人間のどこを食べたいかというアンケートに、"松本清張のくちびるを、刺身じょうゆで食べたい"、と言ったヒトがいた。
で、映画の寄生獣は、よくできてたと思うが、正直ちょっと微妙だった。原作に思い入れがありすぎるとつらい。
とくに原作の"胸の穴"のエピソードは、もうすこしどろっとウェットな母親への愛の話だったように思う。映画はちょっと淡泊に感じた。
SFXの技術とセンスは抜群で、頭のくぱぁと戦闘シーンはまったく違和感がなかった。
深津絵里さんの役は、もともとがものすごいいい役なんじゃけど、それを鬼気迫る演技でリアルなもんにしとった。力技だった。
ああわしも、高校教師深津絵里先生に実験されたい。
橋本愛嬢は、まるで演技をしていないような演技だった。おもしろい子だ。
じぶんは、次回後編(完結編)も見たいと思っている。
すーっと胸に落ちるような着地を見せてくれた原作と、映画はどうおなじでどう違う着地を見せてくれるのか。それがたのしみ。
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