真にやむをえない状況に追いこまれたため、休日出勤。
駐車場につくと清掃会社のワンボックスがとまってて、定期清掃の日とわかった。忘れてたゆうよりは、覚えてなかった。
建物に入ると、大きな声で、おつかれさんですだのお世話になりますだの、あいさつしてまわった。存在に気づいとらんではちあわせしたらものすごいびっくりするだろうと思ったんで。清掃のチームはめずらしく女性ばかりで、ちょい華やかだった。
しばらくすると、リーダーらしき女性が、えらくかしこまって事務室に入ってきて、"申しわけありませんでした"。
あさセキュリティーの解除に失敗して、警備会社のパトロールが来てしまったそう。"今後このようなことがないように・・・"とヘイトウされて、こちらも、いえいえご心配でした、とへこへこ頭をさげた。
姉さんたちは黙々と真剣に仕事をしてて、人の気配が消えるぐらいしずかだった。
きゃいきゃいと女性らしい声が聞こえたのは、連れだって外に昼食食べに出たときだけだった。
夕方またきゃいきゃいと声がきこえて、清掃が終わったのがわかった。ヒト声かけてもらえるかと、わくわくして待っていた。
またしずかになった。
電話がなった。警備会社からだった。
"まだ建物の中にいるんですよね" "へ?"
お姉さんたちは、がっちりセキュリティーをかけて、帰ってしまっていた。わし残して。で、事務所でごそごそ仕事してたじぶんが、ばっちりセンサーにひっかかってたらしい。
そりゃあ、カッコよくもカワいくもないが、そこまでわしゃ存在感がなかったんじゃろうか?
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