2012年2月27日月曜日

わすれもの? おとしもの?

 あさ一番に、JRから職場に電話があった。
 落しものとして、わだしの身分証を預かってるとのこと。

 身分証?

 サイフに入れとんじゃけど、ってカバンをあけたら、サイフごとなかった。

 「あああ」

 たしかにきのうの帰り、電車ん中でカバンから荷物を出したり入れたりしたが、サイフをさわった覚えはない。

 お金はともかく、免許証だの身分証だの、金よりも大事なもんがいっぱいに詰まっている。

 すごいびびった。どこで落としたんじゃろうか? だれに拾われたんじゃろか? いいヒトならうれしい。

 いちんち中もやもや考えてたが、夕方終業後にやっと引き取りに行った。

 「免許証とか、身分のわかるものを見せてください。」

 「ぜんぶサイフん中です。」

 しかたがないんで、カバンの中から職場の名札を出して見せた。職員さんは、ちょっとのあいだ、じいっと名札を見つめていたが、あきらめたように引き取りの書類に記入するようにと紙をカウンターのスキマからすっと出してくれた。
 なんか名札を指さしてゆうてたが聞き取れなかった。

 どうも座席にぽこっと落としてて、JRの職員さんが拾ってくれたようだった。

 サイフん中は、中身をぜんぶ出したあとがあったが、1円たりとも、カード1枚たりとも、なくなってるものはなかった。

 中身の金額を、1円単位まで数えたのね。

 いそがしいのに、いらん仕事をふやして、どうもすみません。感謝してます。
 

2012年2月26日日曜日

”ドラゴン・タトゥーの女”

 普段はないことなんじゃけど、サスペンス映画を見に行った。

 宣伝とかで見たパンクスの嬢ちゃんがすごい気になって。気に入ってか?

 んで、見てみると、予想どおりゆうか期待どおりの、お嬢ちゃんを愛(め)でるアイドル映画だった。

 横溝セイシばりの"犬神家の一族"は、どーでもえかった。もひとりの主人公のおっさんは、島耕作じゃったし。

 お嬢ちゃんと一緒に怒り、泣き、カタキに対しちゃ、「そこじゃ。うらー、いてまえー。」と鬼になれた。

 クールな活躍に喝采し、んで、最後に泣いた。心で。

 あーもお、最後が、さいあく。あいまいでもええから、めでたしめでたしでええじゃん。

 ラストのおっさんの、島耕作ぶりに怒り心頭。おっさん、あのままカエルみたいに解剖されてもえかったに。

 むかむかするのと悲しいのとで、エンドロールの間中、ぼーっとしとった。

 最後の方で、嬢ちゃんのかっこよさにどきどきしていかれとって、この監督さんが観客をどんぞこに落とすのが得意、ゆうのを忘れとった。

 主演のお嬢ちゃんのインタビューと写真が雑誌にのっとって(女性自身だったか?)、すごいかわいいお嬢さんじゃったけど、映画の中のピアスだらけで無表情なお嬢ちゃんのままで、おっさん(自分)を殺すには充分に魅力的だった。

 "シザーハンズ"で、世の女性たちがみんないかれてしまったように。

2012年2月25日土曜日

オレの前に立つんじゃない(後ろぢゃないよ)

家にひとりきり。ぶーかぶーか、掃除機をかけていた。

 息子が帰ってきた。

 いっしょうけんめい語りはじめた。正面に立って。

 がーがー掃除機をかけてるまん前に立って、しゃべりつづける。
 ものすごい、じゃま。

 ときどき手で、しっしっ(どけ)と合図してどかせては掃除機をかけ続ける。

 180度むきをかえて、反対側をかけはじめると、やっぱり回りこんで正面に来る。

 ひと部屋終わって、となりの部屋の半分ばかり掃除が終わるまで、"しっしっ"は続いた。
 息子は満足したのか、上の部屋にあがって行った。

 しばらくして、妻が帰ってきた。

 またまっ正面に立って、しゃべりはじめる。しゃべり続ける。

 「掃除機かけよるじゃろ。正面に立つなっちゅうに。」

 これは遺伝か、遺伝なのか? それともイエの文化なのか。 はたまた、ユング先生のおっしゃっていた、"文化の遺伝"なのか?

2012年2月23日木曜日

トゥインゴ

 フランスはルノー社の"トゥインゴ"が、通りを走っていた。

 ずいぶんと…、フツーになったな。

 初代は、どうやったらこんなデザインになるんだって思うぐらいにぶっ飛んだポップなデザインじゃったのに。
 値段が高いので、年のヒトしか買えないと聞いて、二度びっくりしたおぼえがある。

 「若者向けじゃなくてこのデザインか…。」

 ルノーのひし形のマークを見ることは、それほど珍しくなくなったけど、普通に日本車やドイツ車にまじってて、おっいるじゃん、てなインパクトはなくなったような気がする。

 実際にいま乗れるか(乗りこなせるか、維持できるか)は別として、4や初代5、シトロエンのCX、初代BXが好きだ。あこがれはDS。
 初代BXのインパネとかハンドルまわりとか、同じ人間がデザインしたとは思えんぐらいだった。ころころボビンのように回るスピードメーターとか。

 免許とってはじめて買う車の候補に、4と初代5は入ってた。こわくてよう手え出さんかったけど。

 同じ社内に、4(キャトル)とカングーの2台持ちの先輩がいる。この2台って、かんぜんにキャラがかぶってね?
 彼によれば、見た目がどうこうでなく、フランス車はやっぱりフランス車なんだそうな。

 ちゃんと乗ってみるとわかるもんなんかね?

2012年2月19日日曜日

ものっすごい きれいなおねえさんは すきですか?

息子とべしゃべしゃしゃべりながら階段を降りていくと、ホームに電車が止まっていた。

ラッキー、待たずに乗れるじゃん、と思っていると、目の前でプッシューとドアがしまって、電車は行ってしまった。ぼーぜんと見送る。

「なんなん。いっしゅんの差じゃったじゃん。行ってしもうたじゃん。」と息子に愚痴を言うと、「次のに乗ればええじゃん。」と冷静に返された。

頭ん中でぶちぶち言いながら、ホームの先頭に並ぶ。

すると、すぐうしろに、ものっすごいきれいな、かわいいお嬢さんが並んだ。

服は地味目なんじゃけど、超目立ってかわいい。こんなきれいなヒトが、町ん中を普通に歩いてたりするんか、と思うぐらいにきれいだった。
駅のアナウンスの音楽を、小さな声で鼻歌で歌ったりして、よけいにかわいかった。

次の電車が到着し、降りる客と入れ違いに電車に乗り込むが、慣れないせいで出遅れる。先頭におったはずなんですけど。

息子はさっさと乗り込んで席に座るとこだったが、例のお嬢さんと同じ列、通路をはさんだ反対側の席だった。
「でかした、わが息子よ。」と思いながら席に着いた。

それからは、どきどきして、すごい幸せな時間だった。ときどきちら見しては、ええなあ、ええなあと思っていた。
(まさにおっさん。女性の敵ですね。)

そうなると隣に座っている息子のことは、どうでもええ。が、息子の方もオヤヂのことはどうでもよくて、買ってきたカードゲームのカードを、熱心にくっていた。

一枚一枚、ていねいに見入って次のカードをくる、その真剣なまなざし。
こいつは、貴重な行き来の通学時間を、勉学にあてようゆう気はないんだな、と思いながら見ていた。

しばらくすると、かっぷくのいいご婦人が、お嬢さんのとなりに座ってしまった。

「ああ、おばちゃんその席はかんべんして、見えんくなるじゃん。」と、よこしまなことを考えていると、ご婦人と目が合ってしまった。どうも、すみません…。
ご婦人は、二駅ほどで降りてゆかれた。あーよがった。

そろそろ自分の駅、ゆうころに、お嬢さんが降りるそぶりを始めた。

おー、おんなじ駅じゃん、運命感じるなあ、と勝手に感動する。

で、駅に着いて電車を降り階段を上がると、おなじ改札口にお嬢さんも向かっているではなひか。

なんということ、運命感じるなあ、とまた勝手に感動する。うちの駅は、改札口はふたつしかないんじゃけどね。

電車を降りるときから、大量のゲームカードをいかに整理するかを語り始めた息子。
それに相づち打ったり、突っ込みいれたりしながら歩いていると、”運命”を追いこしてしまった。

「ああ、わたしの”運命”が、遠ざかってく気配がする。」と思いながら歩いて、改札で”ピッ”とカードをタッチしたら、”運命”はしゅうりょう。
えんえん語り続ける息子に相づち打ったり突っ込みを入れたりしながら、てくてく歩いて家まで帰った。

世の中、えらいきれいなヒトがいるもんだとつくづく感心した。縁は、まったくないんじゃけどね。

2012年2月18日土曜日

”竜の学校は山の上” 九井 諒子 (著)

ダビンチかなんかに出とって、なんか頭に残っとった。

 んで、本屋で見かけてショードー買い。

 読んだ感想は。

 「このヒトは、どっから来たんだろう」

 絵はばつぐんにうまいんじゃけど、心に残ったのはお話の方。お話と、それをみせる構成。

 短編集なんじゃけど、どの話を読んでも、なんかもやもやが残る。

 そのもやもやは、心地よいものだったり、図星をさされたようでちくちく痛いもんだったり、いろいろ。

 でも、このヒトは、まっとうなヒトなんだろうなと思った。
 ヒトを踏みつけにして平気だったり、気がつかなかったり、ゆうことがないだろう。

 単純にやさしいわけじゃなく、目線はきわめてクールだったりする。

 とてもよい拾いものをしたような気になるマンガでした。
 
 こんなヒトが、作品を発表したり、それがまた単行本として出版されるゆうのが、ニッポンのマンガの世界が豊かな証拠のように思えた。

 もちろん、"ピースメーカー"のような、職人の、直球の娯楽マンガがあっての、このマンガじゃけど。






  "竜の学校は山の上 九井諒子作品集"
  九井 諒子 (著)

2012年2月16日木曜日

おやじ 電球を交換すること

 まえまえから不安に思ってたことが、現実になった。

 床から4mはかるく超えると思われる、階段とこの天井の電球が切れた。

 ただの白熱電球(クリプトン球)なんで、この10年近くよくもったもんだと思うが、切れたときにどうやって交換しようかとつねづね不安に思っていた。

 ただ高さが高いだけでなくて、階段の吹き抜けがあったり、壁にあたる部分がガラスだったりと、あまりにむずそうなんで、電球換えるためだけに業者に頼まんといけんかも、と考えていた。

 いざ切れると根性がすわって、自分で換えようと考えはじめた。

 娘に、「どうやって換えるん?」と聞かれたので。

 「知恵と勇気」

 と、答えた。

 妻はびびってパニックになるだけなんであてにせんで、息子が帰ってから作業することにした。

 息子が帰って、いざ、作業開始。ロフト用のはしごを持ってきた。
 家族全員が集まってきた。一大イベントである。

 「ナニヲスルンダ」、「アブナイカラヤメロ」と、妻がひゃあひゃあ横で言ってるのを無視して、はしごのここに足をかけろだの、むこうに押すように持ってろだの息子に指示して、自分ははしごを登り始める。

 はしごは壁にきちんとたてかけてるのではなくて、真ん中へんで壁からのでっぱりにたてかけてある。上半分は宙に浮いている。一応考えて、ほぼ垂直にはしごをたてたが、ようするにシーソー状態。

 支点、力点、作用点。

 自分よりはるかに体重の軽い息子が力点で、はしごのてっぺんの作用点にメタボおやじの自分が登っている。そりゃあ…、あぶない。

 はしごの足が床から浮いたら、もう"終了"である。へたしたら、床でなくて階段の方に落ちて、蒲田行進曲よろしく"階段落ち"。病院行きだわ。

 かけた足にしっかり力入れとけい、と息子に指示出すが、実際はぐらぐら。
 電球にはさいわい手が届いたが、はずす間もはめる間もこわいっちゅうもんじゃない。床に足がつくまでびびりどおしだった。
 その間中、したで妻もはしごを持ってたが、始終なにかひゃあひゃあと叫んでいる。娘は、はい電球、はい切れた電球、とできのいい看護士のようにしたから受け渡しをしてくれた。無言で。

 ぶじケガなく作業は終了。はしごをもとのロフトに引っ掛けた。

  娘に、「よう登れるねえ。こわくないん?」と聞かれたので、めちゃこわい、けど工夫して、覚悟したらできる、とかっこつけて言っといた。
 ほんとは、覚悟ゆうより、あきらめる、ゆう感じじゃけど。

 そこの天井の電球はのこり二つ。あまり時間差なく、ほかのもそろそろ切れると思われる。
 二つとも、高さだけでなく壁とかの状況がおなじく厳しい。ますますヤバイかも。

 さて、どうしたもんやら。

2012年2月12日日曜日

あぁ 教祖さま

 土曜日の午后、お茶をしていた。

 妻が、「お茶(おやつ)にするよ」とゆうと。
 家族全員が、大きめのちゃぶ台に集まってくる。この日は息子の友人も来ていた。りちぎにお茶菓子まで用意して持ってきた。

 ちゃぶ台を、息子、その友人、妻、娘、自分が囲んで、コーヒーやジュースを飲みながら菓子やドーナツを食べている。
 ふしぎな光景であるが、息子の友人もぜんぜん馴染んでるし、うちら一家も息子の友人が来てるからと遠慮することはない。
 息子らは、もう高校生なんじゃけど。

 テレビはつけっぱなしで、Wiiのニンテンドーチャンネルか何かを流していた。

 息子の友人が3DSに、"バイオハザード"の体験版を入れてるとの話になり、宣伝の映像を見てみよう、ゆうことになった。

 闇にまぎれて、特殊部隊とおぼしきチームがボートで、客船だか貨物船だか、でっかい船にこぎよせてゆく。
 船ん中には、ガスマスクで顔をおおったなぞの人物がいて、なにやらろうろうと語っていた。

 "バイオハザード"って、アンデッド(ゾンビ)を殺戮したりされたりするゲームと思ってたが、ガスマスクの人物は、どーみても知的レベルの高い人間だった。なんじゃ?

 ちゃぶ台のポテチに目をもどして、子どもらと競うようにむさぼり食う。ボウルに盛られたポテトチップが、すごいいきおいで減っていた。

 ふと目をあげると、ガスマスクのおっさんはまだなにやら語っている。
 と、ガスマスクに手をかけて、はぎとった。その顔を見た瞬間。

 「スティーブ・ジョブスだ!」

 と、自分が叫ぶと。

 「いや、ちがうて」

 息子と友人が、ばっとこっちを振り返って言った。

 妻と娘は…、まったく無反応だった。知らんのか?

2012年2月10日金曜日

うんざり

 診療所の待合室のテレビで、国会中継をしている。

 責任のない意見は聞きあきた。もう、うんざり。

 聞かんように聞かんようにしてるが、どうしても耳にはいってきてしまう。

 一番の問題は、どこの党を支持するでもええんじゃけど、この人たちを選挙で選び、国会に送り出してるのは、自分たちだということ。
 政治がダメだ、政治家がダメだというヒトがいるが、天につばするようなもんだ。

2012年2月8日水曜日

よいはなし と わるいはなし

 ここに、よい話とわるい話がある。

 わるい話は、娘の熱が下がらず、きょうも学校を休んでいること。

 朝いちで病院に連れてったが、ちっこい点滴まで受けて、えらい時間がかかった。

 よい話は、インフルの再検査をしてみたが、やっぱ陰性でインフルエンザじゃないゆうことが確実になったこと。
 治す薬はないから自分でがんばれ、ゆうことでもあるが。

 おまけにあいかわらず熱が高いくせに娘は元気だ。

 二日間とりだめてたビデオを見まくって、もう見るもんないじゃろ、と聞いたが、まだまだあるそう。毎週どんだけとっとるんかっちゅうもんじゃない。
 終末時計よろしく、もう残り時間ないです、もうダメです、ちゅう状態だったビデオHDDの残り時間が、40時間を超えた。しばらくはもちそうである。

 さいごに、よいかわるいかわからない話がある。

 きょうからヤツの学校はテストと思ってたら、なんか今日だけらしい。5教科が一日ですんじゃう、到達度なんとか、ゆう特別なもんらしい。

 とゆうわけで、ヤツは見事にテストを逃げ切り、再テストもないらしい。

 きょうも彼女は、いちんち"ひま"、だろう。

よいしらせ と わるいしらせ

 よい知らせとわるい知らせがある。

 わるい知らせは、きのうから娘が熱をだして学校を休んでいること。

 きのうの9度台よりはましんなったが、きょうも熱は下がらず。

 よい知らせは、熱が高いくせに娘が元気なこと。

 居間のテレビの前にビーチベッドをすえて寝られるようにしてあるんじゃけど、そのまわりに、本、マンガ、雑誌にTV、ビデオ、CATVのリモコンをずらずらならべて、基地をつくっている。
 きょう一日、"ひま"だったそうな。

 さいごに、よいかわるいかわからない知らせがある。

 あすからヤツの学校はテスト期間にはいるゆうこと。

 夕食後に熱を計ると、38度8分あった。

 あすの朝に熱が下がってても、まだ学校には行かせられないだろう。

2012年2月7日火曜日

寒い夜

 ひとあし先に夕食をおえて。

 「先い、風呂入るけえ」といって、風呂場にむかった。

 シャツ脱いで、ジーンズ脱いで、パンツ脱いで、素っ裸で風呂場のドアをあけると…、湯船が空だった。

 無言で風呂のスイッチを入れて風呂を出、洗濯カゴからごそごそとパンツをとりだしてはき、ズボンをはいて、と逆回しで服を着ていって、居間にもどった。

 「あれ? もうあがったん。」
 「風呂が入ってなかった。」

 それから特に会話もせず、洗濯物をたたみはじめた。
 家族はテレビを見ていた。

 寒かった。

2012年2月5日日曜日

れきし

 けばけばしいキャバレーの看板がはずされると、こった装飾の窓枠があらわれた。

 きれいな龍の装飾を、そのままお見せできないのが残念。

 むかしから飲み屋さんだったことは間違いないんじゃけど、この窓が隠されてしまう前、窓から店の明かりがもれてたころは、どんなお店だったんだろう。

2012年2月4日土曜日

やまくぢら

 きょうの昼は、子どもらをひき連れて、近所のカレー屋さんに行った。

 べしゃべしゃとしゃべりながら。小さな商店街をとおって、てくてくと歩いて。

 自分が頼んだのは、"いのしし肉カレー"。

 牛とはもちろん違うんじゃけど、豚の庶民的な甘さとも違う、ふしぎな味。ふしぎな味のカレー。
 基本的に赤肉で、アブラがない。肉の中には脂肪がなくて、皮下脂肪だけとだれかが言ってた。

 ひごろは、田畑を荒らすとえらい嫌われようなんじゃけど、きょうは山の幸として、おいしくいただきました。

 冬限定の特別メニュー。

 いまは猟期です。

2012年2月3日金曜日

ぐち

 今週は、づがれた。

 まいにちまいにち、想定外のお客さんが来て。
 大大至急!って、つぎつぎに仕事が持ち込まれる。小さなトラブルが続発。

 メモの整理もできんうちに、仕事が机に積みあがる。

 ため息ついて席につくと、2時間前ぐらいに広げた書類がそのままだったりする。

 他課のヒトがカウンターに書類持って立ってるのが見えて、いや、いかんいかん目えあわせちゃ、と机にかじりついてると、後ろに立たれる。
 ゆっくりふりかえって、「だれ? わし?」と聞くと、みんなにっこり笑って、「そう」と答える。「そう」と答えるとき、みんなうれしそうだ。けんめいに"来んじゃねえ"オーラを出しとるせいじゃろか。

 「あー、○○事務所に電話して、きょうは来んなって言って。」と同僚に言うと、「それは、ムリです。」と静かに言われた。

 今週の仕事で充実してて達成感が味わえたのは、つまったシュレッダーを分解掃除したあの時間だけだわ。無心になれたな。

 で、あと数時間で今週も終業ちゅう時間帯に、来週の予告編の電話が入る。

 そっか、来週そうそうから、"社長を出せ!"状態の接客なのね。

 はははははははははっはは。も、笑うしかねえは。