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2010年11月6日土曜日
死ねない!
客席を走りまわるは、はやし方の大太鼓のうえに立つわで、おお暴れした白いキツネが、武者ふたりにとどめをさされ、大きくのけぞって幕の向うに倒れこんで消える。
キツネ退治がおわり、武者ふたりが優雅な舞いをはじめたところで、「もっと舞え」、ゆうことで、キツネが舞台にけりだされてくる。
でまた、そーれそーれっ、とがんがん舞って、キツネ、切り伏せられ消える。
キツネ、また転がりだされる。死ねない。
キツネ、幕下のすき間からすべりこもうとするが、ぎっちりガードされててはいれない。
これを何度かくり返すと、武者もキツネもへろへろ。
はやし方が、そーれ、そーれ、とうながすが、がっくり下をむいたまま、肩で息してすぐには動けない。
それでも、どんどん加速してゆく太鼓と笛の音(ね)にあわせて、舞いも加速してゆく。
切り伏せられたキツネが幕の向うに消えたが、しばらくすると、がばっと、また幕が開かれた。
すると、キツネが、舞台の真ん中でまるまって死んでいる。
ゆうか、死ねないんじゃけど、キツネ、転がったままぴくりとも動かない。
武者もへろへろだが、なんとか回復。キツネにけりを入れる。
こんしんの舞いを、キツネと武者ふたりの三人で舞い、大きな拍手を受け、やっとキツネは死んだ。死ねた。
武者が、四方をはらうような、優雅な舞いを舞い、演目をしめくくる。
武者のひとりは、烏帽子(えぼし)がどっかにいっとったけど・・・。
ぶれいこう
様子を見にいった。
神楽のとこにいた。
もう帰るか?、飯食わんか?、と聞くと、キツネのでるやつを見てから帰ると言う。
キツネのでるやつとは、「悪狐伝(あっこでん)」。おなじみの演目。
観客席のほうまでキツネが走りまわるので、子どもにはいちばん人気。
(夜も遅いので)一緒におろうか?、と聞くと、「(ひとりで)帰ってください」、と言われた。
ひとりさびしく、屋台を一周して帰ってきた。
家には、中坊軍団が帰ってて、ゲーム大会。声、でけーよ。
祭りの日は、無礼講(ぶれいこう)。
夜遅くまで、小中学生が家に帰らんで、ぶらついていいことになっている。らしい。
屋台が店じまいする時間になっても、小中学生が、しょざいなげに公園にたむろってたりする。
祭りの高揚した気分がさめんで、家に帰れんのだろう。
まつりのひ
家にいても、神楽の太鼓のおとが、どどん、どどんと聞こえてくる。
悪ガキども(息子の友達)が、なんぞ集まってきて、リビングが、すごい人口密度になっていた。6〜7人はおるじゃろうか。
毎年のことじゃけど、うちに集まって、部屋でTVゲームばっかしよる。ぎゃあぎゃあ騒がしいこと、このうえない。
おまえら、祭りなんじゃけえ、はよお祭りにいけよ!
やっとこさグループが動きだし、わいわいがやがや、と外へ出てった。
家ん中が、いっきに静かになった。
が、なんか・・・、留守番がおるし。
ジャージで坊主頭の野球部が二人、残ってゲームしよるし。
うちの息子は、おらんのじゃけど。
「なんで留守番がおるんか」
「あー、屋台に行かん組(が残ってる)!」
さわやかに、にかっ、と笑って、中坊は言った。
じこ
ときどき検索かけて、おとずれる方があります。
googleで、”ギャクボール”の画像、と検索かけると、けっこう上のほうに、ここの『きょうはギャグボールで写真』の記事がひっかかってしまうようです。
ギャクボールゆうんは、ゴルフボールみたいなボールのついたさるぐつわで、きれいなお姉さんが
これをつけられて、苦悶の表情、ゆうのがお好きな方がいらっしゃいます。SMでは、けっこうポピュ
ラーな小道具です。
その画像(写真)をお探しの方が、間違って、ごくまれにですが、ここんちにこられているようです。
で、わくわくしてきてみたら、”おっさんが歯医者に行ったはなし”、です。
残念感いっぱい、ゆうよりは、怒りがこみ上げてくるかもしれません。
『悲しい事故』、ゆうやつですね。
2010年11月4日木曜日
リアルしょうどう
オークションにギャンブル性があって、そこがおもしろいんだが。
で、毎日、なんぞいいもんがないかと、オークションを、物色してまわっている。
文化の日で祝日の、きのうのこと。
午前中に、なんかひっかかってないかと、アラートをのぞいたが、おもしろいもんは、なんもなかった。
アラートは、なん十件もしかけているが、なかなかお宝はひっかからない。
現実に、存在してないかも、ゆうもんも、期待をこめてアラートにしかけたりするもんで、上限いっぱいでもう登録できません、などといわれたりする。
午后になって、またソファーに寝そべって、アラートをみにいった。
すると、ながくさがし続けていた古本が、ばばーんとひっかかってるではなひか。
本は、宮本常一さんの、「私の日本地図4 瀬戸内海1広島湾付近」。
すげー興奮して、すぐにそのページにいって、札をいれ、それからウォッチリストに入れた。
自分が一番のりだったことに、すごい満足した。
ふーっ、と一息ついて、またアラートのページにもどった。
自分のさがしていた、"私の日本地図"のシリーズが、もう一冊ひっかかっていたので、どこの地方の話なんじゃろと思いながら、そいつをみにいった。
すると、『開始価格:8,000円』、と書かれていることに気がついた。
8,000円・・・。
払えん額じゃないが、しゃれにならん。青くなった。
薄っぺらな知識と、きわめて低いモチベーションの自分には、8,000円の価値がない。
自分にとって、その本の価値は、そんなにあるわけがない。
本に価値がないんじゃなくて、自分に8,000円の価値がない。
残り少ない貯金のことを考えながら、すんごいびびりながら、札を入れた本のオークションをみに行った。
『開始価格:2,000円』、と書かれていた。
しんそこ、安心した。
こんぐらいなら大丈夫だ、と自分にいいきかせた。
でも、同じシリーズの本で、このスタート価格の差はなんなんでせうか。
2,000円とはいえ、元値は500円台。自分が生まれたころの本の価格として、高いんやら安いんやら、まったくわからん。
それに、このての古書は、きっちりと値段が決まっている。古書店のカタログには、値段なんぼ、と明記されているはずである。
よって、そのまま無風状態で、自分以外だれも札を入れんままにオークションが終わるとはかぎらない。
ずいぶんさがして、やっと見つけた本。ここで逃すわけにはいかねへ。
オークション終了まぎわに、ライバルがあらわれたら、我を忘れそうで恐ろしい。
何年か、オークションで遊んできて、やっとわかってきた"コツ"がある。
それは、"負けるが勝ち"ゆうこと。我を忘れて、ムキんなって札を入れてると、とんでもない値段になる。
それに、二度と出てこない商品はない。ずーっと待ってれば、またいつかは、必ず、いい値段で出てくるもんである。
でも、ほしいもんはほしい。
尊敬する先輩に、学生時代にいわれた言葉がある。
「あとで買う本なら、いま買え!」
実践しよったら、ぜったい破産するね。
2010年11月2日火曜日
なんにせよ、命をかけてはいけません
あさ、しらじらとあけてゆく空をみながら、集合場所へ。
すいた道路を快調にとばして、西へ西へ。
かんたんにミーティングをしたあと、こんどはバスにゆられて現場の駐車場へ。
が、現場についてみると、おしごとは、"駐車場係"、ゆう平和なしろもんじゃながった。
実態は、時速60kmから80kmで突進してくる、鋼鉄のけだもの(体重約1t)と、オレンジ色の棒きれ一本を武器に戦う、ちゅうエクストリームなスポーツだった。
駐車場からイベント会場までは、道路をわたらなければならないが、駐車場の前後に横断歩道はまったくなく、歩道縁石の切れめさえない。
道の制限速度は60km。高速道路状態でぶっとんでくる車をとめて、歩行者を安全にわたさなければならない。
しかも、必死でオレンジの棒きれをふっても、車はとまるどころか、減速さえしてくれない。
そおゆう車が、"まま"あるんじゃなくて、"多くがそう"。
『警察じゃないんだから、車道に出て車を誘導してはいけません』、などと甘えたことをいうとる場合ぢゃない。
歩行者がわたりはじめたら、なにがなんでも車をとめなければならない。
こっちが誘導する前に歩行者がすい、とわたりはじめたひにゃあ、最悪である。
命がけで、歩行者を守らねば、ゆう状態。
けが人が出そう、ゆうのを一気にとおりこして、"死人が出そう"。
車道に出て、必死で、ぶんぶん棒をふる。武器がたよりない。
車、減速しない。そのまま自分(わたし)にむかって、ぶっとんでくる。
がまんくらべか、根性だめしのように、車道でにらみあう。無謀である。
(歩行者が)はやくわたりきってくれ、はやく、はやく!、ぢゃないと、わーしーがー、ひーかーれーてー、しーぬー、と心んなかで悲鳴をあげる。
これ以上、車との距離がつまったら、自分にむかってくる車がスローモーションでみえそう、ゆうところで、っしゃー!、わたりきった!、と歩道にすいとよけると、その前を、やっぱ減速せんままの車が、がおーっ、と通りすぎる。
これを、えんえんと繰り返す。
交代して、はなれたところからみよっても、おーあぶねえ、と声が出る。
減速せんままで、最後の最後にハンドルでよけよったりする。
軽じゃろうが普通車じゃろうが、どの車もおんなじ。
どこのおっさんじゃ、いまの運転は、と運転席をみると、おとなしげなお嬢さんだったりする。
なんなの!?。
どうもこの路線は、ブレーキをふんではいけないことになっとるらしい。
それか、ここの道には、"げげげのなんとか"ゆうようなモノノケが住んどって、その妖気にあたった車だか運転手だかは、たけだけしいけだもののような心になってしまうんじゃろうか?
地元の人に聞くと、「上り(路線)は下り坂になっとるんで、100kmでるねえ。」、とか。
ふだんは民家も少ないし、道路を横断するような無謀なヒトはいないとのことだった。
自動車専用道路状態。ようするに、高速道路状態。
これを二日間やると、駐車場がせまくてパニック、ゆうのも重なって、もう、へろへろ。
基本的には、ひまな時間が多いのに、いったん車やヒトが動きだしたら、もうアドレナリンがでまくり。
休憩でイスにすわると、頭がくらくらして、地震で地面がゆれているような感じがした。
そして日曜の午后3時すぎ、イベントの参加者たちを送りだして、二日間にわたった臨時業務終了。
まだまだ走りまわってるスタッフをのこして、自分らは撤収。
けが人も死人も出なくて、ほんと、よかった。
自分、ひかれんでよがった。

