だれにでも、理屈じゃないこだわりがあるもんがあるだろう。
ヒトにとっちゃあどおでもええことじゃけど、自分の思いどおりでないと、えらい気持ちわるい。
自分が受け持ちの数少ない家事のひとつが洗濯。
洗濯機をまわすのは妻がするが、それをあさ干して、夕方乾いてから、たたんでタンスに片づけるまでは自分の仕事と思っている。
めんどうなんじゃけど、ヒトがすると、えらい気に入らない。
日曜日、家族全員が休みで自分だけ仕事。いつもよりあさのスタートが遅くて、自分だけがばたばたと出勤した。洗濯物を干してないのが気になったが、もうギリなんでしかたない。
んで、帰ってからのこと。
とりこんだ洗濯物を見て、なんじゃあこりゃあ、と思わず口にしてしまった。
シャツやタオルはしわしわで、形もくずれている。タオルなんかは台形だったりひし形だったりする。
「タオルが、四角じゃない」
「ヒトが干したのに文句ゆうちゃあいけんちゃ」
妻ににらまれた。
そこで、「あんたはヒトのことに文句ゆうじゃん。いっつも。」と口にしてしまったら、ゴングが鳴ってしまう。くわばらくわばら。
心ん中でぶつぶつ言いながら、ぎゆうぎゆうとのばしながら洗濯もんをたたんだ。
家事は段取りとスピードが大事である。ていねいならええっちゅうもんじゃない。
自分が洗濯干したら、えらい時間がかかる。色物はひっくり返して、ぱんぱんして、しわをていねいにのばして、などとやってたら、ほかのことができんくなるだろう。
いちいちシャツとか靴下とかひっくり返しとったら、たたむときにせんないじゃん、と何度も妻に言われている。
義務でやってんじゃあなくて好きでやってんだから、思うように、わしが気持ちいいようにやらしてくれい。
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