2016年7月31日日曜日

“森山中教習所” 真造 圭伍 (著)

 映画化記念で買ってみた。"フンカ祭"がおもしろかったんもあって。

 初の単行本がこれというのに驚く。みっちりと計算された設定と、妙な間のある独特の空気がばつぐん。
 人物が、わき役の一人一人までキャラが立ってて笑える(または、笑えない・・・)。

 デビューして間もないころでこれなんだから、描きたいことがあって描く人なんだろうなと思った。

 ラストに向かって加速してゆくさまも、緊張感あって興奮する。

 氏のほかのマンガも読んでみたくなった。静かに公開されてる映画が、ヒットすることを願う。

 登場人物の一人一人がいとおしいが、一番好きなんは、ひたすら食ってるおかっぱの彼女です。



  "森山中教習所"
  真造 圭伍 (著)
  出版社: 小学館(ビッグコミックス)

2016年7月30日土曜日

れでぃ すてでぃ ポケモン GO

 ニュースでやたらやってて気になるせいか、マチを歩いててスマホをかざして歩いてる人がやたら多い、気がする。

 駅前を歩くと、ベースの兄ちゃんたちが、みんなスマホを手に持って見ながら歩いている。通りすがりにのぞきこんだが、画面は見えなかった。

 ふつうはポケモンGOの表示がひらがならしいんじゃけど、駅前近辺はなぜか英語表記だった。(娘談、高3受験生)

 うちの近所に帰ると、公園が多いせいでスポットとやらがやたらとあるそうな。
 公園のほかにも、お大師さんの祠だったり、石碑だったりとおもしろい。

 現実の世界が、仮想の世界と重なっている。なんだか、メガネの子どもたち(電脳コイル)の世界が現実になったようだ。

2016年7月28日木曜日

茶筒 蟲襖 (むしあお)

 巨大な茶筒がとどく。

 
 
 超でかい。



中身は?



 漆原友紀氏の画集アンド、コメント付きのパンフであります。



 絵は一枚一枚ばらばらであります。ほとんどが原画サイズであります。

 原画展に触発されて衝動買い・・・。オークションです。

 値段が安いので、印刷は高級複製画とまではいきませんが、紙の種類や厚みまで、原画と同じにしてあるそうです。えらい凝ってますね。

 原画サイズで氏の絵が堪能できるのはうれしいのですが、さて、この巨大な茶筒、一般家庭でどう管理したらよいのでせう。







  "蟲師 二十景 漆原友紀画集 蟲襖 (むしあお)"
  漆原友紀/作
  講談社刊


2016年7月21日木曜日

OS スタンバイ

 カミさんのミニが帰ってきた。

 とつぜん交差点でエンジン止まったりしよったんじゃけど、原因はよう分からんで、アイドリングストップが悪さしとるのかも、ゆうことだった。

 MTのクルマにアイドリングストップゆうのもおかしいが、まじでついている。シフトをニュートラルにしてクラッチをはなすとエンジンがストップする。これがクラッチ踏んだままでもエンジンが止まるようになった。

 で、修理は正規ディーラーに持ち込んで、”プログラムをリセット”して、”プログラムのバージョンをアップ”したら直ったそうな。それって、パソコンじゃん。

 クルマにコンピュータプログラムと言えば、”機動警察パトレイバー”の映画1を思い出す。

 ウィルスやプログラムのバグでクルマが暴走するとか、そういうことが起きそうな時代なんでしょうなあ。ま、人間が操作間違える確率のほうが格段に高いんだろうけど。

 クルマ屋さんは、”もう、わけ分からん”、と嘆いておられたそうな。自己診断プログラムみたいなんで、つなげば不調がたちどころに分かる、ゆうのはええことじゃけど、経験や力量で診断や修理ができんゆうのも、よしあしですな。

2016年7月18日月曜日

漆原友紀さんの蟲師の原画展にいってきた

 行ってきましたシロヘビの館。の、漆原友紀さんの原画展。シロヘビの生体展示とかの常設展を通りすぎて一番奥の小さなスペースに原画が展示されてた。








 ほんの十数枚の、ちいさな原画展じゃったけど、絵の繊細さに感動した。
 漫画家さんによって、カラー絵の得意不得意があると思うんじゃけど、漆原さんの場合は、デビュー当時からすでに絵が安定してたよう。水彩のような、にじみのある絵は美しかった。
 彼女の紡ぐものがたりと同じで、すこし物憂げな雰囲気が情緒をそそる。

 館はけっこうな人出だったが、原画展目当ての人でいっぱいという感じではなく、ふつうの観光客の方たちだったようだ。んでも30代ぐらいのカップルなど、蟲師を知ってる人がけっこういて、二人でマンガの話をしていた。"蟲師じゃん"という声を聞くと、自分までうれしかった。

 画集と原画を比較する展示もあって、じつは画集の絵は原画そのままではない、ゆうのがおもしろかった。

 ショップで販売してるオリジナルグッズは、クリアファイルのほかにポストカードがあって、気に入ったものを何枚か買って帰った。下の写真でシロヘビがあたまをもたげてるやつが、今回の原画展用の描き下ろしだそうな。
 ポストカードの種類が、こんごも増えていってくれるとええなあと考えながら帰った。原画展が終了してからも、ちょくちょくのぞいて見なければ。





2016年7月15日金曜日

レンタカー

 妻の機嫌がすこぶる悪い。ミニの調子が悪くて、修理からもどってこねえ。速度をゆるめるとプッスン、エンストするらしい。

 ドイツ人が作っても、ミニはミニいうことでしょうか? コンピュータ付きのデジタルなクルマはゼロ・イチで、調子が悪いけど走る、ゆうことがないらしい。その辺がローバー・ミニや2stジムニーと違うところ。

 わが家はもう一台クルマを飼っているが、これが家族で出かけるには役に立たない二人乗り・・・。

 というわけで、あすから出かけるもんで急きょレンタカーを借りてきた。すぐのすぐ借りられるクルマを、ゆうたら新車のマツダ・アクセラが来た。
 新車で傷一つありません、ゆう書類にサインさせられた。乗って帰ったらさっそく鳥のフンがボンネットに落ちとったけど。

 いいクルマなんじゃけど、よすぎてちょっとだまされた気分。3ナンバーでデカイ。スポーティーなエンジン元気でぐいぐい走る。バックモニターつき。わたしゃあ、使い古しのデミオでよかったんすけど。

 足は固めの印象なんじゃけど、乗り心地よかったら、うちの家族酔うんですよね。足まわりがちがちじゃないと。

 新車のにおいのする慣れないクルマ・・・。あすからのドライブがちょっと不安です。

2016年7月13日水曜日

7月11日 広島第一劇場

 閉館までのラスト何回かのうちのイチ。わたしのお姫さま、香坂ゆかりさんちを見にいったであります。

 香坂さんのとくに2回目の白いドレスは、まさにお姫さまでした。きれいじゃのお、きれいじゃのお。年とらんのお。いや、年はちゃんととっててきれいなのか。

 トップの沢村れいか嬢の"お祭り"の演目は必見。会場の盛り上がりと一体感は特別じゃった。沢村さんちが汗みどろなのもさわやかに感じられて気持ちよかった。前の席に座れば、汗のしずくを直接浴びることもできますぜ。

 すごかったのは、華月漣さんのお誕生日のセレモニーを、お客さんが企画してたこと。ケーキにクラッカーにシャンパンまで用意されてた。コップとクラッカーがお客さん全員に配られて、いっせいにおめでとうのクラッカーとシャンパンで乾杯。
 こんなんはじめて。粋なお客さんがいるねえ。わたしもシャンパンのおすそわけにあずかりました。いや、楽しかった。女性の客さんがえらく多かったのも雰囲気違っとったし。

 おまけにお祝いで牧瀬茜さんが来てて、ひさしぶりに話ができましたんです。閉館の話が延期になればいいねえ、さよならは言いたくないねえとおっしゃってました。
 8月最後には牧瀬さんも広島第一劇場の舞台に上がられるそうです。

 さて、8月最後に見に行けますやらどうやら。あと何回見に行けるやら、今回がラストになるやら。

 今回のきれいどころばかりの舞台は7月20日まで。お近くの方はぜひ!




07/11〜20
 1.沢村れいか
 2.華月漣
 3.香坂ゆかり
 4.榎本らん

2016年7月9日土曜日

"さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ " 永田カビ (著)

 だれでも多かれ少なかれ、生きづらさをかかえて、それでも毎日をやりすごしている。

 このマンガはノンフィクションだけど、作者の抱える生きづらさは、見てても(読んでても)こちらの気持ちが痛くなるほどだ。
 それでもほんの一息つくことができたんで、一歩前に出る体験をし、このお話が描けたんだと思う。

 怖いもの見たさで読んだ、"嵐のなか"の様子は、それはそれは気持ちが痛くて、じっくり読むのがつらかったほどだった。すこし読み飛ばし気味になった。

 お話の進め方はゆっくりかつていねいで、まわりの人に対する見方も攻撃的でなく好感がもてる。攻撃性がヒトよりも自分に向くタイプなんじゃろうか。
 ノンフィクションなんじゃけど、フィクションかノンフィクションかは関係なく、ヒトの気持ちに訴える作品にまとめたのはまちがいなく作者の力量と思う。

 まさに嵐のなかにいる人にはちょっと勧めにくい。毎日がんばってるけど少し生きづらさを感じてる人や、そんな人を支えてる人にお勧め。かわいいエガラでがっつりハードな骨太のエッセイ。いま話題の本です。

 大手からの出版で注目されたのではなく、webで発見されてたくさんの人の支持を得たのも面白い。




  "さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ"
  永田カビ (著)
  出版社: イースト・プレス

2016年7月1日金曜日

漆原友紀原画展

岩国市HP
https://www.city.iwakuni.lg.jp/site/shirohebinoyakata/13823.html

期間:2016年7月16日から9月19日
場所:岩国シロヘビの館
開館時間:9:00から17:00
休館日:無休
料金:入館料200円のみ

 お母さんの里が岩国かな、とは思っとったけど、ご本人が岩国出身とは知らなんだ。
 ぜひとも行かねば、とゆうより、通わねば!