2018年7月28日土曜日

ドドドカー

 メルセデスのクルマに乗りたいとは思わない。似合わないからだ。

 スリーポインテッドスターの輝く押し出しの強い(偏見?)クルマに乗るわたし、ゆうのもいやだ。

 でもこれは…、くっそかっこええ。クルマのメーカオプションであったら付けちゃうかもしんない。
  ふつうのベンツ、Cクラスでなくて、SLCとかのが似合うかもしんない。

 まあ、じぶんなんかが現金持って買いに行っても、売ってくれないような気もするざんす。


Mercedes-Benz C-Class JOJO concept

https://www.mercedesme.jp/jojo/

押し出しの強いクルマに、押し出しの強いマンガのコラボ。
超押し出しが強いっす。超暑苦しい。

2018年7月21日土曜日

ジムニーは あとにもさきにもジムニー

 ひさびさに休みをもらった祝日の月曜日。
 軽ジムニーのマニュアルの試乗車があるゆうんで、ヒロシマの西風新都に行ってきた。往復90km超…。

 ひさびさに間近で見たジムニーは、えらくでかかった。ほんの3年前まで乗っとったんじゃけど、昭和のジムニーに比べて幅や高さはあまり変わらんはず。よいしょっと運転席に登るように座ってた体の感覚が、もう薄くなったのかもしれない。

 見た目は、"おおっ、二代目ジムニーじゃん"とうれしくなるぐらいにそっくりだった。実際には初代をはじめいろんな世代のジムニーのアイコンが隠れてて、どの世代でも"ああジムニーだ"と感じるような仕掛けがデザインに入っとるんだそうな。

 運転した感じは…、ふつうでした。しずかで乗り心地がよくて、ふつうの乗用車として使っても、あんまりガマンすることがないんじゃあなかろうか。身長低い人はまさによじ登らんとシートに座れんが、それぐらい。

 操作系は、とうぜんのパワステは軽すぎずまあええか、いうところで、シフトはパコパコ感が減ってちょっとぐにぐにしていた。クラッチがどこでつながるんか、なかなか慣れんかったが適当につないでも、エンジンの回転低いままでも、ぎくしゃくしないで、、発進できて楽ちんだった。コースは郊外の道と住宅街で、びんびん飛ばすようなことはなくて、過給機の効き目を実感することはなかったが、ゆるゆる走って充分に気持ちよかった。上品なクルマに思えた。エンジン音が静かすぎて、ちょっと運転しづらかったなあ。

 "(先代に比べて)いろいろよくなってます!"

 と、助手席で営業の兄ちゃんは力強く言うてたが、じぶんの直接の比較の対象が、昭和のジムニー(しかも2サイクルエンジン)なんで、まったくわからなかった。ブレーキ踏んだらガソリンタンクがちゃっぷんちゃっぷん音するような車と、乗用車然とした立派なクルマ。タイムシフト状態ですな。

 帰り道は湯来町やら通って山の中を帰った。一か所大きなメインの道が通行止めになっとった。ちょいと迂回路があるようなとこじゃあないんで非常に困った。
 ナビが延々Uターンしろ(で元の道に戻れ)とゆうのを無視して、たぶんこっちだっ、とゆう方を勘で目指した。
 道はどんどん狭くなり、とうとう軽自動車、それも軽トラじゃないとつらいような山道になった。普通車で通れんわけではないが、気持ち脱輪するぐらい狭くて、両側はぼうぼうのヤブが道まで伸びてきとる。舗装はぼろぼろで表面は砕けてダートになっていて、ときどきじょろじょろ山からの水が道を横断している。

 smartのフロアがごんごん鳴ったり、道まで伸びたヤブを車体で押し分けて走るのがちょっとやだなあとか考えながら進んだ。結局、大竹に向かう道に戻れてさほど時間ロスもなく帰りついた。

 いまから20年以上前だが独身だったじぶんは、こんな道をわざわざ探して山の中をおんぼろジムニーで走り回っていた。クマに注意の赤い看板が懐かしかった。ぼろいのをいいことに、岩盤むき出しだろうが倒木の枝が道に伸びていようが平気だった。屋根開けて走りに行って、帰ったら"車体の中"にぎゅうっとキズが入ってたことがあった。

 じぶんのクルマを持つ、ゆうことはどこにでも行ける自由を手にするとゆうことだと思う。じっさいどっかに行くかは別として、その気分が手に入ることが大きいような気がする。
 四駆の軽ジムニーは、そんな自由を得た気分を加速する。どこにでも行けそうな気がする。
 ジムニーはやっぱいいですわ。とくに軽規格の方、ぼろければなおよし。


ボンネットのデザインは、まんま二代目に見えます


フロントグラスは、板ガラスではありまへんでした

2018年7月11日水曜日

天災は 忘れてなくともやってくる




76日金曜日、夕方から外局の当直の応援に出かけた。台風はおおきくそれとったが、まるで水の中をくぐってるぐらいのどしゃぶりで、おまけにいかほども進んでないのに検問に引っかかって通行止め。
ほとんど一本道なもんで、すんごくおおきく迂回してみたがそこも検問やってて行き止まり。脇道を探してやっとこさ目的地に着いた。

さいしょのうちは正直なめとって、あさ6時ぐらいにゃあお役御免でお家に帰れるかなあ、ぐらいに思うとった。ところが夜がふけるにつれて近所にどんどん土砂崩れの被害が出てきてたいへんなことになった。
そのうち役所から付近一帯に避難勧告が出されて、もう撤収するにできんくなってしもうた。どこが崩れとるやらわからんのに土砂降りの中、闇夜を走るわけにはいかない。

 まんじりともせず、ひたすら夜明けを待つ。明るくなるにつれ雨は少しましになってきたが、被害はどんどん広がって、ケータイはピロリンピロリンと鳴りっぱなし。あの音は初めて聞いた。

 あさ10時だかにやっとじぶんの職場にむけて帰るべく出発。いたるとこに大雨の傷跡が残っとった。で、また次々に通行止め。
 山道は突然ガレキの山のダートになったり浅い池になったり。はては山んなかなのに道に450cmクラスのでっかいコイがぼてぼてと落ちとったり。使った社用車が軽トラでよかった。
 錦帯橋のへんらではひどいときには道路をコイが泳いでたらしい。

 なんどか通行止めにあって迂回路探して、やっと主要幹線に入れたと思ったら、冒頭の写真の状態。
 片道1車線とはいえ、ここってうちのマチの大事な大動脈なんすけど。トンネルの入口は山に戻っとった。まるで道を作ってる途中みたいな。

 被害は甚大であります。