2022年2月12日土曜日
白銀はまねくよ
さる2月6日の日曜日、冒険のたびに出かけた。思いは、せっかくsmartに冬タイヤはかせたんで雪を踏みに行こう! 長靴はかせてもろうたチビッ子が、水たまりに突撃するあれですわ。
国道186号を北上して、こきっと西に折れて県道119号を羅漢高原に向かうコース。前日チェックした羅漢高原を写した定点カメラは、ええ感じに銀世界だった。野っぱらも道も真っ白。
順調にR186をゆくが道は雪かきされとんのかほとんど雪がない。中国山地を上るにつれ、だんだん雪景色になってったが、路肩に入らんかったらシャーベットですらない。
ところがどっこい。国道から折れて県道119号に入ると様子が一変。クルマのわだちはあるが道路の黒が見えてない! 道もときどき離合できないほど狭くなる。
慎重に運転するが横滑り防止が働いたランプがパカパカつく。もうギアは3速までしか入れらんねえ。それでもときどきずりっとsmartのお尻が滑るんがわかった。
県道に入ってゴールの羅漢山のキャンプ場まではほんの10km。覚悟して入って、ずいぶんがんばって進んだつもりじゃったが、ついに終わりが来た!
えらく道幅広くとられた左急カーブ。ここでタイヤが空転して坂を上らんくなった。いったん下がって勢いつけたり、コース変えて直線状に上ろうとしたり、いろいろ行ったり来たり粘ったが、どうにも上れねへ。十分に踏まれてないふかふかの雪なもんで踏ん張りが効かねえ。最後はずりーっと坂の下までずり落ちて、くるりんぱっとクルマが反対を向いてしもうた。どうにも上れなくて、あきらめて撤退することにした。
県道に入っての往復では、ほとんどクルマとすれ違わんかった。でっかいランクルと軽トラの2台だけだったかもしんない。
ランクルはカーブだったせいもあって、船のように波を蹴立てて走っとった(もちろんほんとは雪)。"(テレビの)コマーシャルみたいじゃった"とは助手席に乗ってた娘の言。
軽トラは狭い道で、脇の空き地によけて待ってくれたが、ちょいとブレーキ踏んで減速するつもりが、smartくんはずざーっとスライディング。あれっ!? ABS効かねえじゃん! 直線でえがった…。
R186に戻って、行き道で寄った"ロックス・カフェ"さんに再び寄って休憩。
オーナー:お帰りなさい(笑)。
わっち:どうにも上れんで、羅漢山まで行けまへんでした。
家に帰ってから地図を見ると、上れんかった坂から羅漢高原まで、ほんの3kmの地点だったかもしんない。ちょい悔しい気がしたが、なんかの拍子に突破しとったら、その先で立ち往生しとったかもしんないのでいたし方ない。長靴で水たまりに突撃するチビッ子は必ず悲しい結末になる。クツのふちより深いとこで水入って、長靴をがっぽがっぽいわして帰るアレ。ほんとは勇気ある撤退でなくどうにも上れんかっただけじゃが。
雪景色を存分に堪能したし、スパ羅漢ではがっつり積もっとる雪で遊べたし、楽しい冒険でござった。つぎやって無事帰れる保障はないが…。
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