2013年2月27日水曜日

ちょーのーりょく ですか?

 バレンタインデーが近づくと、根拠もあてもないのに、すごいミラクルなことがおきるんじゃないかと妄想がわきおこってたのは百万年前のこと。中高生ぐらいまでですな。

 それでも、おっさんになってからでも奇特なカタがおられてうれしいです。職場限定ですが。愛がある"事務レベル"ゆうとこです。

 で、なにがうれしいゆうて、お返しを考えるのがうれしいです。

 キトクな1名さまには、ホワイトデーを待たずして、用意したネタをお渡ししました。友チョコ状態でしょうか。

 ほら開けて開けて、とせかして、モノを見て、"なんじゃ、こりゃ!"と言われて、してやったり。やー、うれしいわ。よろこんでもらえて。

 もうひとかたはなんにしようか通販やオークションのサイトをぐるぐるまわって考えていた。仕事よりも家事よりもしんけんに。
 やっとコレにしよ、と決めたが、けっこうネタにしては高い。サイトをまわって安いとこをさがしたが、発売が古いせいでモノ自体がすくない。

 そこできゅうに思いだした。じぶんとこのマチのおもちゃ屋さんに、たしかあったぞ…。

 翌日のあさ、おもちゃ屋にまだあるか電話してみた。

 製品名を言って、特徴言って、そのシリーズが置いてあるとことは別んとこの高い位置にあった、とまで言うた。

 けっこう大きなおもちゃ屋さんで、ながいこと電話口で待ったが、"見つけられませんでした"、と店員の兄ちゃん。まださがしてみて、また電話してくれるとのことだった。

 数時間後にケータイに電話があって、"あ…、ありました"。

 われながら、すばらしい記憶力だわ(自我自賛)。そのおもちゃ屋には何カ月に一度しか行かんし、さいごに行ったのは家族用のクリスマスの仕込みんときだからふた月はたっている。もちろんそのしなもんに興味はあったが、買おうと思ったことはなかった。
 古い製品なので、何年も置きっぱなしになっとって、それを横目で見ていたものと思われる。

 このチカラが…、仕事とか家庭とか、建設的なことにいかせんもんだろうか? むりはしょうちで、そこをなんとか。

2013年2月24日日曜日

ヒーロー参上 新聞小説”紫匂う”


 もともと新聞小説を読む習慣はなかったんじゃけど、”親鸞”が活劇っぽくておもしろかったもんだから読みはじめた。

 つぎ(”正妻”)も、セックスレス夫婦の奇妙な信頼関係っちゅう感じでおもしかった。ラスト、殿様が泣きながら、叫びながらチャリこぐとこはよがったです。ほっとしました。

 で、つぎの時代小説がですね…。主婦のよろめき小説ですた。”よろめき”は死語か?

 主人公の武家の奥様が、もう、ばかばかばかばか! おまけにペアの幼馴染のお武家さまが、さらにばかばかばかばか。

 毎日、いらっいらしながら読んどった。主人公の奥様は、正義感はあるんじゃけど、典型的な直情型で、知恵がなけりゃあそりゃだめじゃろう、ヒトにまで迷惑かけるだけ、ゆう感じ。

 ほいでついに、おばかな二人はどうにも逃げられない絶体絶命の窮地になったわけであります。あー、もう。

 と、いうところで、さっそうとヒーローが登場。それまで地味に地味にえがかれてた奥様のご主人(お武家さま)であります。かっこえー、拍手喝さいです。”待ってました”、と声をかけたくなるぐらい。

 しずかで、ちから強く、知恵がありこころがある。しびれますな。

 この場面のために作者はいままでお話をていねいに置いてきたんだろうから、まさに自分は作者の手のひらでころころと転がされとるようなもんなんじゃけど、楽しくて気持いい。

 そっからは毎日またすげー楽しみで。朝の新聞が待ち遠しいっす。

 中途半端に知恵のついたガキのころは、勧善懲悪の水戸黄門やらばかにしよったけど、年とると、素直にわくわくするし、気持ちいいわ。





  ”紫匂う”
  作:葉室麟
  画:村田涼平

2013年2月16日土曜日

キャッツ

 息子が"キャッツ"を見に行く日、あさ飯を食いながら。
 がっこの授業で、芸術鑑賞なんだと。

わし:キャッツかあ。ええなあ、森三中。

息子:いや、そりゃ"キャッツ・アイ"じゃろ。

わし:そおかあ、森三中かあ。

息子:ちがうて、劇団四季の"キャッツ"だから。

 流れるように自然な会話(つっこみ)。ひごろの家庭教育の成果と思うんであります。

 で、見てきた感想は、"内容はようわからんかったけど、歌も踊りもスーパーじゃった"、そうな。

 ほんと、ええなあ。わしも見に行きたい。

2013年2月14日木曜日

日常

 自分が家に帰ると、娘が"いいもんある?"、と聞いてくる。

 それは、自分も読みたい雑誌やマンガやらを、きょうは持って帰ってるかと聞いている。

 あればわしよりさきに読みやがる。宿題がとちゅうだろうが何じゃろうが、興味あるとこを読みおわるまでは動かない。

 "あるよ"つって興味ない本だのを出すと、それはいいもんじゃあない、と言って、あっちへ行っちまう。

 ぼつりぼつりと、自分がオークションや通販で買った荷物がとどくんだが、これも一応、"いいもん?"と聞いてくる。自分はいっつも、いいもんと答えるんだが。

 きのうも包みがとどいて、封あけて中身を出すのを、娘は興味なげな顔で自分の前につったって見とった。

 中身は、TVアニメ、"日常のブルーレイ"。

 いっきにテンションが上がって、"ぃよっしゃあ"。で、ばしっと取って持ってった。

 とんびとんびで見ててすげえおもしろかったんじゃけど、自分が見たいゆうたらもう娘がビデオを消しとったりして、半分も見れんかった。すげーほしかったんじゃけど、全巻そろえるとべらぼうな値段になるので、おそろしくていままでガマンしとった。

 それが数日前、こころが弱っとって、衝動買いしてしまった。ポチっと。3巻ほど中古で。

 "よっしゃあ"じゃねえだろ、おめえのほうが小ガネためてんだから、ちったー出せ。

2013年2月8日金曜日

期間限定”黒糖ファッション”

 買い物帰りにお茶にすべえ、とミスドによった。

 コーヒーだけのつもりが、順番を待ってるうちに、あの、タマゴタマゴしたおいしいクリームの"カスタードクリーム"が食べたくなった。

 で、いざ順番がきて、おばちゃんに"コーヒー?(だけ?)"と聞かれたときに、"黒蜜きなこ"っぽい物体を発見した。そいつが、期間限定とやらの"黒糖ファッション"でした。
 とうぜん、それ注文。

 "黒蜜"ほどのインパクトはないけど、にがくない程度のほんのりした味と香りの黒糖がかけてあって、けっこうおいしい。化学反応ゆうたらおおげさじゃけど、ほほう、と気にとまるぐらいの味の変化があって、お得な気持ちです。
 オールドファッション自体がおいしいんだから、あんまりへんなもんをごてごてトッピングすんのは好きじゃない。"黒蜜"は邪道だわ。あれは自分には麻薬だ。

 はなしもどって、小学校の給食で黒糖パンがでる日はすげーうれしかった。最近の子どもらは、なんで黒糖が苦手なんじゃろうか? ふしぎだ。