子どもだけに読ませるにはもったいない、けっこうダークでハードな話だった。読みはじめるとひきこまれて、一気に読んだ。
ヨーロッパはドイツの時代物の話。徒弟制度。水車の粉引き。そして魔法と契約。死の影。そそるネタ満載。
下地になった伝説も読んでみたくなった。
ちょい訳が古い印象だったけど、抑えた感じはよかったかも。
既視感をもよおす、時間を隔ててるのに繰り返される会話がえかった。
お気に入りは、夢の中での魔法対決。
友人の大切な本を借りて読んだんじゃけど、これは買うべき本かもしんない。
"クラバート 上・下"
プロイスラー作/中村浩三訳
偕成社刊/偕成社文庫
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