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2011年11月8日火曜日

2011年11月現在の到達点

 なんつーておおげさなんじゃけど。

 なんの到達点か、ゆうたら、寝どこのパソコン用"ごろ寝マウス"。

 トラックボール使ったり、レーザーマウス使ったりしたけど、けっきょくソフトウェア・キーボードがめんどくさくなった。

 で、中古で買ったのがこれ。黒い三味線バチ。

 けっかは、快適。
 これでスクロールの仕組み(トラックボールのまわりにリングがあるとか)があれば完ぺきじゃったんじゃけど、矢印キーで代用中。

 最初に刺したときも、ドライバーがいるだのめんどうなことは言われないで、ぶじワイアレス、オーケー。

 きほん両手で持つもんみたいじゃけど、キーボードを打つとき以外はひじ枕して片手。
 矢印キーを押すのはかなり無理があるが、まあがまん。

 文字を打つときは、やっぱり快適、快速。
 親指キーボードじゃけど、ソフトウェア・キーボードとはくらべものにならない。

 とうぶんは、これ以上のマウスは見つけられそうにない。

 だいいち、パソコン本体が3,000円ぐらいのオンボロなんで、もともと金かけるのがもったいない…。

2011年11月7日月曜日

ひこうきぐも

 てくてく歩いてると、飛行機雲が目にはいった。

 西のはてから、ぐるうっと頭のほぼ真上をとおって、東のはじに消えてた(または逆かも)。

 天球をまっぷたつにしたラインを、おおげさに頭をめぐらして見て、感心した。

 でも、よく見ると、その雲は二本で、南の方にさくっと一本、北の方にさくさくと三本、ほかにも空を切り裂くように飛行機雲があった。

 このマチじゃあ、飛行機雲なんてめずらしくもなかった。

2011年11月5日土曜日

鬱

いつから降りはじめたのかわからんけど、音をたてて雨が降っている。

まだまっ暗いときに、足がつって目が覚めたが、さーだかざーだか音がしていた。いまは、雨だれのぼたぼた落ちる音がする。

近所には縄が張られて、白い御丙(ごへい)がかざられ、ぱさぱさと音をたててゆれていた。星は見えないが、雨は降っておらず、すぐに降り出しそうな気配もなかった。
きのうは、よその職場に異動するヒトの門出を祝い、新たにむかえるヒトを歓迎する、お祝いの席だった。

送るヒト、むかえるヒトはもちろん、その席にいたヒトみなに申しわけないが。
おもしろくなかった。気に入らなかった。

もんすごく我慢して、二次会のおわりまでいたが、顔はへらへらしながら、心ん中は黒い暗いもんが、どろどろとうずを巻いてた。
いまは、頭がずんずん痛いのはおさまったが、どよーんと頭が重い。

気持ちは酔いがさめた分、いらいらし、怒りや悲しい気持ちが上がってきて。どす黒いもんがどろどろと心ん中を流れているんが、よけいによくわかる。涙が出そうなぐらいだ。
こおいうときは、もお寝るしかない。

眠いわけでも、寝込むほど具合がよくないのでもない。

ただ、暗い海に、静かに沈んでくように。眠りたい。

光も音も、いたい頭も足も、いまの気分・気もちも、暗い闇にとろけるように、消してしまいたい。

2011年11月4日金曜日

平日の スーパー屋上

 ある日のこと。「え、ほんまですか。どーもすいません。」てな具合に作業がすすんで、あしたの準備ができたので、「帰ってもええっすよ」と、部下の許可が下りた。
 というわけで、遠慮なく昼から帰らせてもらうことにした。

 弁当を持ってっとったんじゃけど、思いつきで、スーパーの屋上で食べて帰ることにした。絶景というほどじゃないが、そっからは、海やそのむこうの島々が見渡せる。

 よいしょっと屋上のドアを開けて外に出ると、大音量のシャウトが聞こえた。
 "なんか聞こえとるんかも"、ゆうあの姉さんだった。

 ちょっと遠回りに姉さんの前を通って、少し離れたコンクリの上に腰かけた。

 弁当を広げて、いただきますをして食べ始めた。その間も、姉さんの魂のシャウトは続いていた。シャウトの内容は結構つらそうだったが、服とか身だしなみはきれいで、"容姿:かまわない"ではなかった。

 空は、薄曇りゆうぐらいで、明るかったが、海近くの建物や遠くの島がかすんで見えた。

 姉さんのシャウトは、バラッドみたいな歌になっていた。メロディはともかく、ええ声しとるなと思いながら聞いていた。のどを何度かつぶしとるんかも。
 もと歌があるんだろうか?、エンドレスだから即興だろうか、でも即興にしてはきれいに歌になっとるな、などと考えながら、パクパクと弁当を食っていた。

 正直ゆうと、フルパワーでシャウトされてて、ちょっとびびった。まだ修業が足りてないようだ。

 屋上には自分と姉さんだけだったが、掃除のお姉さんが、シャウトの姉さんとコンクリにこしかけて弁当をぱくついてるおっさん(自分)の前を行ったり来たりしていた。

 シャウトの姉さんと、平日昼間に屋上で手弁当を食ってるおっさん。けっこう変わった人間だと思うんじゃけど、掃除の姉さんは、避けて無視するでなく、淡々と仕事をしてるふうだった。
 なにか思っとるんか、なにも思ってないんか。表情からは、まったくわからず。

 しばらく、ぼんやり空見たり、海見たり、叫んでる姉さんを見たりして、ぼーっと飯を食っていた。

 お弁当を食べ終わって、ごちそうさまをしてから、たばこに火をつけた。
 姉さんは、カチンカチンと、つぎつぎにたばこに火をつけながら、シャウトを続けてた。

 そのうち、若い兄ちゃんが3人屋上に入ってきて、離れたとこの灰皿を囲んで談笑をはじめた。

 つぎに、買い物をおえたばあちゃんがやってきて、シャウトの姉ちゃんと自分の間ぐらいんとこに腰かけて、たばこを吸いはじめた。

 いつのまにか、姉さんの魂の叫びがおわってて、じいっと立っていた。

 その間も、掃除の姉さんは、もくもくと仕事してて、自分やシャウトの姉ちゃんのすぐ前を、行ったり来たりしていた。

 しばらくすると、シャウトの姉ちゃんは、静かに屋上から出ていった。

 さて、この場の境界は、どこにあったのでしょう。

 弁当ぱくついてるおっさんと掃除のお姉さん。3人組の兄さん、静かにたばこ吸ってるばあちゃん…。

 人の数の問題なんか、距離なんか、密度なんか?

 とても興味深い。

 人数とかでなく、自分や掃除の姉さんに、なんかあるんだったら、またはないんだったら(シャウトの姉さんにとって)、チョットうれしい。

 まあ、過剰な自意識ではあるが。

けいさん

 きょうは、昼寝えしたから。

 いまから風呂お入って。1時すぎに寝ても、あした大丈夫じゃろ。


 (こんきょのない、けいさん。)

2011年11月3日木曜日

よりみち

 9時半過ぎぐらいか。仕事の帰り。

 コーヒーを一杯飲んで帰るべ、と思ってミスタードーナツによったら、ちょうど大掃除の日で、もう持ち帰りしかできないとのことだった。

 しゃーないのでちょいと歩いて喫茶兼ショットバーへ。

 店内はいっぱいとはいわんが、けっこうお客が入ってた。

 薄暗いのと距離とでよくわからんが、びっくりしたような顔でこっちを見ている客がいた。
 目をこらすと、15年ばかり"消息を絶ってる"友人だった。

 「お知りあいですか?」と店の嬢ちゃんに言われながら、さいです、とカウンターのとなり席にすわった。

 道ですれ違って声をかけあうことは何度かあったが、ゆっくり話すのは(飲みながら)、ほんと15年ぶりだった。
 おっさんふたりで、体重の話で盛りあがったのは年のせいか。

 むかしと変わらずヨタ話したり、いまどうなん?、とお互いの話をしたりしてるうちに1時間ぐらいたってた。友人はビールのおかわりをし、自分はコーヒーのおかわりをした。

 で、このショットバーに来たのは実は目的があって、それはお酒の空ビンをもらうこと。
 前に来たときに、"電気ブラン"があと一〜二杯分ぐらいしか残ってなかったので、つぎ来たときに飲み干して、ビンをもらって帰ろうと思っていた。

 カウンターにすわったときに、ありゃ?、いつもんとこにないわ、と思ってた。店の嬢ちゃんに聞くと、「マスター、マスター」と言いながら店の奥に行って、"電気ブラン"の空ビンを持ってきてくれた。
 自分がほしいと言ってたのをマスターが覚えてくれてて、空になったときにとっておいてくれてた。ついでに「狙ってるヒトがたくさんいたから」っちゅうようわからん理由で、別の空ビンもくれた。フラスコみたいにひらべったくて、ラベルの裏に、いかにもローマの遺跡です、みたいな競技場(闘技場?)の写真が、ビンの反対側から見えるように貼ってあった。お客さんの土産で、日本に入ってないだろうとのことだった。小さなマチのご当地もんだろうか?

 ほいじゃまた、と友人に別れを言って、お店のマスターとお嬢ちゃんにお礼を言って店を出た。

 祝日の前の日なんでそこそこ飲み客が歩いてたが、やっぱ少ないようで、そこここのスタンドのお姉さんが、店の前に立っていた。

 ずらずらとならんで止まってたりゆっくり動いてたりするタクシーを縫うようにてくてくと繁華街(飲み屋街)を歩いて、家路に向かった。

 手にお酒の空ビンをふたつ持って。

 なにやっとんじゃ、わし。

2011年11月1日火曜日

ばっとまん

 Wiiの投票チャンネルで、コウモリを最近見ていないというヒトが多いのにおどろいた。

家にあまどいもなくなったし、コウモリが住める環境が少なくなってきたというのは聞いたことがあったが、夏の夜の帰り道では普通に飛んでいるのが見えてた。

夜外出するヒトが少ないわきゃあないので、みんな空だのきょろきょろ見回して歩いていないということなんだろうか?

つーのは、前置きのはなし。

近所の店で本を買ったとき、店のおじさんがレジを打っている間、カウンターのうしろにずらずらっとならんだたばこをながめていた。

その中に、なつかしい緑色が見えた。ゴールデンバットだった。

「いっこ売りはめずらしいですね」、と言うと、「え? そう」とめずらしくもないような返事だった。

ゴールデンバットをいっこ売りしているということは、それをいっこずつ買うヒトがいるということで、さすがは労働者の町、と感心した。

感心したついでにいっこ買って帰った。

吸ってみると、予想どおりに、めちゃからかった。ぷかぷかと金魚みたいな吸い方に変えてみたが、やっぱりからい。つらい。
くちに葉っぱが入るし。

むかし両切りのたばこを吸うヒトは、テーブルとかでたばこをとんとんと叩いて葉っぱを少し詰めて、あまった紙の部分を平たくつぶしてたと聞いたことがある。

みんながみんなそうしてたとは思わんが、しぐさとしてかっこええなあと思う。

自分はめんどいんで、すぐにプラスチックのフィルターを買ってしまった。

かっこをつけるにはがまんが必要だ。たいがいは、やせがまんじゃけど。