きのう、仕事で現場に出た。
手入れのとどいてない里山の中に、ため池がある。車をとめて、池まで歩いていくのが、うだるように暑かった。手にはカマを持って、棒きれひろった小学生みたいに、ぱしこぱしこ草をなぎながらすすんだ。
そこは、天国だった。なんの天国かゆうたら、"銀ヤンマ天国"。
わさーと飛んでるとんぼが、全部銀ヤンマだった。
興奮した。鮮やかなグリーンが、まぶしかった。
網がいったなあ、と思った。
で、きょうも現場。山カゲすずしい集落の里道へ。
きゅうな水路沿いに、里道を(ちょっとのぼると"山道")のぼったりおりたりしてると、目の前を、しましまが通った。
「オニヤンマだ!」
まわりがせくせくと仕事してる中で、ひとり空見て声をあげた。
やっぱり網がほしかったな、と思った。ぜったい取れんけど。
もう一周ぐらい回ってこんかときょろきょろしてたが、もっぺんおがむことはできなかった。
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