2012年6月28日木曜日

さんざん

 午前2時になりなんとする国道は、がらんがらんだった。

その1

 にもかかわらず、いちいち信号にひっかかって、ぜんぜんスムーズに進めない。

 信号が青になって発進し、巡航速度になったゆうところで、すこし向うの信号が赤になるのが見える。
 いっこひっかかったら、ぜんぶかかるんかいなと思うぐらいだった。

 赤信号を、ていねいに拾って歩いてる気分だった。

その2

 国道に出てすぐに自分の後ろについたトラックが、やる気まんまん。べったりへばりついている。車内がべかべかとトラックのヘッドライトで照らされる。

 なんどか信号で止まってゴーを繰り返してるうちに、ついに切れたらしくて、パーパーとクラクションを鳴らしはじめた。

 たしかにクルマはボロで発進が遅いが、制限速度で走っとんのは、先の信号が赤になっとんのが見えるからである。

 で、次の信号で止まったときに、後ろでバシャッとドアの開く音がした。
 「あらまあ、来たでよ」と思っとったら、助手席側の窓から金髪のおっさんが顔出した。

 「わりゃ、はよ行けいや。どりゃ。」
 「ほなら抜かしゃあええじゃないですか」

 言いあいしとるうちに信号が青に変わり、トラックの後ろにいたシャコタンのセダンが、左折専用車線にはり出して左から抜いてった。
 それを見たおっさんがトラックに戻ってったんで、自分は発進した。

 金髪のおいさんはえらい勢いだったが、なんでかそれからは車間をとっておとなしく走り出した。

 そのうち自分は右折してトラックと分かれた。別れぎわにも、とくに"あいさつ"はなかった。

 なんじゃ?

その3

 国道をはずれて、いよいよ家が近くなった。信号はみんな点滅している。

 と、市道どうしの交差点の信号が生きとった。

 ここ(の信号)は夜でも死なんのじゃ、と思いながら交差点をゆっくり右折した。

 曲がり終わってミラーを見ると、車間ゼロでクルマがはりついとった。信号無視で交差点に直進で入ってきたクルマだった。

 深夜になると、いろんなクルマがおんな。疲れとるゆうのもあるか。

ごぜんさま

 ひさびさに、職場で午前0時を過ぎた。

 真っ暗な建てもんの中に、ひとりで残業。

 0時過ぎてすぐぐらいに電話がかかってびっくりしたが、だれが出るかい、つって出んかった。警備会社からだったかも。

 お客さんのくるとこは朝からエアコンをかけとったが、事務所は涼しい風が吹いてくるので窓あけて空調なしですごした。

 職場のみんなが帰ったあとも、"絶対に閉め忘れそうにないとこ"を選んで、窓をも一度あけて回った。

 ときどき霧雨みたいな雨が降って、ずっと涼しく快適だった。外が真っ暗になるまでは。

 日がかんぜんに落ちて夜になると、ちっこい羽虫が明かりに誘われてどんどん部屋に入りはじめた。

 害があるわけじゃないが、顔のまわりをぷんぷん飛んでうるさい。顔がこそばゆい感じがして集中できん。

 むー、じゃまくさいと思いよったら、ぶおーんと甲虫のたぐいが一匹入ってきた。

 こいつは自分のとこによってこんのんじゃけど、そのまま帰ったらセンサーを発報(はっぽう)させて、夜中に警備会社から電話がかかってきそうだ。

 がばっとイスから立ち上がって、虫とりアミを取りに行った。

 一時期、毎日のように事務所にスズメバチが入ってきたことがあって、ボスが家からアミを二本も持ってきとった。

 さくっとすくって窓から外に出した。カメ虫の仲間かなんかだった。

 ぶーんとアミから出てったのはよかったが、ブーメランのようにターンして、するりとまた部屋に入ってきた。

 くそっ、めんどうくせっ。

 そして夜も10時を過ぎたころ、いよいよ仕事が佳境に入る。ゆーか見たくもねへとこに入る。

 意味不明の大量の資料。

 疲れで頭がぼーっとなり、吐き気まではいかんがきぼぢが悪くなる。あきらめて仕事、続ける。

 0時を過ぎたころ、やっと最後の資料をコピーして、ファイルにとじた。

 机に戻り、端末落として帰えるべ、と思ったとこで目の前の電話がなった。

 げろっ、だれじゃ12時過ぎに電話すんのは。無視無視、と決めたが、相手さんがあきらめて電話が鳴りやむまで、じっと電話を見とった。

 深夜の電話なんかろくなもんじゃねえだろ。警備会社からだったらかわいそうなことしたが。

 警備をかけて、クルマを出し、駐車場の棒立てたら業務終了。

 24時間のファミレスで飯食ってこれ書いとんじゃけど、ひたすら眠い。

 あすも朝早いけえ、帰ってから風呂入らんといけんのよね。

2012年6月24日日曜日

視聴率が なんですか?

おくれおくれでNHKの清盛を見ている。
(ビデオがたまりまくり。)

ついに鳥羽院が亡くなったとこ。

つっこみどころが満載なんじゃろうけど、すごい面白く見ている。とくに絵が面白い。マチや、人や、その風俗。いまの自分の趣味にストライクなだけだが。

知ったげに、服装とか手に持っとるもんとか見て、「こいつ、神人か犬神人じゃろ」と、えらそげに言ってたら、後の弁慶だった。あり?

いろものぎりぎりになりそうなところを、むちゃ振りされた鳥羽院と崇徳帝(の俳優さん二人)が、びしっと、ぎううと締めている感じだった。息苦しくなるぐらいの緊張感。

当時、型破りのヒトだった後白河と清盛が、いまからどのように活躍してゆくのか、すごい楽しみ。

やっぱ西のもの、瀬戸内のものは平(たいら)側につかなければ。都のせまい世界はどーでもええんじゃけど、アズマエビスにおくれをとるわけにはいかぬぞよ。

ただ、”あそびせんとや…”の歌の使われようが、ちょい気に入らない。ドラマの中ですごく大事にされとるのはわかるんじゃけど、あの歌の、後生にまで思いをよせてるような物悲しいひびきが、薄らいでいるような気がする。

それと、それとね。これが一番なんじゃけど、”乙前(おとまえ)”が、なんで松田聖子なの? これだけはまじでかんべん。

やべてくれ、自分のイメージがくずれる。乙前だけぢゃなくて、乙前とそれを看(み)取った後白河の関係の叙情が…。

2012年6月23日土曜日

しょぼしょぼの 赤い目

 息子、ただいま帰還。おつとめご苦労。

 電車で爆睡しとったらしい。

 こんな幼稚なことで学校に連絡入っとったら、担任がかわいそうだ。

あおい はる

高校生の息子、いまだ帰らず。

学校の近所の公園で花火やってて、警察に補導されるの図。

夜にひゃーひゃー大騒ぎしとって、近所に通報されたんだろう。アホが。

帰宅はたぶん、11時を軽く過ぎるだろう。

ガールズ・コミック?

マチに家族で出かけた帰り、おきまりで本屋によった。

娘が買っとったコミックの一冊。

「まえから気になっとったんよねえ(これ)。」

娘が持ってたチラシに、"ガールズ・コミックのラインナップ"とあった。

"名門男子校・○○学園の入学式(中略)、○○と××と△△のカラダが女子の身体に変わっていた(中略)、思春期の(略)、…をみずみずしくえがく(以下略)。"

なんだ、腐女子向きっちゅうことか。

JR車内にて

 とーく とーく とーく

 ゆー めりけんず おーるうぇいず とーく

 "あいどんけー"

 そーじゃろう、そーじゃろう。

 つーか、おばちゃん、だれよりも声でけーよ。

2012年6月22日金曜日

はれた!

 はやくに目が覚めた。ゆうか寝られんかった。

 暑かったからか?、と思ったが、タバコ吸うのにベランダに出ると肌ざむいぐらいだった。

 きょうは、晴れてるぞ。

2012年6月19日火曜日

30歳こえたら 旧車のなかまに入れてもらえますか?

車検をお願いしてるクルマ屋さんから電話がはいった。

クルマ屋のおいさん:「エアクリーナのホースとボンネットリフトの部品、手に入りましたわ。」
わし:「おー、ほんまですか。えかった。」
おいさん:「そちらはキーシリンダ、手に入りました?」
わし:「オークションで入手して、もう自分で付けました。」
おいさん:「それじゃあ、○○日に(クルマの持ち込みを)お待ちしてます。」

クルマが車検まえ、ゆうだけで、こんなにドキドキしたりして盛り上がれるゆうのは、しあわせだわ。

どーせ30年過ぎたんだから(自分の代で20年)、ついでに行くとこまで行ってみたい。

いま一番怖いのは、"フルヤノモリ"でなくて(雨漏りは平気)、運転席・助手席の床が抜けること。ちゃんとメンテナンスせんもんだから、ボディーが土に還ってゆく。

それはそれで直せんこたあないんじゃけど、ボログルマに金かけるんは、さすがにちょっと心苦しい。

2012年6月18日月曜日

待望の ほんに待望の

 willcomのスマートフォンの実機をみてきた。

 ながかった。ながすぎる。もう出ることはないんじゃないかと思ってた。

 一度会社がこけかけたんだから仕方ないし、その間、音声通話の契約数をのばしてくれたんだから文句は言えん。

 息子の担任の先生は、「人類最後のwillcomユーザになっても使い続ける」ゆうたらしいけど、自分もwillcomから他社に乗りかえる気はさらさらない。通信スピードが遅いことも、すぐ圏外ゆうのも、致命的なこととは思ってない。PHS通信のみのスマートフォンが出たら、そく乗りかえたいぐらい。
 まあ、そんな端末が出る可能性は、万に一つもないが。

 で、デュアルとやらのアンドロイド機はどんなだったかゆうと、ぺったんこでした。

 暑さが、いま使(つこ)うてる昔のスマホの半分以下、どころじゃなかった。見た目、三分の一っちゅうぐらい。

 画面はでかいのに、厚み以外もちっさくて、いま使ってる端末より軽いはずなのに、ずしっと重く感じた。

 操作はかいもくわからんし(やっぱwindows機がいい…)、昔ながらのメールアドレスが使えんくなる問題とか、qwertyキーボードがどうでもほしいとか、いろいろこまかいことはあって、じゃあこいつに乗りかえよう、ゆう気にはならんかった。

 でもとにかく、willcomからスマートフォンが出たことに安心した。

 将来に、自分のケータイ生活に希望が持てた。おおげさじゃけど。

 5〜6年前の中古端末(同じ機種)を乗りかえ続けんのは、ええかげん疲れてきた。古いだけに、すぐに、かならず調子悪くなる。
 今回の端末にスライド式のqwertyキーボードがついとったら、気持ちがぐらぐらに動いとったかもしれんな。ついてなかったけど。

 それでも、もう電話はなんでもいいわ、ゆう気にはまだなれない。

2012年6月17日日曜日

欲求と モチベーション

 学校のある日は、なんど呼んでも起きんで、たたき起こす娘が、日曜なのに自分で早くに起きてきた。

 "宇宙兄弟"のTVアニメが気になって見たくて起きたんだと。

 いま、TVの前に前のめりのへんな正座みたいな格好で見よった。

 かんけーないけど、"宇宙鉄人キョーダイン"って、知ってる?

2012年6月15日金曜日

メールチェックは まいにちね

 とつぜん、メールサーバに入れんくなった。

 家族のメール設定をいじったばっかだったもんで、なんぞやらかしたにちがいないと思い、メール設定だのメールソフトの設定だの、思いつくかぎりやってみた。が、どうしても入れない。

 メールが送られてくると、ケータイに転送されるように設定しとったんじゃけど、ケータイにも急にメールが来んくなった。ぱったりと。

 これはへんだと思い、webメールで自分あてにメールを送ってみると、メール・デーモンさんからすぐに返事が帰ってきて、"すいませんが届けられませんでした"ときた。

 ほかのPCやケータイからも送ってみたが、結果は同じ。メーラー・デーモンさんに謝られるだけ。

 いよいよ対処方法が思いつかんくなって、最後にプロバイダのサポートに電話した。

 ほいでメールの状態を見てもらったら、1アカウントあたりの容量をオーバーして、サービスが停止されてたんだと。

 3カ月近くもほったらかしにしてたわしが悪いんじゃけど、メールはケータイに転送されてくるもんで、不便してなかったんよね。

 んじゃけど、その1アカウントあたりのメール容量ゆうのが、"30MB"。

 数百円で2GBのSDカードやUSBメモリが買える時代に、"30MB"ゆうのはちょいつらいっすよね。まあwebメールやらと仕組みが違うんだから、そんな大容量はいらんのじゃけど。

 そのうえ、容量超えたらいきなり停止っちゅうのは、ものっすごい男らしいサービスじゃった。

 郵便受けがぱんぱんになって、口からブツがはみ出るまえに(まちなかで時々見かける)、ちゃんと毎日回収しましょう、ゆうはなしでした。

2012年6月11日月曜日

ファーストフード店内で席に足をあげて化粧する脳

足はきれいにそろえてぴんとのびて、テーブルをはさんだとい面(対面)の座席の上にのってて、ストッキングをはいたつま先がぴんと天にのびてるのがよく見えた。

かちゃかちゃと武器を出して、スピーディーに仕上げておられる。顔を。

まつげを強化するブラシ?を手にしておられるなあ、と思ったら、つぎ見た瞬間にはもうおられなかった。テーブルはカラで、店内にはもはや気配なし。早っ!

で、どうゆう脳?

2012年6月7日木曜日

シェイク シェイキ

 仕事終わってからの、きょうのほっと一杯は、つべたいシェーキになった。

 コーヒーのマシンがメンテ中だったんじゃけど、仕事のかたづけで汗かいとったんで、冷たくてすげーおいしい。

 よるの空気は涼しいが、建物の窓を閉めて風が通らなくなると、とたんにむしむしと暑くなる。

 そんなかで体を動かすようなことをすると、てきめんに汗をかく。首すじのえりもとが、じとっとなって気持ちわるい。からだが汗くさくなる。

 遅番のときのさいごの仕事は、ハンドルぐるぐるまわして窓を閉めることなんすよね。がんばればがんばるほど、どんどん暑苦しくなる。体の中からも外からも。

 夏はどおなるんじゃろか。

あさっぱらから ヒャクトウバン

 通勤途中で、まさにいま事故りました、ゆうとこの横を通り過ぎた。

 自転車が横倒しになってて、横断歩道上に倒れた高齢者に、ドライバと思われるヒトが抱えおこして話しかけていた。

 最初気づかんで、ま横通って振り返ってから、やっぱ事故だわ、とクルマを路側にとめて110番通報した。

 あーだのうーだの、警察のオペレータの質問に答えながら、てくてく国道を横断して"現場"に近づいてった。

 自分が渡ったときには、お年寄りは歩道のエンセキに腰かけてて、ドライバーは路上のクルマを面したお店の駐車場に入れ直してるとこだった。

 お年寄りは、頭は打ったようだが、受けごたえがはっきりしてて、ドライバは若いお母さんだったが、こっちも思ったより落ち着いとった。事故ったあとの対応が、ちゃんとしてるじゃん。

 ケーサツに連絡したので、すぐに到着すると思いますよ、ゆうんと、警察からの伝言を伝えて、そこを離れた。自分のクルマのほうが、国道にええかげんに駐車してて、ものっすごいジャマになっとった。

 自分が国道を渡ったぐらいに、警察が到着して、さっそく対応をはじめとった。

 こっちに顔が向いたケーサツのおじさんがいたんで一礼をしといたが、「なに? あのヒト」ゆう表情でした。

思い込みと 偏見

 6月4日に広島第一劇場で舞台を見た、吉沢伊織さんと.香坂ゆかりさん。

 あんまり若くてかわいいんで、デビューしてそんなたってないのかと、勝手に思い込んどった。

 きのうふたりのプロフィールを見ると、5年、6年と舞台をふんでるベテランさんだった。

 いまもかわらない伊織さんのういういしさは驚きだった。あのすがすがしさは、これからもっとキャリアと年齢をつんでっても変わらんだろう。

 香坂ゆかりさんの、あの存在感は…、あんまキャリアと関係ないかも。グゥ様みたいだった(マンガ:"ジャングルはハレのちグゥ")。

 年に何回も行けるわけじゃなし、こんどからは、出演する踊り子さんのかんたんなプロフィールぐらい見てくようにしよう。

 ふたりの所属は、浅草ロック座と川崎ロック座。

 うん十年前、地方の小屋がアダルトビデオや他の風俗相手に、生き残りをかけてなりふりかまわず乱暴と言っていいような興業をやってるのを見に行ってて、はじめて浅草ロックを見たときは衝撃を受けた。すごい舞台装置に洗練された演出、踊り。こりゃ別物だと思った。

 自分の好きだったちょい下品なストリップはもう絶滅しかけじゃけど、ロック座はいまもがんばってて、地方の小屋も支えてくれてるような気がする。

2012年6月6日水曜日

びんご!

クルマを車検の見積もりに持ってったときに、メインキー(イグニッションキー)のシリンダーをハンドルのへんに固定する、プラ製のリングが割れてしまった。
若いメカマンが、力を入れすぎちゃったらしい。

”壊された”ゆうても、何年も前に、もともと自分が割ってしまったのを、そこの店が無理やりくっつけてくれてたもの。文句は言えない。

パーツリストで見ると(1983年刊!)、リング単体では扱ってなくて、キーシリンダーごと取り寄せんにゃあならんらしい。こりゃあ、どう考えても高くつきそう。

困ったときのネット・オークション、ゆうことでヤフー・オークションをはいずりまわってみたが、30年以上前のクルマのパーツが、そう都合よくあるわけがない。

そこで、ベテランの店員さんが、「あー、いまはこうゆう(キーシリンダーの)固定の仕方はしないんですよね。」と言ってたのを思い出した。パーツ表でも二種類のキーがのってた。自分のは56年式の最初期型で、古い形態が残ってたみたいだ。

で、だめもとで違う車種、それも昭和51年式の軽トラのキーシリンダーを落札した。同じスズキで、同じ昭和50年代の生まれだからイケルんじゃないか、という根拠のない希望だった。ものを知らないからだが、”奇跡を願う”ぐらいの気持ちだった。

んで、きょう品もんが届いたんじゃけど、祈るような気持ちでクルマに持ってってみると、なんとどんぴしゃ。ビンゴでした。
すんぷんたがわず同じサイズで、あらまあぴったり。

カミサマありがとう。車検前の入り用のときに、三分の一以下のコストで済みました。
やっぱ、日ごろの行ないじゃろか。きのうストリップ行ったばっかじゃけど。

2012年6月5日火曜日

おひとりさま ごあんな〜い

 めずらしく、ひとりでなく知人を連れて見に行った、きのうの広島第一劇場。
 ストリップに行ったことがないゆう、若い兄ちゃんを連れだって昼間にのこのこ出かけた。

 ひとりでも多くのヒトが、はまらんでもええから、たまに見に行くぐらいになってほしいとつねひごろ思ってはいるが、ものがものだけになかなか布教活動が進まない。
 さそってみても、それじゃあ、ゆう話にならない。まだ、もろ風俗のほうが若いヒトやらは乗ってきそう。

 けっきょく、風俗とかまったく興味のない兄ちゃんが行ってみたいと言ってくれた。

 ひとりで行ったときは、わしわし、ここここ、と自分のことばっかりではしゃいでるが、連れがおってしかも若くて初めての兄ちゃんだったんで、えらい気い使った(つもり)。がらにもなく緊張した。

 兄ちゃんの素朴な疑問に知ったげに答えたり、そういえばどうなんじゃろ?、と一緒に首かしげたりしながら、4時間以上を劇場ですごした。

 兄ちゃんは、「おもしろい演目の踊り子さんが来るときは、また来たい」と言ってくれたんでよかった。二度と来ませんときっぱり言われたら一番がっくしじゃった(言いそうなヤツだった…。)。
 おせじは言わんヤツなんで、うれしかった。

 で、舞台のはなし。

 きのう(6月4日)は、麻樹紫陽花さんと夏川あき嬢を見たくて行った。

 紫陽花さんは、日舞も洋舞もさらりときれいに踊れる人。日舞の足さばきはほんとにきれい。日舞と洋舞じゃあ立ち姿からして違うようなんじゃけど、どちらもあんだけきれいに踊れるゆうのは、単にベテランだからなわけはない。調べちゃおらんけど、どうゆう経歴のヒトなのか気になってる。
 おっさんの下品なはなしにつきあってくれるゆうのも大きなポイントじゃけど。

 夏川嬢は、かわらず元気で愛敬があって…、じたばたしていた。

 彼女は、"自分はこんなもんだろう"とか、"これをやれば客は無難に受けるだろう"ゆうのが全くない。
 見るたびに新しいことにがっつり挑戦しとって、感動するし、はらはらもする。

 また新しい"夏川あき"を見せてもらった。つぎがまた楽しみ。遠征に行けないのが非常に残念。

 公演は、以上のふたりに、まさにアイドルのふたりの計4人。いや、あきさんも若いんじゃけどね。

 若いこと、素人っぽいこと(だけ)を売りにするのは好きじゃないんじゃけど、アイドルふたりは、かわいいことはもちろんじゃけど(おにんぎょさんのようでした)、踊りの合間のファンとのおしゃべりが、すんごいおもしろかった。

 伊織さんのほうは、まじめさがにじみ出てるようで、ゆかり嬢は…、不思議なイキモノ出現!ちゅう感じじゃった(失敬)。おもしろすぎる。

 連れの兄ちゃんはやっぱあとのふたりが好きだと言ってたが、それは踊ってるほうもおんなじかもしんない。

 「なんか、おまえの前でだけ踊り(の時間)が長くね? なんかおかしくね? おっさんと差あつけてね?」と、おっさん(わし)は連れにさんざん言っておいた。

 まあ見るからに若くて、だれが見ても慣れてなさそうなのはそいつだけだったんで、特別に気い使ってくれたんかなと思う。

 若くてきれいげなほうがいいのは、男女とわずゆうことでせうか?

 この踊り子さんたちによる公演は、6月10日(日)までです。近くのヒトは、急げ!
 行ったヒトは、1回だけの公演で帰らんように。夏川あきさんは演目を変えてくるでよ。







1. 麻樹紫陽花
2. 夏川あき
3. 吉沢伊織
4. 香坂ゆかり

2012年6月4日月曜日

じこ

 はやめにJRの駅に着いて、ゆったりとコーヒー飲んでるわたし。

 んーが、さっき構内で放送かかってて、列車とヒトの接触事故で列車が止まってる模様。

 なんなんすかねえ。前回広島第一劇場に行ったときの、プリズン・ブレイク(&厳戒体制)にくらべりゃはるかにましですが。

 普通の交通事故だか飛びこみだかわからんが、とにかく、死人がでてなきゃええな。

 とにかくとにかく、どんなにひどい状況だろうが、生きてることが大事と自分は思うのであります。頭ではね。

わかもの

 きょうわ、観劇の日です。

 広島第一劇場に、わかいもん連れていってきます。

 とうてい、後継者育成とはならんだろうし、自分自身がそんなに小屋に行けてないけど、兄ちゃんが、"もう行かんでいいわ"でなくて、"また見に行きたい"になればええなあ、と思(おも)てます。

 有給とらせて見に行くんじゃし。
 (自分は週休。)

2012年6月3日日曜日

ちいきかつどう

ああ、掃除さぼりたい。

などとバチあたりなことを考えとったら、あさいち霧雨。そのあとぴーかん。

むしむしと暑い中を、水路んなかスコップ持ってはいずりまわる、ゆう楽しいお掃除になった。雨は余計なだけだった。

職場に帰ってから、さんざん洗ったけど、いまもほのかに手がドブ臭い。爪の中がとれないせいか?

お年寄りばっかりと思ったら、けっこう若いヒトも多くて、きりきりと動いていた。すばらしい。
せまい水路なのに、どっから入ったのかユンボまで出ていた。近所の会社が出してくれてるとのこと。すげー。

あさ8時から始まって、9時半ごろ終了。
まあ持って帰りんさいと、ジュースを二本ももらって帰った。あいざーす。

汗まみれ、泥まみれ。飲み物よりさきにタバコが吸いたかった。

アスファルトの上の水たまりでざばざば手を洗ってタバコを吸うと、とうぜん、ドブの臭いがした。

あめ

 雨が、しとしとと、降っている。

 しかし、こんな雨じゃあだめだ。

 もっと、どおっと土砂ぶりぐらいに降ってくれんと。

 あしたは、年に一度の自治会一斉清掃の日です。
 (クルマに長靴とポンチョ積んで出勤…。)

2012年6月1日金曜日

銘菓 老舗 おそるべし

 来週そうそう広島第一劇場に観劇に行くにあたって、踊り子さんにお土産をばひとつ、と地元の老舗菓子店に電話した。

 すると、当日は月に一度の平日休みとのこと。

 鮮度が落ちるがしゃあない、前日に買うか、と思ったら、前日も休みで連休とか。

 "できあがった瞬間から味がかわりはじめる"とうわさのお菓子のため、さすがに気が引けてべつのお店、べつのお菓子を電話して予約した。

 さいしょに電話したお店は、たった一種類の饅頭しか、お菓子を作っていない。メニューは、いっこだけ。

 しかも、作れる数が決まってるので予約しとかないと売り切れて買えない。

 だらーっと店頭にお菓子の箱が並んどっても、ぜんぶ予約じゃったりする。

 すごい思いきったビジネスモデル。

 つぎのお店のその菓子も、油断すると午前中で売り切れちゃうので、「予約してもらうと確実じゃね」、ゆうことになる。

 たかがお菓子、されどおそるべし。