おくれおくれでNHKの清盛を見ている。
(ビデオがたまりまくり。)
ついに鳥羽院が亡くなったとこ。
つっこみどころが満載なんじゃろうけど、すごい面白く見ている。とくに絵が面白い。マチや、人や、その風俗。いまの自分の趣味にストライクなだけだが。
知ったげに、服装とか手に持っとるもんとか見て、「こいつ、神人か犬神人じゃろ」と、えらそげに言ってたら、後の弁慶だった。あり?
いろものぎりぎりになりそうなところを、むちゃ振りされた鳥羽院と崇徳帝(の俳優さん二人)が、びしっと、ぎううと締めている感じだった。息苦しくなるぐらいの緊張感。
当時、型破りのヒトだった後白河と清盛が、いまからどのように活躍してゆくのか、すごい楽しみ。
やっぱ西のもの、瀬戸内のものは平(たいら)側につかなければ。都のせまい世界はどーでもええんじゃけど、アズマエビスにおくれをとるわけにはいかぬぞよ。
ただ、”あそびせんとや…”の歌の使われようが、ちょい気に入らない。ドラマの中ですごく大事にされとるのはわかるんじゃけど、あの歌の、後生にまで思いをよせてるような物悲しいひびきが、薄らいでいるような気がする。
それと、それとね。これが一番なんじゃけど、”乙前(おとまえ)”が、なんで松田聖子なの? これだけはまじでかんべん。
やべてくれ、自分のイメージがくずれる。乙前だけぢゃなくて、乙前とそれを看(み)取った後白河の関係の叙情が…。
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