2013年12月30日月曜日

おべんきょう の じゃま

 机に向かって勉強してた息子に話しかける。何?、ゆうて手をとめてヘッドホンをはずしてこっちを見た。

 "正月に、先輩んとこで青本やるらしいじゃ。"
 (青本:あおほん、共通テストの過去問です)

 "ん? ああ。"

 "先輩って、いい声しとって、さらりと長い髪しとんじゃろ。"

 "いや、先輩、男じゃし。"

 "モチベーションあがんな。"

 "モチベーションあがるかて聞いたの母さんだから。"

 "先輩とふたりきりかあ。"

 "いやほかにも来るから。"

 "先輩って、いいにおいすんですねえ。"

 "意味わからんし。"

 このへんで気がすんで、その場を離れた。仲いいもんどうしが集まって、勉強になるんじゃろうか?

2013年12月28日土曜日

むすめ サンタ問答のこと

 高3、中3とおおきく子が育ったわが家。ことしもサンタは定年退職とならなかった。わかりきってんのに息子も娘も、サンタがプレゼント持ってやってくると言いはる。世間の子らのように、プレゼントにあれほしいなどと言ってくんない。だからこまる。

 中3の娘が"クリスマスプレゼントに何たのむ?"なんちゅう会話に友達となったときは、さすがに"うちはサンタが来るから"、などよう言わんで、ごにょごにょとごまかしてるそう。

 べつに欲がないわけじゃなくて、欲しいものはたくさんある、すげー欲しいと娘はゆう。

 年があがるほど勝手にえらんで贈られるプレゼントは微妙になるはずなんじゃけど。

 具体的にこれほしいゆうて指定した方がええんじゃない?、と言うと、欲しかったいいものでも、あさツリーのとこに置いてあってだれのかわからんかもしれん、と言う。

 この時点でずいぶんずれてる気がすんだが、親子でいっしょに買いに行ったりしてるじゃん、と言うと。

 「ああそうゆうことか」

 「でもそうすると、父さ…、いや、サンタが選んだプレゼントをあけてみて、あーこーゆうもんがあったんじゃー、ゆうのがないじゃん」

 「おどろきとか感動がないっちゅうこと?」

 「あーそれそれ」

 なんか、ええ子なんかとぼけとるんかようわからんなあ。高3のヒゲがはえた息子もそうだから、家の文化なんだろうか?

 ちゅうわけで、サンタごっこはまだ続くっちゅうこと? もう完ぺきにネタ切れなんスけど。毎年ネタ考えんのほんとにたいへんなんスけど。

年賀状

 やっとこさ書き終えた。

 恒例の"サンタごっこ"と平行しての、ばたばたの作業。

 日本郵政が、"26〜28日の年賀状も、一日に届けられるようがんばります"ゆうてくれたのが、ほんまにありがたかった。

 これで一日に届かなかったにしても、とても文句は言えません。

 その言葉を公表してくれただけで感謝です。

 元旦に年賀状が届かだったゆうてたたかれたりするけど、自分にはどうも理解できんなあ。

2013年12月18日水曜日

ゲンセイなる チュウセンのうえ







 荷物の札をみて、やった、と喜んだが、景品がなんだったか思い出せない。

 で、開いてみたらコレ。

 んー、これが…ほしかったんかなあ。んー。

前世紀の遺物

 妻のクルマ、−天才イシゴニス先生の−、が今年何度目かの入院をし、代車でピカピカの軽自動車が来た。

 けさはとくべつ早く仕事に行かんといけんゆうので妻はばたばたと出ていったが、すぐ帰ってきた。代車のエンジンがかかんないんだと。

 イシゴニス先生のクルマはMT車で、かろうじてエンジンがインジェクション(ただしぼろい)。窓はレギュレータを手でぐるぐるまわすやつで、キーレスエントリーなどあろうはずがない。

 かたや21世紀の軽は、エンジンキーがない! ポッケにリモコン入れといたら、ドアもあくし、ボタンを押してエンジンもかかる。

 妻はクルマん中からお店に電話をして、指示を聞きながら悪戦苦闘したらしいが、あせりもあってかエンジンをかけられんかったみたい。しかたなしにタクシー飛ばして出勤していった。

 で、"くれぐれもさわるな"と妻は言い残してったが、さわるなといわれりゃあさわりたくなるのが人情ってもの。

 代車の軽に乗り込んでイグニションボタンを押すと、インパネが派手に光って、みょうなひと呼吸をおいてから、ぎゅぎゅぎゅぶおーん、とふつうにエンジンがかかった。なんだったんだ?

 バッテリーも異常なくて、妻がエンジンかけられんかった理由は…、ナゾ。

 前世紀の遺物は、クルマの方でなくて、電子制御のクルマについていかれん、自分らの方かもしんない。

2013年12月16日月曜日

老人力までいかんでも

 スーパー入り口のベンチにつっ立ってタバコを吸ってると、見知らぬばあちゃんに話しかけられた。

 "兄ちゃん、頭が金色に光っとるで"

 ばあちゃんは娘さんと二人連れでにこにこ笑っとった。

 白髪染めてるんでそこが光るんでしょう、と答えると、となりで黙ってタバコ吸ってた別のばあちゃんが、わたしも白髪が多くてもうゴマ塩なんよ、と言った。

 見知らぬもんどうしが軽くあいさつするようにひとしきり話をして、それからどうということもなく、会釈をしてひとりひとり離れてく。

 娘からは、"父さんはすぐ知らんヒトに話しかける"といやがられるが、おっさん、おばさんゆうぐらいまで年くったら自然にできるようになります。日常たのしくくらすコツであります。

 袖ふりあうもなんとやら。

2013年12月13日金曜日

アタリ?

 あたらしいタバコのビニールをくるくるっとはいで、フタをあけ(BOXです)、銀紙をとると、なぜか一本、フィルターの方でなくて、ばさばさと葉っぱがのぞいている。

 二十数年タバコ吸ってきて、こんなんはじめてですわ。

 りょうギリ状態かと思って爪ではさんで抜いてみると、ちゃんと反対側にフィルターがついてて、ひっくりかえっただけだった。

 びっちりきれいにならんだタバコん中で、一本だけ葉っぱがぼそぼそのぞいてるさまは、"ほら、これがアタリです"と言ってるようだった。

 さて、これは吉兆でしょうか、凶兆でしょうか?

 (こたえは、"どちらでもない"、です。)

2013年12月5日木曜日

カエルの子は

 "ほらコレ"と娘が見せたのは、生八橋の根付ストラップ。

 ほかにも半透明の棒つきアメだのがあった。マンガ"三月のライオン"の関連らしいが、読んでないのでネタがわかんない。

わし:"すごいようできとるねえ。ガチャか。"

 やわらかそうな生地の質感といい、中のアンの透け具合といい、ものすごいでき。

娘:"そうじゃろう。写真で見たときは黒すぎるかと思うたんじゃけど。"

 ひとしきり、ふたりで生八橋をほめる。さいきんのガチャガチャはびっくりするぐらいにリアルだ。

娘:"で、それいる?"

わし:"いるいる。でも、こんなんほんまにええの?"

娘:"あー、もういっこ(同じの)あるから。"

娘・わし:"…。はっはっはっはっは。"

 貴重な小遣いで…。バカですわ。