大地震からの復興を支援したいという目的のある映画なんじゃけど、文化や風俗の映画としてすごいおもしろかった。監督さんが来られてて、制作のお話とか聞けたのもラッキーだった。クラウドファウンディングとか、SNSとかを駆使して、いろんなことができたそうな。
耕して天にいたる棚田?、畑?とか、日本の原風景にもつながるような絵じゃった。もちろん、神々の峰はすごい風景なんじゃけど。ドローンでの空撮が、風景でも祭りの様子でもばつぐんにいきていた。
短い柄のクワとか、頭上運搬と背中にしょうのの中間のようなものの運び方とか、細かいところも気になった。祭りの様子もおもしろかったなあ。民俗っちゅうんですか。
地震直後の影響もあるとは思うけど、雰囲気が昭和30年代ぐらいまでの日本を思い出す感じじゃった。飯を食うのがせいいぱいのころの。
震災の重いエピソードはもちろんあるが、かわいそうな話と思って見るのはもったいない。いちどきりでは見きれない、なんべんか見たい映画。