2018年6月23日土曜日

20年目にして四代目 スズキ・ジムニー

 いよいよ発売の四代目。世界中の人が待ってた(個人的な感想です)。

 初代と二代目の意匠を取り入れたっちゅうデザインは、かっくかく。ドアに外ヒンジがついとんじゃないか?、ゆうぐらいに先祖返り。歩行者との衝突安全に気い使うクルマづくりで、ようこんな形が通ったなと思う。
 めちゃめちゃかっこいいですわ、これ。いまどき新車発売のニュースでこんなに興奮することはない。まったく買う予定ないのに、カタログの予約をwebでしてしまった。お店に現車が届いたら、試乗もしちゃうかもしんない。

 三代目のすっきりスマートなデザインが好きじゃあなかったんじゃけど、それも20年経ってたゆうのに驚き。
 人気があるように思えるんじゃけど、たぶん開発コストの割には弾数は出ないんじゃないか。あんまり儲かるようには思えない。ハスラー出したからジムニーは出さない、ゆううわさがあったのもうなづける。

 ラダーフレームに切り替え式の四駆…。山にキノコ狩りに行くぐらいしか、性能を発揮できることはない。いちばん奧まで行けるクルマ。一般人にはオーバースペックじゃけど、一般人だからこそ、このクルマならオフロードが楽しめる、遊べる。
 ただし、油断は禁物。ジムニーがスタックしたら、ジムニーしか助けらんない。ほかのクルマはそこまで行けんのんで。人っ子ひとり通らん山ん中で、でっかい岩に乗っかってタイヤが4輪とも浮いたジムニーを1時間ぐらい掘ったり埋めたりして脱出したんは、いい思い出ですわ。

2018年6月16日土曜日

 こんな夢を見た。

 じぶんは建物の中とも外ともわからないところで、一生懸命虫取り網を振るってた。

 相手はじぶんの親指ほどもあるオオスズメバチ。

 思ったより簡単に網に入ってくれるのだが、なぜか網の目が魚をすくうやつのように大きくて、スズメバチはするりと出てきてしまう。

 "こわいこわいこわいこわい"

 "お願いだから、怒らんといて お願いお願い"

 声には出さんが、心の中ではずーっとぶつぶつ言っている。

 ありがたいことにハチは攻撃を受けてるとは思ってなくて、優雅にゆっくりと飛ぶ。
 だからすぐ網に入る。網をひねったりしてなんとかからめとろうとするが、それはかなわない。それを延々と繰り返している。
 耳だけでなく体にも響くような、野太い羽音がしてるはずだが、音は聞こえない。

 そんな怖い思いをして、なぜ網を振ってるのかはわからない。外に出したいのか、捕まえたいのか。

 けっきょくなぜそういうシチュエーションになったかわからず、その後どうなったかもわからなかった。

 よくある逃げてる夢ではなく、反対に勇敢に網を振るってるが獲物を追うハンターのような、高揚した気分にはほど遠い。ひたすら、こわいこわいこわい…。
 どおゆう夢だったんでせう。

"IT(イット)"と"ペット・セメタリー"

"ぜんぜんこわーないし。スタンド・バイ・ミーみたいじゃったよ。"

 けっこうおもしろかったと息子が言ったんで、"IT"を借りてみた。ついでにスティーブン・キング氏つながりで、"ペット・セメタリー"も借りて帰った。

 "IT"は確か、古いほうの映画も見たはずなんじゃが、まったく、内容を覚えてない。どーなんでしょう、おもしろかったかどうかも覚えてない。いっときスティーブン・キング氏原作の映画を続けて見た時期があった。

 んでまず"IT"のほうは、ふっつーにホラーじゃった。
 いまどきの映画なんで、SFXばりばりなんじゃけど、がきんちょどもも含めて、人の演技で見せる、ちゅう感じじゃった。がきども、うますぎる。見せる人間ドラマで欠点つったらヒロインの少女役が老けとるちゅうことぐらいだけだった。で、主役の殺人ピエロ(映画ん中ではクラウンつってた)はもう、ひとりSFX状態。あとで特典映像見たら、CGと思いよったシーンが生だったりして二度びつくり。演じる俳優さんはジム・キャリーじゃないかあ思うた。ようするにめっちゃ器用。

 お話はひたすら暗い。少年ひとりひとりの暗くて重い人生をていねいにやってて、なかなか殺人ピエロは出てこない(そこがいい)。

 感動しちゃいました、ゆうほどじゃあなかったが、期待以上にはおもろかった。呪いっちゅうかナゾの話は正直よくわかんねかった。
 最後のメリーゴーランドみたいなんの絵と、最初の小さい男の子と下水溝から見上げてるピエロの会話のシーンは忘れられない。とくに会話のシーンのほうは、生の人の力で絵がていねいに作られとって、ほいで二人の演技で見せるっちゅう、怖くて美しいシーンじゃった。

  "スタンド・バイ・ミー"(の映画)になりたかったんじゃろうなあと思いながら見たが、たしかに近い、惜しい!

 この映画に限ったことじゃあないんじゃけど、最後に敵をぶち殺してめでたしめでたし、つうのがどうも馴染まん。一神教って、こんなもんなんじゃろうか。

 で、"ペット・セメタリー"のほう。

 見るのは30年ぶりぐらい。はっきりくっきりした明解なストーリーで、起承転結の効いた短編いう感じ。内容は実は覚えとらんかったんじゃけど、おもしろくって好き、ゆう記憶があった。一番好きなんは、崩れた顔の幽霊さん。すげーいい人で笑える。
 覚えとらんかったがスティーブン・キング氏がさらっと出てたんも笑えた。すげー若かったです。

2018年6月3日日曜日

キャメルふたたび なのか?

 知り合いからたばこのキャメル・シリーズが復活するらしいと聞いた。

 調べてみると、ほんまでよ!

「キャメる?」
ラクダのアイコンでお馴染みのキャメルから380円新商品
「キャメル・ライト・ボックス」「キャメル・メンソール・ライト・ボックス」
2018年6月上旬より全国で新発売"

https://www.jti.co.jp/investors/library/press_releases/2018/0423_01.html


 キャメルを吸ってた期間は長くって、最初はキャメル・マイルド、でつぎにキャメル・ライトだった。たしか先に銘柄の整理でライトが廃版になった気がする。それでもキャメルのシリーズを吸い続けとった。正確には覚えとらんけど軽く20年以上は吸ってた。家族やたばこ吸いからは"臭い"つって嫌われたが。

 転機が来たのは3.11。震災でJTの多くの銘柄の供給がストップした。その中にキャメル・シリーズもあった。東日本に生産拠点があったんかな。日本のキャメルは実は輸入品でなくって、JT(日本たばこ)がライセンス持ってて作ってた。

 食に特別こだわりがなく(基本びんぼう舌)、ビールと発泡酒の区別も分からんぐらいなのに、たばこだけはどうしてもほかの銘柄がまずくて吸えなかった。
 そんなわけで心底困った。近所中を駆けずり回ってはてはヒロシマ近辺も探して在庫をかき集めてしのいだ。名付けて、"キャメル難民"。が、とうぜん長くは続かんかった。それからはいろんな銘柄を試して漂流状態。香りに癖のあるヤツを片端から試した。
 ほいで数か月かかってやっと落ち着いたんが、いまのキース。たどり着いたんは甘い香りのリトルシガー(紙巻きでなく葉巻)だった。

 途中白黒のキャメルが発売されたりしたが、こりゃ違うゆうもんで、もうJTはライセンスを手放してくれんかなあと思ってた。JTがライセンスを持ってたんじゃあアメリカとかからの輸入物も自由に入ってこれない。

 そんなことを考えることもなくなったいまんなってキャメルが復活。味や香りはどうなんでしょう。期待と不安が半々。パッケージを見ると、あれ?と不安を感じますが…。(キャメルなのに黄色くない!)




 写真の左二つは旧キャメル。なぜか一箱ずつ封を切らずに持っている。
右二つはキース・マイルド・アロマローストで、右側が最近変わった新パッケージ。


2018年6月2日土曜日

営業

 夕方まだ職場にいるときに、ケータイに電話がかかった。2~3年前に一度だけ行った某ディーラーからだった。

 内容は、法定の1年点検がもうすぐなんでうちの店でいかがでしょう、とゆうもんだった。

 腹の中では、"どの口がゆうとんじゃ。クソがっ!"だったが、落ち着いた口調で丁重にお断りした。オトナなので。

 前に行ったんは、smartについていくつか確かめたいことがあって、あらかじめ予約をしてった。

 が、残念ながらなに一つまともに分かったことはなくて、ダメだこりゃと思いながら点検費用4~5千円を支払って帰った。

 たとえば…。

問い:ルームランプで点かないとこがあるが、球切れか特別ルールがあるのか?
答え:わかりません。

問い:後輪がすごい"はの字"で、タイヤがハウスから盛大にはみ出とるが改造してる?
答え:標準です。

 タイヤの後輪は最近になってホイールに2cmを超えるスペーサーがかましてあったことが判明した。どうりで派手にタイヤがはみでとるとは思った。

 おまけにジャストなタイミングで幌のエラーが表示されたが、"幌車(ほろしゃ)は見たことないから分かんない。"とゆうすんばらしい回答で、そのまま店を出た。帰り道、信号待ちからの発進の度にピーピー鳴るのがめんどくさくて、スーパーの駐車場に止めて自力で復旧。二度と来るかいとむかむかしながら帰った。

 とゆうわけで、信頼度はゼロ。点検ゆわれても、あんたとこで何を見るんかいっちゅう気持ち。
 法定点検だからたいしたとこは見んのんじゃけど、なに一つまともに分からんかったのにカネだけとられたっちゅう恨みは消えない。

 んなやりとりがあったゆうのは、営業の兄ちゃんは知るよしもない。

2018年6月1日金曜日

趣味のクルマ ちょっとふるいクルマ

 通勤で同じ時間には同じ人と会うように、見かけるクルマもとうぜんおんなじ。

 そこで日頃見かけんクルマ、ちょっとおもしろいクルマを見ると、あさからテンションが上がる。

 まず信号待ちを先頭でしてたのは、真っ白いソアラ。デートカーとして名をはせた初期のやつではなく、ちょっとぱっとしなかった、ハードトップのオープンカーのやつ。
 当時はかっこ悪いと思ってたが、いま見るとすごくきれいで上品に見えた。大きくて、しごいボリューム感だった。
 運転しとられたんはある程度の歳の男性だったが、じぶんより若く見え、発売当初から乗っておられるようには見えなかった。
 とてもきれいな車体だったが、後からわざわざ中古で手に入れたんだろうか?

 つぎの信号で待ってたのは、スカイラインの最初のGTR(R32)。最初つっても復活後か。乗ってたんは…、若いベースの将校さんでした。
 こりゃあがちで趣味ですな。米国でも年数経っとるんでぼちぼち輸入され始めたらしいんじゃけど、たぶんべらぼうに高い。日本でも年数の割にゃあすげー高いはずじゃが。
 いつから乗ってるんか、ここに赴任する前から乗っとるんかわからんが、なんか、うれしさや誇らしさが伝わってくるような気がした。

 クルマはただの移動の手段じゃあない。"わたしはこんな人"と見る人に訴えるもんです。