2011年5月31日火曜日
”西炯子のこんなん出ましたけど、見る?”
(で、買ってきた。)
(ぺらっと表紙をめくると。)
"ほんとに 見る?"とゆうので、ほんとにみる、という。
こだまでしょうか。いいえ、むかしのフアンです。
ひさしぶりに、十数年ぶりに、西桐子さんちのマンガを買ってきた。
ほかの単行本にはいらんかった短編を、えいやっとかきあつめてきたもんだけど、どれもこれも、おもしろかった。とくに、"ちるちる"と"大学生の生涯"。
4コママンガが売れてるとは、まったく知らなんだ。
はまって読んでたころの本が、まだ家の書架の高いところにならべてあるが、内容は、まったく覚えてない(スマヌ)。なにせ、ずいぶんむかしのことであるからして。
記憶が薄いが、繊細な線の、色気のある感じの絵が気に入って読みはじめたような気がする。それから一時期、内容考えずに新刊出るたびに買ってたので、気に入ったのは絵だけではなかったのだろう。
このヒトが、デビューしたてぐらいのころで、それからもう二十年もたった、ゆうことにおどろいた。
本人は絵がうまくないと、何度も本の中で述べてたが、あいかわらずきれいな絵で、お話も、ちょっといい話、エロ・ギャグから耽美な話まで、みな楽しめた。
家をほったら出てきた、ゆうだけあって、ごしゃまぜの福袋みたいな本だった。お得感いっぱいの。
カラーのカバーの裏から、はては帯の裏にまで、ペン入れしてないマンガが印刷してあるのは笑った。
最後に、"お疲れさま。楽しんでくれたかしら"、とあったので、「お疲れさまでした、とても楽しめました」、とこたえた。
"西炯子のこんなん出ましたけど、見る?"
西 炯子 著
フラワーコミックススペシャル/小学館
2011年5月28日土曜日
少年よ ナニかなやみごとか?
小学校高学年か中学生か、ゆうぐらいの男の子が、公衆電話ボックスのまえに自転車をとめたのがみえた。
進路方向だったので、その子に近づく形で、じいっと見ていた。
「ケータイ持っとらんのか、めずらしい」などと思っていた。
少年は、一瞬ドアノブにタッチしたが、すぐに手を引っこめて、じいっとドア見て立っとる。雨ん中を。
もうすれちがうか、ゆうところで、少年はあきらめたようにきびすを返した。
んで、「こうやって開けるんで」ゆうて横から声かけて、ガーっとドアを開けたげると、「あっ、ありがとうございます」ゆうてていねいに礼を言って、ボックスに入っていった。
きょうは、ひとついいことをした。
少年よ、勉強になったね。電話ボックスのドアは、押すんでも引くんでもなくて、横にあくんだよ。折りたたまれてね。
2011年5月26日木曜日
黄金比について
店のまえをとおるヒトの腰から下はカウンターで見えんで、肩から上ぐらいは窓に張られたフィルムでかくれて見えない。
読んでたマンガからふと目をあげると、見えないはずの、チェックのスカートはいた女子高生の腰が見えた。
身長とパーツの位置関係が変だったので、ぎょっとした。
で、おっさん(自分)は、今度はおもいきり横むいて、店の横をとおりすぎるその女子高生を見た。ブロンドのアングロサクソンだった。
あーそーか、遺伝子が違うからか、どーりで腰の位置違うは、足い長いは、と納得した。
・・・。田舎のちっさいマチなんじゃけど、いろんなヒトがおるな。
2011年5月22日日曜日
さいん
牧瀬茜さんに著書へのサインをお願いしたところ、こころよく受けていただいた。
じつは、牧瀬さんのステージは見たことがなかった。んなもんで、家から著作"歌舞伎町で待ってます"を持ち出したときは、"有名なヒトだからサインもろとこ"ぐらいの、うすっぺらい気持ちだった。
それが、彼女の踊る姿を見て感動(興奮)し、それからサインをお願いすることになったもんで、サインをお願いしたときは、ものすごくうれしかった。自分の方に顔をむけてくれるのがまちどおしかった。
"アイドルにサインをもらう"ゆう気持ちはもちろんだけれども、"ヒーローにサインをもらう"ゆう気持ちがあったように思う。
野球小僧が、プロ野球選手のサインをもらったような気持ち。
牧瀬さんは自分にとって、"アイドルであり、なおかつヒーロー"、になった。
で・・・。
牧瀬さんがていねいにサインを書いてくれてるその横で、わたし実は書けるんだよねえ、とかなんとか言いながら、他人(ひと)のサイン、"あ"とポラ写真に書いてるヒトがいた。ものすっごい、うれしそうに。
"千葉なぎさ"さんでした。
2011年5月17日火曜日
はやくっ! 広島第一劇場へ
みんな、行かなくては。
"牧瀬茜"さんと"千葉なぎさ"さんのチームショーは、この20日(金)までですよ。
すんごいエンターテインメントが、砂かぶるぐらい、まぢかで見れますよ。
お話しできますよ。握手もできますよ。
踊り子さん、ふたりの笑顔につられて、笑顔になりますよ。
期待はしとったんじゃけど、見るともう、質も量も、期待値の三倍ぐらい。
武者(むさ)で言ったら"一騎当千"っちゅうぐらいの踊り子さんに、ふたりいっぺんに出てこられたんじゃあ、見るほうはたまらん。
どっちをみりゃあええんじゃ、ちゅう状態。うれしい悲鳴。ああ、しあわせ。
もうここまできたら、ストリップじゃなくてええんじゃないの?、とも思ったが、それでもストリップ。やっぱり、ストリップだからこそおもしろい、楽しい。そこはやっぱり、(自分が)おっさんなだけに。
ああ、眼福眼福。
広島でこんなん見られるとは思わだった。
2011年5月16日月曜日
”わかば”かほる
"マイセン(マイルドセブン)"の、約半額。
どーせキャメルじゃないんだから、あーおいし、ゆうほどうまくはないんだから、味のちがいはがまんできるじゃろう。なにせ、半額なんだから。
と、思ってたが。
タバコを鼻にくっつけて、すんこすんこ吸ってみると、昔ながらの、ハイライトとかとおんなじにおいがした。好きなかおりぢゃない。
火いつけてすーと吸うと。もんすごい辛(から)かった。
口んなかに、なんかいらん後味がのこった。
いつもどおりに、ちうーっと吸うと、タバコがきつすぎてすげーマズイことがわかった。
んーで、とにかく封を切ったひと箱二十本は吸ってしまわねばならない。吸うときに、空気を3割ぐらいまぜて吸うようにした。金魚のようにぷかぷか。
めんどくさい。気をぬくと、いつものようにちうーっと吸って、きぼち悪くなる。
マチのタバコ屋さんで聞いたところによると、JT(日本たばこ)がキャメルのライセンスを握っているので、それを手ばなしてくれなくちゃあ、キャメルが輸入されることはないだろう、ゆうことだった。
JTは、握ったその手を、はやくはなしてくれい。
2011年5月13日金曜日
サヨオナ・ラクダ
もう、たちなおりに当分かかりそなぐらいに、がっくし。
二十年ばかり自分が吸ってた"キャメル"が、廃版になんだと。
キャメルシリーズが、のこらず全部。
最初は、パッケージの見た目がかっこよかったから吸ってみたんじゃけど、独特の味がぴったり好みにあって、ずーっとキャメルを吸ってきた。
どこの店でも置いてあるような、メジャーな銘柄じゃないんで、ときどきしかたなしにべつのタバコを吸うことがあったが、どれを吸っても、おいしくはない。
料理だのビールだのは、舌が貧乏なんで、いいもんでも安もんでも違いがわからない。
行列のできてるおいしいラーメン屋さんと、お客のいないすいてるラーメン屋さんがならんでたら、まよわず、すいてる店に入る。
そんな人間が、なぜだかタバコだけは味がわかる。悲しいことに。
もう、"らくださん"はいない。
いつになったら出るんじゃろう、とやきもきしたり、ここならもしかしたらあるかも、と店をまわる必要はなくなった。その点はすっきりした。
"らくださん"は、もういないのだ。
いまは、手に入りやすいのでマイセン(マイルドセブン)を吸っている。
タバコをやめる気はないので、今後、どの銘柄にするかが問題である。
タバコ屋のばあちゃんの話じゃあ、とにかく安いから(普通のタバコの半分ぐらいの値段)、旧三級品("エコー"とか"わかば"とか)が人気がでてきたとのこと。若い女性でも、"わかば"とか買って帰るそうな。
実は、3箱ほど、封を切ってないキャメルが家においてある。そのまま置いとっても味が落ちるだけなんじゃけど、封切らず、吸わずにずっと取っとくつもり。
いつの日か、なんか、なんかわからんけど、特別なことがあったときに、封を切って、しっけたキャメルを吸うかもしれない。
2011年5月11日水曜日
”歌舞伎町で待ってます” ふたたび
広島に、作者(踊り子)の"牧瀬茜"さんが来るんで、おさらいゆうことで。
で、読んで二度目の感想は、いろいろ"痛かった"。
主人公の女性がどんなひとだろう、どんな思いだろう、と想像して胸が苦しくなる、ゆうのはもちろんじゃけど、最初に読んだときよりは、男である自分、ゆうのを強く意識させられた。
もちろん、よい意味でなく、"ずるく"、"弱く"、"邪悪な"、"甘えてる"、"のーりょくない"、自分。
ずいぶん前に読んだマンガじゃけど、内田春菊氏の"水物語"を思い出した。
小説の中にでてくる男性は、極端ではあるけど、なにかの象徴みたいな人物じゃなく、もっとリアルでなまぐさい、「おー、おるおる」ゆうようなヒトばっかり。じゃけど、そのヒトが、いちいち、「あ、わしじゃん」と思ってしまう。程度の問題はあるとしても、「わしん中におるじゃん」と思えて、痛かった。
とくに、いい年こいて、いまだにポコチン様に支配されてしまっている自分を、つよく意識した。
「あー、いたいいたい」
自分のことを、「ほんまだめだわ」と考えてるけど(これは、ほんとです)、それでも自分が好き、ゆうか、「しょうがないなあ」と許せるんで、いまも生きていられる。
で、また、おんなじことを繰りかえす。
女性の尊厳をないがしろにしとるかも、と思いながら、それでもまたヌードのグラビアや動画をみ、風俗(ストリップ)に行く。
特別な空間・時間と、そこでその瞬間だけ存在する女性を求めて、その彼女に対してだけ存在できる自分を求めて。その女性を、自分の性欲のオカズとしてしかあつかってないんじゃないかと、頭では思いながら。
"歌舞伎町で待ってます 風俗嬢れもんの青春物語"
牧瀬茜/著
出版社名 :メタモル出版
2011年5月10日火曜日
あさがえり
とちゅうでフェイドアウトしちゃる、と逃げる気満々だったのに、けっきょく最後までおった。
腹へるし、頭くらくらするしでさすがにつらかったが、思うたとこまで仕事できたのでよかった。微力ながら、役にたてた気がして達成感があった。
午前4時、まだ暗い中を、とぼとぼと歩いて帰った。
駅前のベンチには、おばちゃんが二人寝てた。もうそんな寒うないからいいなあ、と思いながら通りすぎた。
暗い中を、ぶーんぶーんと新聞配達のカブが走り回ってた。
アパートで、電気がついてる部屋があった、夜ふかしなのか、起きるのがめちゃ早いのか・・・。
家でシャワーをあびて、30〜40分ばかし仮眠。あさご飯を食べたらすぐ出勤。
駅のベンチのまえをとおると・・・、おばちゃんはふたりとも起きてて、ベンチにしゃきっと座ってた。実は生活が規則ただしいのかもしんない。
2011年5月8日日曜日
タバコ タバコ タバコ
"ここは"というところや、"あそこでみかけた"というヒトの話で店をめぐり歩いたが、"らくだ(キャメル)"はみつからない。
そもそも、もとがおいてある店が限られるので、非常にきびしい。
ぎりぎりきょうまでつないできたけど、もうアウト。他銘柄のたばこを吸うしかなさそう。
JTのホームページで、"主要な銘柄"の発送予定をみたけど、そん中に"らくだ"はなかった。
キャメルって、"わかば"よりマイナーなの? まじで。
エコーに負けるのは、まあわかるけど・・・。
2011年5月3日火曜日
もうすぐケンガイ の はず
ゆうても、毎日コンスタントに数人ちゅう程度じゃけど。
理由はいっこだけ。Yahooでもgoogleでも、"広島第一劇場"ゆうて検索かけると、一ページ目に、2カ月もまえのここの投稿がひっかかるから。
2カ月もまえの、特に情報もない記事がいまだに一ページ目にいすわってるのは、広島第一劇場の公式HPが閉鎖されたため。
有用(見たら楽しいゆうこと)な情報の発信が、きょくたんに少ないためと思われる。
ほんとは、どんどん新しい記事がでてきて、ここんちのどっちゅうことない投稿が、検索の一ページ目から押し出されちゃうのが理想なんじゃけど…。
2月に劇場スタッフの兄ちゃんに、「HP再開せんのん?」と聞いたが、「あれは福山がやってくれとったから・・・(てんてんてん)」という気弱な返事だった。
HPのめんどうをみられる余裕はなさそう。
そうなると、ますますありがたいのが"stripwiki(http://www36.atwiki.jp/stripwiki/)"。
踊り子さんの情報から、劇場ごとの香盤表(踊り子さんの出演順の表)まで、こまかくていねいに、情報が更新されている。たんにこまかく早い、ゆうだけじゃなく、踊り子さんやストリップゆう芸能にたいする気づかいが感じられる、すんばらしいとこデス。
wikiのちからはすごいなあと、あらためて思う。
はあ、ありがたやありがたや。
閑話休題。
ひさしぶりに、わたくしめも、広島第一劇場に行く予定でありマス。
ゴールデンウィークあけの5月17日(火)に、"牧瀬茜"さんを見に行くつもりです。第一回目の公演(お昼1時過ぎから)に。
よく行く長年のファンの方も、いままで行ったこたあない初めての方も、まっ昼間の広島第一劇場で、お会いしましょう。
2011年5月2日月曜日
らくだは もう いない
"らくだ"は、もういねかった。
木曜日には、あと二箱残っとったのに。
「キャメル吸うヒトがおるんかね!」と言ったら、「そりゃ、おるいね」と店のばあちゃんに、ふっふっと笑われた。
さて、つぎはどこでさがそう。もともとが置いてる店がすくないので、あてがない。
キャメルが入荷する予定は未定。"主要品目"とやらに、はいってないらしい。
いつになるやら、わかんない。
2011年5月1日日曜日
ぴんさろ
いっかいも行ったこたあないが、小さく応援してた。
夜には、赤い看板のまわりにちっこい黄色の電球がずらずらっとともって、どうひいき目に見ても品がない。
ネクタイした呼びこみの兄ちゃんが店の階段の前に立ってて、そのあかぬけん様子は、昭和のにおいがした。
飲み屋こそ異様に多いマチじゃけど、いわゆる風俗店は、ほとんどない。
それを求める人は、ちょいと足をのばして、近くの大きなマチまで出かける。んだから、客は少なかったと思う。自然と、お値段は上がり、お店のお嬢ちゃんのお年(とし)も上がる。んで、さらに客足は遠のく。
いままで、「ようやっとるな、この店」と思いながら見ていた。
それが、ようやっと閉店した。
「あーそーか、やっぱダメだったか」ぐらいのおどろきだが、いままであったものがなくなると、さびしい。通りにぽかっと、アナがあいたようだ。
また、昭和の風景が消えちゃった。
すぐに、あったことすら忘れるんじゃけど。
おつかれさんでした。