2017年10月25日水曜日

JAFモーターファン カフェミーティングin楠こもれびの郷

 約束の時間にちょい遅れて某家電量販店前につくと、おいさんは雨ん中傘さして待っとった。

 ドア開けてsmart に乗り込んだおいさんに、"これ、つこうてください"と、タオルを渡す。"あ、ありがと"ゆうて濡れた服をふきふきするおいさん。

わし :いや、いま拭くんじゃなくて、(クルマが)雨漏りしたらそれで拭いてください。

おいさん:いやいや、そりゃあクルマじゃないじゃろ。

 ゆう感じではじまった、JAFのカフェミーティングの一日。土砂降りにゃあならんかったものの、べったり雨が降り続いた、残念な天気だった。事故で通行止めになり、高速を途中で降ろされるとゆうおまけつきの、波乱の幕あけ。
 メンツはいつものおっさん二人。カミさんには、雨が降っとるからと振られてしまった。

 下道を通ったわりにはほぼ予定通りに会場に到着。雨ん中をスタッフさんが走り回って準備をしていた。

 で、恒例のウェルカムドリンクはこちら。


 インスタントでないおいしいコーヒーと、なんと、ウェルカム・ケーキであります。限定でケーキの提供があるとは聞いとったけど、想像以上にちゃんとしたケーキだった。おいしゅうて、おかわりしたかった。

 クルマのほうはキャンセルがあいついだそうで、ぱっと見渡せるぐらいの数しか参加がなかった。とうぜん、いつものスーパー7をはじめオープンカーは雨がつらいので少なく、イベント初のバイクも来ておられなかった。残念!


 そんな中でも、すんごいクルマがちらほら。やー、感動しましたわ。

 はじめて実車を見たサソリの124(アバルトのスパイダー)。マツダのロードスターと兄弟とはとても思えん外観。いっしょうけんめいスポーツちゅう感じの現行車のデザインを残念に思っとったんで、こりゃあかっこええわあ。ちょっとでかい。でかく“見える”。



 んで、まさかこんなクルマが、と絶句したんが、1960年代のムスタング(マスタング?)。なにからなにまでオリジナルとおぼしきその姿は感動もんだった。よくぞ雨の中を自走してこられました。とうぜん、乗ってた方もかっこよかったです。さすがです。




 で、いちばん見れてうれしかったんが80年代のセリカ。こちらは四国から自走してこられたそう。クルマは走ってなんぼじゃけど、ちゃんとオリジナルで維持して乗ってるのがすごい。ライトもちゃんと開閉してました。じぶんは2stジムニー(81年式)を、面倒見切れんくなって手放しちゃったからなあ。




 隣の兄ちゃんが乗ってたダルマのセリカからはじまって、じぶんにとってセリカはいつもかっこいいクルマの代表だった。

 ほかにも撮りそびれたけどシェルビー・コブラのマッスルカーとか、展示車じゃあなかったけどルノーのトゥインゴ(現行smartの兄弟車!)とか、おもしろいクルマが見られた。

 せっかく温泉があったんじゃけど、おいさん二人が、ずうっとクルマながめて話しとったんで入れんかった。会場はいわゆる道の駅じゃったんじゃけど、ひっきりなしにバスは来るしにぎわっていた。ご飯食べるとこも3つぐらいあって、買い物してすぐさようなら、じゃない工夫がされてた。建物も外構もすごいきれいだった。これで天気がよければねえ。
 つぎ行くときは家族連れで。ビンゴの景品は…、入浴券でしたんで。

 JAFのスタッフのみなさん、こもれびの郷の方、雨の中おつかれさまでした。つぎは周防大島だそうです。次回もぜひ!

2017年10月22日日曜日

ナスDと 精霊の森

 娘とカミさんが居間からいっしょうけんめい呼ぶので降りてくと、ビデオでTV番組を見ていた。海外で冒険するとかゆうやつで、ネットで話題になってた、絶対落ちない染料で顔はじめ全身が真っ黒(正確には紫。ナス紫。)になったディレクターが出ていた。

 アップが多いのが難点だったが、ただのバラエティー番組に思えんで、紀行物としてけっこうおもしろかった。もうちょっと引いて撮ってくれれば記録としてもええ感じに思えた。

 ペルーのジャングルの中の、先住民の集落に滞在しとったんじゃけど。先住民集落のいまが見られた。裸族が弓持ってる世界じゃあなかったが、古くからの伝統と現代の文明とのぎりぎりのはざまがおもしろかった。
 狩りの銃弾や燃料買って、そのための現金収入考えて。それでも狩猟や採集も残ってて、呪術師が尊敬されている。
 しかたなくなのか、選択して伝統を守っとんのか聞いてみたい。答えはないかもしれんが。

 で、ナスD(元ナスD?)が悪霊祓いをされてるとこ見てて思い出したんが、ジョン・ブアマン監督の”エメラルド・フォレスト”。すっごい好きな映画なんじゃけど、もう10何年見てない。ナスDも言っとったけど、いまでもそんな生活をしている人がいるかもしれない。彼のゆうとおりに、文明人が接触してはならない人々なんじゃけど。
 あーそれと、五十嵐大介さんのマンガ、”魔女”じゃね。亡き恋人のための弔い合戦をする呪術師の話。
 両方とも、森は背景ではない。

 外で風の音がしはじめた。台風が近づいてきた。

2017年10月19日木曜日

纐纈あや監督 記念講演

 

 

 ビッグニュースです。個人的に。

 

 "祝の島"や、"ある精肉店の話"を監督された纐纈(はなぶさ)あやさんが、講演をされるそうな。

 

じんけんフェスタ2017 in いわくに

20171121日(火)13時からシンフォニア岩国にて

記念講演:「いのちを食べて、いのちは生きる」

講演者 :纐纈 あや氏(映画監督)

 

 平日なんだよなあ、これが。有給休暇とってでも行きたいです。じかに見て、どんな話をされるんか聞いてみたい。

 

 入場無料ですぜ。

2017年10月12日木曜日

謎の組織とレジストリ

 中古で買った新しいタブレット?、ノーパソ?の設定がようやく落ち着いたところで。ロック画面の画像をなんぞお気に入りの画像に変更しようと思ったら、設定んとこが灰色になっとって、画像の変更ができない。

 いわく、”一部の設定は組織によって管理されています。”、だと。

 個人持ちのPCだし、わっちはどこぞの組織にも結社にも属しておりません。

 てなわけで、別の設定項目でなんかあるんだろうと、いろいろいじくってみたが、謎の組織に関する設定は見つからない。

 たかがロック画面。実害はないし、テーマはデフォルトのままで壁紙の変更もしとらんぐらいなんじゃけど、このままずっと変えられんとなると妙に悔しい。能天気な、夕焼けヤシの木のロック画面の画像が、急にうとましく思えてきた。

 怖いことせんでなんとか元に戻せんかとMicrosoftやBing、googleで調べてみた。怖いことゆうのはレジストリを直接いじること。素人が深いとこの設定をいじると、へたすっとPCがおしゃかになってしまう。

 が、けっきょくほかに方法なくて、レジストリエディタを使うことになった。見つけた情報ページを慎重に参照しながら作業して、あっさり復旧した。えかった。びびったわりにはバックアップもとらずに作業するというザルなわし。

 なんだか大昔、Windows3.1のころを思い出した。

 新しい部品をインストールするたびにパソコンが動かんくなって、起動のファイル(呪文の文章ですな。もち英字。)の行を削除したり、じゃかじゃか手書きで書き換えたりしとった。恐ろしいことをしよったもんだが、PCが復活せんかったら大変とか、大枚はたいた部品が動かんかったら痛いとかで必死だった。
 そのころにつこうとったDOSの説明書は、いまでもお守り代わりに本棚におさまっている。

 将来は、OSはROMの中とかに入って、こんげな苦労もなくなるんだろうと思っていた。そこまではいまでもなってないし、これからもなりそうもない。毎月パッチをあててるようじゃあ、永遠に無理ですわ。自動車がこんなだったら、欠陥品で訴訟もんだわ。なにより、10年たたずにポンコツになって使いもんにならんくなるんだからまいる。前のクルマなんか10年落ち買うて20年以上乗ったんだから、パソコンてクルマより高くて贅沢もんの気がする。

 Win3.1から20年以上たって、不満がなくなったわけじゃあないけど、パソコンも便利にはなった。英字の呪文をキーボードでじゃかじゃか打つようなことはないし、とりあえずブスっと挿したら大概のもんは動く。んでも、完全に道具にはなりきっとらん気がする。

 ぶじ、謎の組織の呪縛をまぬかれて、こんなことを考えてしまいました。

2017年10月10日火曜日

TVアニメ ”メイドインアビス”


さっき最終回、見た。

いちばんグロくて、いちばん感動的なとこを、家族でもぎゅもぎゅ飯を食いながら見た。



どうすんのこれ。まだお話がはじまったとこじゃん。つづきはっ? つぎはいつやんの? ああ、つづきが見たい。

 かわいらしい絵柄で、内容はハードなファンタジーか、はたまたSFか? かわいらしい絵柄にひかれて、まちがってお子ちゃまが見たら、がっつり心に傷が入りそうですわ。原作読んでないんでわからんけど、原作者は、設定やお話をすごい考えてから描いてるように思えた。思わせぶりなだけじゃあなく、ちゃんと先が期待できる感じ。だから嫌悪感をいだかずに見れた。


いろいろやばげなとこあったけど、原作もおんなじでしょうね。

血はともかく子どもの裸は、児童ポルノっぽいとみなされそうで、日本以外ではアウトかも。



テレビ版は全編とおして、ていねいな感じでえかった。絵もお話も。最終回のエンディングは、映画みたいじゃった。

ぜひぜひ原作のマンガが読んでみたくなった。で、そのマンガは…息子が買っとるんですわ! 残念ながらうちになくて息子のアパートにあるが。つぎの帰省んときに、無理矢理持って帰らせよっかな。

2017年10月8日日曜日

さかなで

 じぶんと娘が”僕の…”を見とる間、カミさんは”ユリゴコロ”を見ていた。帰り道、いたく熱心にカミさんが語っていた。

カミさん:あの映画はねえ、サイコパスの映画じゃないんよ。

わし:オクトパスゆうて知っとる? タコちゅうのことなんよ。

娘 :知っとる知っとる。

カミさん:・・・。

 ヒトが真剣に話(はなし)しとるときに、茶化してはいけません。

映画 "僕のワンダフルライフ"

 期待もお約束も、びたいちはずさない、超ストレートな映画。監督にいいように転がされ、泣かされた。そこが気持ちよかった。

 人の世はせちがらい。世の東西を問わず。もちろん、辛いばかりではないが、そんなピリ辛をきかせながら、ワンコは転生を繰り返す。あの人を求めて。そんだけでも、あー泣かせますな。

うちの娘:犬が死ぬたびに泣いた。

 まあそんな感じっす。

 見終わって、いちばん思い浮かんだんは"あの人の犬になりたい"の、"犬身"ですた(松浦理英子著) 。あーやっぱこうじゃないと、ゆうラストがとくに。性的な意味はまったくねえんですが。あの人を追いかけて転生してゆくとこは”千年女優”思い出したんじゃけど、やっぱ恋愛じゃないし。関係ないです。すんません。

 印象に残った絵は、年老いたかつての青年男女二人の、しわが刻まれた顔。よかったなあ。幸せな気持ちになった。デニス・クエイドさんは”ザ・ライト・スタッフ”のときは小僧のような顔じゃったけど、いい顔になったなあ。

 ラッセ·ハルストレムさん(監督)の映画はひさびさに見た。おなじワンコの映画じゃけど、"ハチ"は地雷の気がして、怖くて見んかった。今回は見にいってよかった。映画館で見れてよかった。

 ひとつだけケチつけるなら、あまった過ぎる(または能天気過ぎる)邦題でつね。まあ甘ったるい映画なんすけど。