2017年8月31日木曜日

ついに ころぶ

 PHS規格のさいごの日まで、この端末を使おうと思っとったのに、機種変更してしまった。ふつうの携帯電話規格のスマホにした。

 さいしょはDDIポケットからはじまって、Willcom、Y!mobileと、ずっとPHSを使いつづけてきた。むかしはPHSは貧乏人のケータイみたいに思われてたような気がする。女子校生がポケベルのつぎに持ったんが、PHSのケータイだった。女子校生らしき女の子から、連続で間違い電話がかかったりした。出たら、その都度"きゃー"、ゆうて切られたが。

 ケータイよりも通信速度も早くて、PCにつないで便利に使ったりもした。Casioの6インチ液晶ぐらいのPCと一緒に持ち歩いてた。モバイルはじめですた。通話品質はダンチによかった。いまはむかしの話。

 で、さいしょにPHSのスマホが発売されたとき、とびついてすぐに使いはじめた。電子手帳のPalmと二つ折りのPHSの2台持ちをやめることができて、ほんとに便利になったと思った。おまけに、ワード、エクセルが単体で使えるので、さらに便利。仕事の文章の下書き程度なら、十分に使えた。ハードウェアのスライド式キーボードを備えているのも大きかった。

 こうして、10年以上の長きにわたって、同じ機種(正確には兄弟2機種)を使いつづけることになった。長いようで、振りかえるとあっちゅう間だったなあ。

 とゆうわけで、ありがとうPHS(規格)、スマートフォンW-ZERO3。そしてさようなら。


多謝 2万5千ビュー

 いつのまにやら、いつのまにやらです。

 2万からがけっこう早くて、半年ちょいとびっくりのペースですた。なんだか、ごほうびをいただいたような気持ちであります。ども、ありがとうございます。

 つぎの目標は、投稿を1,000件ですな。不精なもんで、こっちはいつになるやら。ケータイを物理キーボードのないやつに機種変更してしまったので、それがいま一番の不安要素であります。

2017年8月26日土曜日

おとしもの ちゅうい

 高速道路にて。

 前走ってた車が、なんでもない直線で急にブレーキ踏んで避けてた。

 なんじゃ?、と思ってちかづくと、バーストしたタイヤが、べろんちょと車線の真ん中に落ちていた。

 落とし主の彼(または彼女)は、無事だったのでせうか。びっくりしたなあ、もお。

イッテ カエル

 あさ8時過ぎに家を出て、18時に家に帰りついた。本日は、恒例の松江往復4百うん十キロの旅であります。

 キャノンボールゆうたら大げさすぎるけど、運転の心もとないじぶんにとっては、けっこうな距離と時間であります。おかげでsmartの走行距離が、のびるのびる。

 松江までツーリングしに行った状態。松江の滞在時間は2時間強、6時間以上クルマを運転しとった。さすがにつかりた。smartもよくがんばりました。

 smartで中国山地を越えると、けっこういそがしい。6速に入れっぱなしっちゅうわけにはいかんで、わずかな上りや下りでガチャガチャと変速することになる。スピードに乗っとらんで上り坂になると5速に落とさんとのぼらないのは下が非力だからしかたないが、下り坂でマニュアル感覚でエンブレ(エンジンブレーキ)使えるのはありがたい。高速(道路)でブレーキ踏むのは好きじゃないんで。
 クラッチなしの2ペダルなんじゃけど、あいかわらず、ガチャガチャと手動で変速して走っている。注意散漫で運転に自信がないんだから、オートマで運転した方が集中できてええような気がするんじゃけど、やっぱガチャガチャせんと退屈でさびしい。

 がんがん飛ばして走るわけじゃあないので、自然と前後をトラックにはさまれる。後ろのトラックが車間距離が近くてびびる。踏まれそうで、なんだかイヤーン。トンネルであかあかと車内を照らされたりする。

 めずらしくPAでsmartを見かけてうれしかった。夕方の安佐PA。しかもうちのとおんなじぐらいの年式(ライトが涙目)。ガソリンつぐのに前後にならんだんじゃけど、マフラーが換えてあって元気のいい野太い音がしていた。小豆色のピカピカだった。九州ナンバーだったんで、その時間から関門海峡渡って帰るんじゃったんじゃろうか? 10年超(こ)しとるけど、まだまだ初期型のsmartも元気なようです。うちの子もがんばらねば。

 燃費はだいたい23km/L。エアコンつけっぱなしのわりにはよかったかも。屋根開けんで走ったから燃費よかったんかもしれんが・・・。天気は怪しかったんじゃけど、結果的には雨に降られんかったんで、やっぱオープンで走りたかった。高速だと、途中で止まって屋根閉めるっちゅうことができんからなあ。

2017年8月23日水曜日

おこらりた

 大学生になっても、夏休みの宿題はあるらしい。

 娘の宿題(課題)はかなりむずかしそうで、ほんまにできるんかいなっちゅうぐらいのものが出とるんじゃけど(模型の制作)、毎日ぶらぶら過ごしているように見えて、進んでるようには微塵も感じられない。

 じぶんが夏休みをとった日のあさ、カミさんが出勤するときに、娘は課題をやってるから(邪魔せんように)、とわざわざ言い含められた。

 その娘を遊びに行こう、ゆうて誘い出して猫カフェに行ったのがカミさんにばれた。

 "もうっ"、ゆうて次の言葉を彼女は飲み込んだが、表情は般若のようだった。面と向かって罵倒されるより怖かった。疲れきって仕事から帰ってきてコレだったので、よけいに腹たったようだ。

 あとで娘とぼそぼそと小声で反省会をひらいた。まー、行ったのはホンマだからしかたないな、で終わった。だってー、せっかくの休みじゃったし。


 



 
※まいどっ、"猫処 りとや"です

2017年8月21日月曜日

祝完結 "シュトヘル 14巻" 伊藤 悠 ( 著)

 はるばる来たなあ、と感慨深い。どころの騒ぎでなくて、鳥肌もんのラストだった。

 モンゴルの勃興とか、西夏文字とかの歴史と、タイムリープや生まれ変わりなんかの荒唐無稽な物語や、オリジナルの服装や武器のデザイン、人々の生活までが、みごとに一体となった、大(だい)大河ロマンでありました。フィクションなのに一話一話、場面場面にすごく重みがあった。想像(創造?)なのに、見てきたようにリアリティーがあった。

 人の思いと文字、ゆう太いテーマについて書く技量はじぶんにはないんじゃけど、長い話を最後までつらぬくのにふさわしい題に思えた。

 生まれたからには死もある。西夏文字も例外ではなかったんじゃけど、消えてなくなったわけじゃあなくて、いまに残っている。当時の人の言葉や思いをのせて。

 膨大な資料や強力な支援者があっての歴史的マンガと思うが、それらに押し流されるんでなく、じぶんのものとしてフィクションを作り上げるっちゅうのがこの作者の力量と思う。前の"皇国の守護者"も原作ありなんじゃけど、部分的には原作をこえるようなマンガだったそうな(原作は未読なので伝聞)。

 見事に完結してくれていたく感動したんじゃけど、同時に楽しみがへってしまった。いつも新刊を楽しみにしとったに。次回作を、はよ!

 ついでに、おまけマンガの居酒屋天国もよかったです。毎回、そして最終巻も。

 あーほんと、ええもん見せてもらいましたわ。



"シュトヘル 14巻"
伊藤 悠 (著)
出版社:小学館(BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

2017年8月17日木曜日

劇場アニメ "マイマイ新子と千年の魔法"

 想像以上に重くて、見ごたえあったけど、ものっすごい好きかと言われると微妙。見終わったあと、さわやかだけど、底抜けのすっきり感はない。少しせつない。
 子どもが明るく元気で、あーよかった、ゆうのを期待して見ると打ちのめされる。始終明るい中にも重い。人の生き死にがちらつく。大人が抱えているものに、子どもも無関係ではいられない。

 もちろん、子どもにも見てほしい映画じゃけど、いわゆる子ども向け映画じゃあなかった。昭和に子どものころを過ごしたオトナにぐっとくる。

 時代は、戦後がまだ残ってるころの昭和。じぶんの子ども時代よりはもっと前じゃけど、なつかしいものがたくさんあった。ものも風景も。風景でぐっときたのは、麦畑よりは社宅の方かな。労働者の町で育ったもんで。

 じぶんの育ったマチも、もう15年か20年早かったら、こんなだったかも。もっと活気があって、もっと猥雑だったんだろうなあ、などと思いながら見ていた。そのころは、まだそこいらに爆弾穴が残っとったんですが・・・。

2017年8月15日火曜日

実写映画 ”銀魂”


こわいもん見たさ半分で、"銀魂"を見てきたが、期待以上におもしろかった。原作かTVアニメを見てる人限定かもしらんが。

 基本、コスプレ映画のはずなんじゃけど、登場人物は違和感なくて、最初からこんな感じっちゅう気持ちで見れた。絵として似てるかどうかは別として。あー、例外はムロさんだけですね。

 宇宙人の造形の割りきりはすごくて、テレビの戦隊もの以下だった。マスクかぶってるだけですやん、ゆうぐらいにひどい。そのマスクもとってもちゃちい。マチとか宇宙船のCGとかも、こんなもんでええやろ、ゆうレベル。まあこんなもんでええんですけど。

 人の演技の方はすごくて、芸達者な人が本気で演技して、本気で遊んどった。みんな楽しそうだった。原作なみのノリで十分に楽しめた。

 見どころは、まじめな姉ちゃん役の菜々緒さんと、下品な宇宙人の娘役の千年ちゃんこと橋本環奈さん(ハシカン)のからみであります。会話もアクションもえかった。
 ハシカンの神楽(美少女宇宙人。ただし中身はゴリラ)は、いいもん見せてもらいましたわ。下ネタを連発し鼻ほじをするハシカンは、"必然性があったので脱ぎました"、ゆうて映画でヌードを披露する清純派女優なみのおもしろさがあった。"腹が気になった"(うちの娘)。

 できればこのメンツで毎年銀魂の映画やってほしい。90分ぐらいで、盆でも正月でもええから。やっぱ、銀魂の本編はギャグですわ。まじめなエピソードは番外編。

2017年8月13日日曜日

かぜぐすり

 遠方に住む息子が大風邪を引いた。熱が39度を超えているという。

 動けるようになったら薬を買いに行くか病院に行くかしろと言っておいた。しばらく死んだように寝ていたらしいが、なんとか起きられるようになって薬局で薬を買ってきた、と電話が入った。

 一人暮らしは病気になったときがつらい。動けるようになるまでは、飯も食えんで寝とくしかない。そうゆうときにかぎってだれもたずねてこない。

 2〜3んちたって帰省するのに迎えに行った。息子んちについたのは昼近くだったが、まだ寝巻だった。起きられるようになったと言ってたが、咳がとまらない。腹筋が痛いとゆっていた。声はガラガラで完全に変わっていた。

 ふと、息子が買った風邪薬とやらを見ると、ルル"のど飴"、と書いてあった。

 たしかに、風邪そのものに効く薬はないかもしれんが、のど飴じゃあ熱は下がらんし楽になるわけないじゃん。ハタチすぎてこれかい、と息子の将来がすこし心配になった。

2017年8月11日金曜日

GT-four

 レンタル屋からの帰り道。信号でならんだのは、ななんと、白のセリカGT-four!

 "すげーっ"、と思わず声がもれた。

 でっかい羽根を尻にしょっていたが、このクルマなら許される。のぶとい排気音を響かせていた。グラマラスなお尻がほんにかっこええ。

 運転してる人は見えなかったが、誇らしく思ってようし、さぞや愛情をそそいでることだろう。クルマはもちろんかっこいいが、いま、GT-fourに乗ってるっちゅうことがかっこいい。

わ し: これ、けっこう古いクルマなんよ。かっこええ。

娘(女子大生):(じぶんには)あんまり。所さんが乗っとるようなやつがええ。

 そりゃあ、クラシックカーでしょ。じぶんには四駆のセリカでも十分に歴史的なクルマなんじゃけど。

2017年8月3日木曜日

映画二本立て "ひまわりと子犬の7日間" と "きな子 〜見習い警察犬の物語"

 "ペットのいのちと向き合う映画上映会"、と題して映画会があった。派手に宣伝しとったわけじゃあないんで、見つけられて幸運だった。

 ひさびさの二本立て。むかしは、よほどの大作でもなけりゃあ、映画は二本立てがふつうじゃったけど、もう過去の話。映画は一本を、席まで指定して予約するもんになってしまった。いまでも"サンボンダテ"ゆうのが生き残ってますが・・・。

 ざっくり感想言うと、二本とも家族で安心して見られる映画じゃった。お話の進行も、結末も。

 ただ、"ひまわり・・・"は、えー、そんな結末でええのん?、ともやもやが心に残った。母子ともども救いたい、そりゃそうじゃけど、その方法じゃあダメなんじゃあないの?、とえらそうに考えてしまった。ほいじゃあ現実的に、どんな解決方法があったんかと聞かれると、答えに窮するんじゃけど。
 とまれ、犬猫の殺処分の話は現在進行形です。うちとこの県も例外でなく。そういう意味では、見終わってすっきりしたんじゃあ、映画の意義が半分になってしまうのかもしれない。

 "きな子"は実話の人気に便乗したアイドル映画っちゅう感じ。ただし、動物と子どもには勝てない。生意気な女の子の役がほんまにうまかった。映画公開から10年ぐらいたっとるんで、きっといまじゃあいい役者さんになっとるんじゃろう。

 どっちの映画も達者なオトナの役者さんが、主役やわき役をつとめて、びしっとシメとるんじゃけど、子役の演技や、なにより"演技する犬"の演技が際立っとった。CGで犬つくらんとできんのんじゃないかと思える演技を、みごとにワンコはこなしとった。舌をまいた、びっくらだった。

 見終わって、クルマん中でカミさんと感想をぺちゃくちゃしゃべりながら帰ったんじゃけど、ハッピーエンドのいい映画を見たわりには、なんだかいまひとつテンションがあがらんかった。とくに"ひまわり・・・"のことが、ぐるぐる頭からはなれんかった。