このマンガは、読んだあなたを、きっと不快にすることでしょう。
主人公(作者そのままとは限らない)は、できた人ではないし、心あらわれる話のはずもない。登場人物のだれにも感情移入できず、ただ惨状を見るだけ。
だれがかわいそうとか、正しいとか、かんたんな話じゃない。できごとについても気持ちについても、ウソとかホントとか、わけることに意味がない。
七転八倒し、泣き、わめき、暴れている。その暴力は人にも自分にも向いている。
じぶんがOKじゃないと、人をOKにならない、ぎゃくもまたそう、ゆう話を思い出した。
どんだけ不細工でも人に迷惑をかけてもきょう一日生きろ、そして、部屋の掃除して洗濯しろ。
じぶんが経験してきたことから、じぶんに言えるのはただこれだけ。エネルギーなくなったら、たったこんだけのこともできんのんじゃけど。
"一人交換日記"
永田カビ(著)
出版:小学館(ビッグコミックススペシャル)
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