コンビニで昼食を買った帰り道。バス停まえの植えこみに、三つ葉が茂ってるのが見えた。
"きっとあるはずだ"と、意識を集中して植えこみをじっと見る。
ひとつひとつを見てたんじゃあらちあかんので、ぼやっと広い範囲を見るようにして、不自然な形が、違和感として目にうつるのを待った。
植えこみのフチにひじをついて、じっと動かない。
すると、あった! 時間にするとほんの数分。ひとつの葉は小ぶりだが、たしかに葉が四枚ある。
なるべく根元の方から慎重にひっこ抜いて、だいじにだいじに左手につまんで、右手はコンビニ袋をぶらぶらさせながら職場に帰った。ちょいほこらしい気持ちだった。
この集中力を、仕事や家庭で活かせないことが、ひじょうに残念である。
この四つ葉は、あさクルマをぶつけたかわいそうな同僚にもらわれてった。
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