかげん、おっさんなのに、視力低下がじわじわすすんでいる。

 がつんと下がるんでなくて、じわじわ。
 ただし、乱視を含む。

 両眼で0.5〜0.7ぐらいはあるんで、ひごろはまだメガネをかけていない。

 だけども、意外なほど近くによらんと、ヒトもモノも見えない。
 ちょい困る。

 いちばん困るんが、ヒト。

 知り合いのような気がするんじゃけど、自信がなくて声かけられん、ゆうことがよくある。
 すごい近くまできて、やっぱそうじゃん、と思っても、タイミングのがして声かけにくかったりする。
 すごいもったいないことをした気分になる。

 反対側の歩道から、あいさつされたり、手をふられたりしても、見えねえ、わがんねえ!、ゆうことがままある。
 そのまま近づかずに別れたら・・・、だれじゃったんじゃろか!?、いまのは!

 ひどいときにゃあ、知らないヒトに、思いっきりあいさつしてしまうこともあるが・・・。やばい、すれちがうまでに、ものすごい恥ずかしい思いをする。
 よの中、なんだか似てる人が多いぞ。

 メガネかけりゃあええだけなんじゃけど、めんどくさい。

 車を運転するときは、運転に自信がないのと、方向おんちなのとで、さすがにメガネをかける。すごくよく見える。むかしは、こんぐらい見えとったのに。
 車をおりてメガネをはずすと、くらくらする。なれてないからか。

 きょう、職場からの帰りに、歩いててふと横を見ると、空のひくいところに月がでていた。
 細い三日月だったが、ぼやっと二重に見えるんではなく、りょうはじが、ばさばさっとささくれてて、白いお花のように見えた。
 みごとでした。

2010年11月11日木曜日

仲里依沙さんのこと、アイドル、女優さん

 人の顔や名前が、覚えられない。
 みんなそうだという人もいるが、自分の場合は極端で、脳ミソん中の、そおゆう回路が切れてんじゃないかと思うことがある。

 家の外で、芸能人の話をしないようにと、家族から言われている。たいてい、違うから。はずかしいからやめたほうがええよ、という意味。
 モーニング娘で、すでについていけない。AKB48は、みんなおなじ顔にみえる。


 ミスタードーナツの前に、所さんといっしょに、めちゃめちゃかわいいお嬢さんが立っている。
 看護婦さんのようなかっこで。看板じゃけど。

 いつも、すげーかわいいけど、名のあるモデルさんじゃろか?、知らんヒトじゃけど、とか、なんとかして家につれ帰れんじゃろか、所さんもついてくるけど、とか考えながら、はいちょっとすいませんよ、と前を横切って店に入る。

 数日前のこと。
 ミスドの店のBGMを調べるついでに、この看板のお嬢さんのプロフィールをみてみた。

 みたことのない名前だった。ナカ・リイサさんか、本名なのに、名前覚えにくいな、漢字むずかしいし、と思った。

 wikipediaで、も少しくわしくみてみた。

 "ハチワンダイバー"に出ていた。
 結構おもしろくて、毎回というほどではないがみていた。
 メイド服の子が、めちゃかわいいと思った、覚えがある。

 "サマーウォーズ"で、おばちゃんの声をやってた。
 声だけなんでわからんでもしかたないが、映画館でみて、DVDも持ってる。

 "ゼブラーマン"。ゼブラクイーンの女優さんの衣装が、セクシーゆう記事を読んだ、覚えがある。

 "ヤンキー君とメガネちゃん"の花ちゃんだった。
 妻と娘が、夢中でみていた。
 ときどき横からみてて、メガネの花ちゃんが、あいきょうあってめちゃかわいいな、とは思っていた。


 ようするに、いろいろみてて、そのつどなんか思ったにもかかわらず、顔も名前も、まったく覚えてなかった、ちゅうこと。
 忘れてたんじゃなくて、はなから覚えられなかったらしい。


 そおかあ、花ちゃんだったのか。
 どうりでかわいいと思った。

2010年11月8日月曜日

ドナドナ

 おじゃる丸でおじゃる。

 ことしの祭りの、子どもみこしの主役におじゃる。

 パレードでは、みな、まろに目がくぎづけでおじゃった。

 おば・・・ぢゃなかった、姉(あね)さんがたが、こころをこめて、ひと月半もかけて、まろをつくってくれたでおじゃる。

 どうぢゃ、好(よ)い"をのこ"になっておるぢゃろう。
 まろに隠れておじゃるが、でんぼもおるでのぅ。

 ところで、このやうな、ヤネもミスもない車に、まろのやうな高貴なものをのせて、ここの男どもは、礼儀をしらぬものよ。いやぢゃいやぢゃ。
 まろのえぼしが、とんでしまうぞよ。

 これから、この車にのって、またべつのマチにゆくのぢゃ。
 べつのマチのお祭りで、子らのひく山車(だし)にのるのぢゃ。

 つぎのまろのでばんは、水ぬるむ春ぢゃ。
 しばし、昼寝でもするかのぉ。

2010年11月6日土曜日

で、神楽のさいごは

 さいごは、お約束の、「ヤマタノオロチ」、でした。

死ねない!

 神楽、「悪狐伝(あっこでん)」のラスト。
 客席を走りまわるは、はやし方の大太鼓のうえに立つわで、おお暴れした白いキツネが、武者ふたりにとどめをさされ、大きくのけぞって幕の向うに倒れこんで消える。
 キツネ退治がおわり、武者ふたりが優雅な舞いをはじめたところで、「もっと舞え」、ゆうことで、キツネが舞台にけりだされてくる。
 でまた、そーれそーれっ、とがんがん舞って、キツネ、切り伏せられ消える。
 キツネ、また転がりだされる。死ねない。
 キツネ、幕下のすき間からすべりこもうとするが、ぎっちりガードされててはいれない。
 これを何度かくり返すと、武者もキツネもへろへろ。
 はやし方が、そーれ、そーれ、とうながすが、がっくり下をむいたまま、肩で息してすぐには動けない。
 それでも、どんどん加速してゆく太鼓と笛の音(ね)にあわせて、舞いも加速してゆく。
 切り伏せられたキツネが幕の向うに消えたが、しばらくすると、がばっと、また幕が開かれた。
 すると、キツネが、舞台の真ん中でまるまって死んでいる。
 ゆうか、死ねないんじゃけど、キツネ、転がったままぴくりとも動かない。
 武者もへろへろだが、なんとか回復。キツネにけりを入れる。
 こんしんの舞いを、キツネと武者ふたりの三人で舞い、大きな拍手を受け、やっとキツネは死んだ。死ねた。
 武者が、四方をはらうような、優雅な舞いを舞い、演目をしめくくる。
 武者のひとりは、烏帽子(えぼし)がどっかにいっとったけど・・・。

ぶれいこう

 夜も8時をすぎたが、小学生の娘が友だちと祭りにいったまま帰ってこない。
 様子を見にいった。

 神楽のとこにいた。
 もう帰るか?、飯食わんか?、と聞くと、キツネのでるやつを見てから帰ると言う。

 キツネのでるやつとは、「悪狐伝(あっこでん)」。おなじみの演目。
 観客席のほうまでキツネが走りまわるので、子どもにはいちばん人気。

 (夜も遅いので)一緒におろうか?、と聞くと、「(ひとりで)帰ってください」、と言われた。
 ひとりさびしく、屋台を一周して帰ってきた。

 家には、中坊軍団が帰ってて、ゲーム大会。声、でけーよ。

 祭りの日は、無礼講(ぶれいこう)。
 夜遅くまで、小中学生が家に帰らんで、ぶらついていいことになっている。らしい。
 屋台が店じまいする時間になっても、小中学生が、しょざいなげに公園にたむろってたりする。
 祭りの高揚した気分がさめんで、家に帰れんのだろう。

まつりのひ

 きょうは、お祭り。

 家にいても、神楽の太鼓のおとが、どどん、どどんと聞こえてくる。

 悪ガキども(息子の友達)が、なんぞ集まってきて、リビングが、すごい人口密度になっていた。6〜7人はおるじゃろうか。

 毎年のことじゃけど、うちに集まって、部屋でTVゲームばっかしよる。ぎゃあぎゃあ騒がしいこと、このうえない。

 おまえら、祭りなんじゃけえ、はよお祭りにいけよ!


 やっとこさグループが動きだし、わいわいがやがや、と外へ出てった。

 家ん中が、いっきに静かになった。

 が、なんか・・・、留守番がおるし。
 ジャージで坊主頭の野球部が二人、残ってゲームしよるし。
 うちの息子は、おらんのじゃけど。

 「なんで留守番がおるんか」
 「あー、屋台に行かん組(が残ってる)!」

 さわやかに、にかっ、と笑って、中坊は言った。

じこ

だあれもこない、ここのブログなんですが。

ときどき検索かけて、おとずれる方があります。

googleで、”ギャクボール”の画像、と検索かけると、けっこう上のほうに、ここの『きょうはギャグボールで写真』の記事がひっかかってしまうようです。


 ギャクボールゆうんは、ゴルフボールみたいなボールのついたさるぐつわで、きれいなお姉さんが
これをつけられて、苦悶の表情、ゆうのがお好きな方がいらっしゃいます。SMでは、けっこうポピュ
ラーな小道具です。


 その画像(写真)をお探しの方が、間違って、ごくまれにですが、ここんちにこられているようです。


 で、わくわくしてきてみたら、”おっさんが歯医者に行ったはなし”、です。


 残念感いっぱい、ゆうよりは、怒りがこみ上げてくるかもしれません。


 『悲しい事故』、ゆうやつですね。

2010年11月4日木曜日

リアルしょうどう

 ギャンブルはまったくやらないが、オークションが大好き。
 オークションにギャンブル性があって、そこがおもしろいんだが。

 で、毎日、なんぞいいもんがないかと、オークションを、物色してまわっている。

 文化の日で祝日の、きのうのこと。

 午前中に、なんかひっかかってないかと、アラートをのぞいたが、おもしろいもんは、なんもなかった。
 アラートは、なん十件もしかけているが、なかなかお宝はひっかからない。
 現実に、存在してないかも、ゆうもんも、期待をこめてアラートにしかけたりするもんで、上限いっぱいでもう登録できません、などといわれたりする。

 午后になって、またソファーに寝そべって、アラートをみにいった。

 すると、ながくさがし続けていた古本が、ばばーんとひっかかってるではなひか。
 本は、宮本常一さんの、「私の日本地図4 瀬戸内海1広島湾付近」。

 すげー興奮して、すぐにそのページにいって、札をいれ、それからウォッチリストに入れた。
 自分が一番のりだったことに、すごい満足した。

 ふーっ、と一息ついて、またアラートのページにもどった。

 自分のさがしていた、"私の日本地図"のシリーズが、もう一冊ひっかかっていたので、どこの地方の話なんじゃろと思いながら、そいつをみにいった。

 すると、『開始価格:8,000円』、と書かれていることに気がついた。

 8,000円・・・。
 払えん額じゃないが、しゃれにならん。青くなった。

 薄っぺらな知識と、きわめて低いモチベーションの自分には、8,000円の価値がない。
 自分にとって、その本の価値は、そんなにあるわけがない。
 本に価値がないんじゃなくて、自分に8,000円の価値がない。

 残り少ない貯金のことを考えながら、すんごいびびりながら、札を入れた本のオークションをみに行った。

 『開始価格:2,000円』、と書かれていた。

 しんそこ、安心した。
 こんぐらいなら大丈夫だ、と自分にいいきかせた。


 でも、同じシリーズの本で、このスタート価格の差はなんなんでせうか。
 2,000円とはいえ、元値は500円台。自分が生まれたころの本の価格として、高いんやら安いんやら、まったくわからん。
 それに、このての古書は、きっちりと値段が決まっている。古書店のカタログには、値段なんぼ、と明記されているはずである。
 よって、そのまま無風状態で、自分以外だれも札を入れんままにオークションが終わるとはかぎらない。

 ずいぶんさがして、やっと見つけた本。ここで逃すわけにはいかねへ。
 オークション終了まぎわに、ライバルがあらわれたら、我を忘れそうで恐ろしい。

 何年か、オークションで遊んできて、やっとわかってきた"コツ"がある。
 それは、"負けるが勝ち"ゆうこと。我を忘れて、ムキんなって札を入れてると、とんでもない値段になる。
 それに、二度と出てこない商品はない。ずーっと待ってれば、またいつかは、必ず、いい値段で出てくるもんである。


 でも、ほしいもんはほしい。
 尊敬する先輩に、学生時代にいわれた言葉がある。

 「あとで買う本なら、いま買え!」

 実践しよったら、ぜったい破産するね。

2010年11月2日火曜日

なんにせよ、命をかけてはいけません

 土・日は、通常業務ではなく、イベントの手伝いで駐車場係。

 あさ、しらじらとあけてゆく空をみながら、集合場所へ。
 すいた道路を快調にとばして、西へ西へ。

 かんたんにミーティングをしたあと、こんどはバスにゆられて現場の駐車場へ。

 が、現場についてみると、おしごとは、"駐車場係"、ゆう平和なしろもんじゃながった。

 実態は、時速60kmから80kmで突進してくる、鋼鉄のけだもの(体重約1t)と、オレンジ色の棒きれ一本を武器に戦う、ちゅうエクストリームなスポーツだった。

 駐車場からイベント会場までは、道路をわたらなければならないが、駐車場の前後に横断歩道はまったくなく、歩道縁石の切れめさえない。
 道の制限速度は60km。高速道路状態でぶっとんでくる車をとめて、歩行者を安全にわたさなければならない。

 しかも、必死でオレンジの棒きれをふっても、車はとまるどころか、減速さえしてくれない。
 そおゆう車が、"まま"あるんじゃなくて、"多くがそう"。

 『警察じゃないんだから、車道に出て車を誘導してはいけません』、などと甘えたことをいうとる場合ぢゃない。
 歩行者がわたりはじめたら、なにがなんでも車をとめなければならない。
 こっちが誘導する前に歩行者がすい、とわたりはじめたひにゃあ、最悪である。
 命がけで、歩行者を守らねば、ゆう状態。

 けが人が出そう、ゆうのを一気にとおりこして、"死人が出そう"。

 車道に出て、必死で、ぶんぶん棒をふる。武器がたよりない。
 車、減速しない。そのまま自分(わたし)にむかって、ぶっとんでくる。
 がまんくらべか、根性だめしのように、車道でにらみあう。無謀である。

 (歩行者が)はやくわたりきってくれ、はやく、はやく!、ぢゃないと、わーしーがー、ひーかーれーてー、しーぬー、と心んなかで悲鳴をあげる。

 これ以上、車との距離がつまったら、自分にむかってくる車がスローモーションでみえそう、ゆうところで、っしゃー!、わたりきった!、と歩道にすいとよけると、その前を、やっぱ減速せんままの車が、がおーっ、と通りすぎる。

 これを、えんえんと繰り返す。

 交代して、はなれたところからみよっても、おーあぶねえ、と声が出る。
 減速せんままで、最後の最後にハンドルでよけよったりする。

 軽じゃろうが普通車じゃろうが、どの車もおんなじ。

 どこのおっさんじゃ、いまの運転は、と運転席をみると、おとなしげなお嬢さんだったりする。
 なんなの!?。

 どうもこの路線は、ブレーキをふんではいけないことになっとるらしい。
 それか、ここの道には、"げげげのなんとか"ゆうようなモノノケが住んどって、その妖気にあたった車だか運転手だかは、たけだけしいけだもののような心になってしまうんじゃろうか?

 地元の人に聞くと、「上り(路線)は下り坂になっとるんで、100kmでるねえ。」、とか。
 ふだんは民家も少ないし、道路を横断するような無謀なヒトはいないとのことだった。
 自動車専用道路状態。ようするに、高速道路状態。

 これを二日間やると、駐車場がせまくてパニック、ゆうのも重なって、もう、へろへろ。
 基本的には、ひまな時間が多いのに、いったん車やヒトが動きだしたら、もうアドレナリンがでまくり。
 休憩でイスにすわると、頭がくらくらして、地震で地面がゆれているような感じがした。

 そして日曜の午后3時すぎ、イベントの参加者たちを送りだして、二日間にわたった臨時業務終了。
 まだまだ走りまわってるスタッフをのこして、自分らは撤収。

 けが人も死人も出なくて、ほんと、よかった。
 自分、ひかれんでよがった。