トイレの個室にすわっていた。
わたしは、時間を有効に使おうとスマホを取り出しスケジュールの入力をはじめた。
指でつんつんしながら打っていたが、押しにくかったんでタッチペンをスマホから抜き出した。
とたんに手がすべって、タッチペンはマタの間から便槽にぽたりと消えていった。
しばらく呆然としていたが、ふと立ち上がって便槽を見た。プラスチックのタッチペンが、便槽に刺さるように、斜めに浮いているのが見えた。
もうだめだ。わたしはあきらめて(お尻をあらい)水をながした。手をつっこんでタッチペンを救出する勇気がなかった。
10センチに満たないただのプラスチックの棒であるが、スマホが10年前のしろもんなんで貴重である。でもしかしでもしかし、勇気がなかった。
"あれほど、ながらスマホは危険だと言ったのに"
言ってないけど。
思った以上に落ち込んだ
注)そなえつけの紙以外をトイレにながしてはいけません
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