週刊アスキーに書評がのってた、犬の肖像写真の写真集。
動物の写真というだけであざといと思われそうだが、さらに施設に収容されている犬の写真。なかにはのちに安楽死させられた犬もいる。
いろいろな事情は後記のようにうしろにのってるが、それは見んこに、たたただ名前を見、その犬の肖像を見る。
もやもやとした思いはぬぐえないが、やっぱ犬はいい。モノクロの写真は威厳のある肖像画のようだ。毛並みやひげや、ひげの先についたよだれまでいとおしい。
アメリカの犬にはアメリカの事情があり、日本の犬には日本の事情がある。殺処分される犬が不幸なのはたしかだが、飼われている犬がすべてしあわせとも限らない。
そしてもちろん、犬以上の数が殺処分されている猫も。
ごく簡単にではあるが、日本の事情について、巻末でふれられている。
"シェルタードッグズ"
トレア スコット (著)
出版社: 山と溪谷社 (2009/1/21)
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