2012年6月28日木曜日

ごぜんさま

 ひさびさに、職場で午前0時を過ぎた。

 真っ暗な建てもんの中に、ひとりで残業。

 0時過ぎてすぐぐらいに電話がかかってびっくりしたが、だれが出るかい、つって出んかった。警備会社からだったかも。

 お客さんのくるとこは朝からエアコンをかけとったが、事務所は涼しい風が吹いてくるので窓あけて空調なしですごした。

 職場のみんなが帰ったあとも、"絶対に閉め忘れそうにないとこ"を選んで、窓をも一度あけて回った。

 ときどき霧雨みたいな雨が降って、ずっと涼しく快適だった。外が真っ暗になるまでは。

 日がかんぜんに落ちて夜になると、ちっこい羽虫が明かりに誘われてどんどん部屋に入りはじめた。

 害があるわけじゃないが、顔のまわりをぷんぷん飛んでうるさい。顔がこそばゆい感じがして集中できん。

 むー、じゃまくさいと思いよったら、ぶおーんと甲虫のたぐいが一匹入ってきた。

 こいつは自分のとこによってこんのんじゃけど、そのまま帰ったらセンサーを発報(はっぽう)させて、夜中に警備会社から電話がかかってきそうだ。

 がばっとイスから立ち上がって、虫とりアミを取りに行った。

 一時期、毎日のように事務所にスズメバチが入ってきたことがあって、ボスが家からアミを二本も持ってきとった。

 さくっとすくって窓から外に出した。カメ虫の仲間かなんかだった。

 ぶーんとアミから出てったのはよかったが、ブーメランのようにターンして、するりとまた部屋に入ってきた。

 くそっ、めんどうくせっ。

 そして夜も10時を過ぎたころ、いよいよ仕事が佳境に入る。ゆーか見たくもねへとこに入る。

 意味不明の大量の資料。

 疲れで頭がぼーっとなり、吐き気まではいかんがきぼぢが悪くなる。あきらめて仕事、続ける。

 0時を過ぎたころ、やっと最後の資料をコピーして、ファイルにとじた。

 机に戻り、端末落として帰えるべ、と思ったとこで目の前の電話がなった。

 げろっ、だれじゃ12時過ぎに電話すんのは。無視無視、と決めたが、相手さんがあきらめて電話が鳴りやむまで、じっと電話を見とった。

 深夜の電話なんかろくなもんじゃねえだろ。警備会社からだったらかわいそうなことしたが。

 警備をかけて、クルマを出し、駐車場の棒立てたら業務終了。

 24時間のファミレスで飯食ってこれ書いとんじゃけど、ひたすら眠い。

 あすも朝早いけえ、帰ってから風呂入らんといけんのよね。

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