2014年1月2日木曜日

終末の フール・プルーフ on the hill

 表題には、なんのひねりもありません。ただ、ならべてみたかっただけです。すんません。

 年末のあさ。出勤でクルマを入れかえるのに、代車に乗りこんだカミさんがドアをあけて、恨めしそうな顔して手でちょいちょいと自分を呼んでいる。

 ああ、エンジンかからんのんだわ、と近づいてった。

 カミさんは、"ホラミテオクレヨ。ワタシャ、シジドオリニシテルジャナイノ。ナンデカカンナイノサ、ペペペペ。"と、まくしたてた。

 カミさんの足元を見ると、ブレーキでなくアクセルペダルを、べったり床まで踏んでいる。

 そりゃアクセルだがね、と指摘すると、がばっと足元を見て、へへへとごまかし笑いをしながらこっちを見た。

 新しいクルマはよくできている。ちゃんとしていると言ってもいい。エンジンかからんで、ほんとによかった。

 さいきん、クルマのアクセルを床まで踏んだことがありますか? わたしは毎日です。

 ながい上り坂。エンジンがブローすんじゃねえかと思うぐらいに3速でひっぱって、すかすかの4速(トップ)に入れる。あとはアクセルを床まで踏んで、ガンバレ、ガンバレ、とボロ車をはげましながら、坂の頂上をめざすのであります。

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