2018年10月27日土曜日

考え方をかえてみた

 お世話になってる職人さんに2年ぶりにうちに来てもらったら、クルマがかわってた。すごくうれしそうだった。見せびらかすのに乗ってきてくれたんだが、ふだんの仕事でも使ってるとゆうことだった。

 まえは、"正しい日本人"、ちゅうかんじでトヨタのミニバンだったんが、ぴかぴかの二人乗りコペンになっとった。
 コペンはすごい人気で、新車は注文して何か月待ちとか聞いとったが、たまたま新車同然の限定車を見つけたんだそうな。内装もめちゃかっこよくて、バックスキンのレカロシートだった。

 "人生楽しまなきゃ損だ"、と考え方を変えてみたんだそうな。

 もう楽しくてたまらないっちゅう感じで、トップの電動開閉ショーまでやって帰ってった。

"これは荷物も乗るんですよ"と言うとったが、黒革の大きいカバンは助手席に乗せて、ジュラルミンのアタッシュケースだけをトランクに入れた。
 スムーズに流れるようにトップがたたまれてトランクに入ると、見ていたカミさんとじぶんが、"おおーっ"と声をあげた。

 銀色のアタッシュケースを囲んでぎっちりトップが入り、ちょっと斜め気味に入れられとったアタッシュケースは、横にも上にも一分のすきもないぐらいにぴったりだった。と、見てるとトランクのふたが閉まった。
 アタッシュケースはメーカの純正オプションじゃないかっちゅうぐらいにぴったしだった。とゆうか、もう手袋ひとつ入らんのじゃないか?

 さすがに恥ずかしいので街中では屋根は開けないそうな。もったいない…。休みの日には、海沿いを走って大島とかに行ってるとか。おお、おんなじですわとひとしきり盛り上がった。

 カミさんは静かに出入りして閉めればかっちりの屋根にいたく感心していた。

 "トンネルとか、もーうるさくって"

 ま、うちんはソフトトップですから。

 その職人さんには、"雨降ってなけりゃあ屋根開けちゃう人"に、ぜひなっていただきたい。道行く人にガン見されるのになれてもろうて。

2018年10月7日日曜日

無音のかまえ "三菱i-MiEV(アイ・ミーブ)"

 実物が走ってんのは初めて見た。家の近所じゃったんじゃけど、信号待ちから発進して走り去るまでをじいっと見、聞いてたが、すんごいですわ。まったくの無音。

 "信号待ちで止まっている。無音。"

 まあ、さいきんではよくありますな。ガソリンエンジンでも止まるし。

 "信号が青に。発進! 無音…。"

 まじで無音。プリウスのモーターだけの走行みたいに、キーンとかヒュイーンとかもいわない。タイヤの音だけがみじみじ聞こえて走り去る。すげー。しかも本気でアクセル踏んだら、たぶん超絶速い(楽しいかは別)。

 エアコン使ってたらコンプレッサーの音ぐらいするんかもしれんが、電気自動車が音しないゆうのはほんとじゃった。
 無音では近づくんがわからんから危険なのでは、ちゅう話もあったが、たしかにJR構内のお掃除の手押しカートみたいに、音楽鳴らしたほうがよいかもしれない。

 ガソリン炊(た)いて走るような野蛮なクルマが禁止になるのも、そう遠くない未来なんでせうか? 東本(はるもと)昌平氏のマンガでそんなんがあったけど("CB感。REBORN")。地下から掘り出してレストアしたバイクと、世界政府(中国っす)が追っかけっこする話。

 ガソリンつぐのになん十キロも走るようになんだろうな。あっ、そりゃあいまでも洒落にならん話か。地方(イナカ)では現在進行形。

 ちなみにi-MiEV(アイ・ミーブ)、さんびゃくまん円するみたいっす。どうりでめったに見んわけだわ。

BMW Isetta(改)

 pinterestのロボットにおすすめされた画像で、見た瞬間におお!と声が出たのがこちら。



 やっぱ写真も絵も、センスと手間ですわ。じぶんはこんなクルマに乗りたかったんだわ、と気づかされた感じ。

 モデルのisettaもじっさいこんな感じで、充分にマンガっぽいんじゃけど、頭の中のisettaのイメージを出力したら、よりらしくなってこんな感じ。

 ケータイのロック画面は速攻でこれになりまひた。塗装済みの模型を売っとったら、即ポチってしまいそうです。

http://richardclark78.blogspot.com/2013/09/1955-bmw-isetta-300.html
※勝手に張り付け…

2018年10月5日金曜日

無邪気

 日が陰(かげ)るのがめっきり早くなったきょうこの頃。いかがお過ごしでしょうか。

 きのうとおとついの二日連続、近所の児童公園の横を通ったら、きゃいきゃいと薄暗い中元気な子どもの声が公園に響いていた。ものすごい楽しそうだった。

 声の主は…、下校中の中学生女子。そろいのユニフォームを着とって、黒い巨大なボストンバッグは、なぜか一か所に線引いてそろえたように、何メートルにもわたってびしっと並べてある。先生が見たら褒められそうなぐらいにきっちりそろえて、隙間なく並べられておる。総勢20人は超えるぐらいおるんで、壮観なぐらい。

 女子たちは2~3カ所に固まって、きゃいきゃい言いながらブランコこいだり、シーソーに鈴なりになったりしとった。

 小さい中学校なんで、どのかたまりも学年がいり混じってるにちがいない。
 すげー無邪気で楽しそうじゃった。

 常勝の伝統ある競技の部活のとこなんで、日頃ゆるいことやってるわけはない。日頃はえぐいぐらいに先輩が後輩をしごいてる、かもしれない。ひとりひとりは親や先生にはとても言えない深い悩みごとを抱えてる、かもしれない。

 んでも薄暗い公園で小学生のように無邪気に遊んどるお子たちは、孤独な子は一人もおらんように見えて、ほんとに純粋にかわいい、毎日が楽しくてたまらない子どもに見えた。

 きょうはコンビニ寄ったんで公園のそばは通らんかったが、きょうもお子たちは公園に寄り道して帰ったんじゃろうか?