至福の、七つのおはなし。
ずーっとリアルタイムで追いかけているヒトは、首をながくして待ち続けて、やっと出た単行本じゃったんじゃろうけど、自分はつい最近に九井氏を発見したばかりなので、はやくにつぎが読めてラッキー。で、じりじりと2年ぐらい待つことになんでしょうね。
前作と同じで、短編ばかりが七つなんじゃけど、自分と異なるものやあいいれないものと向きあったときに、どのような態度をとるんか?、ゆうような話が多くて、その健康的な態度・視点に感動する。
架空のお話、ファンタジーなんじゃけど、決して甘くはなく、むしろ過酷だわ。"地に足のついたファンタジー"てな紹介のしかたがあったけど、納得ですわ。
前作とちがって心の準備があって読んだんで、衝撃はなかったけど、文体と内容の、その変わらなさに心ふるえました。
絵はたんにべらぼうにうまいだけじゃなくて、必要に応じて、ごく自然に変幻自在。山田章博氏のようにも、須藤真澄氏のようにも。
彼女が絵師、画家ではなくて、マンガ家ゆうことがとてもうれしい。絵は言葉の説明ではなく、その逆でもない。ふたつの相互作用が日本のマンガ。
ニッポンに生まれ、母語でこんなマンガが読めることは、幸せだと思う。
"九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 "
ビームコミックス
九井諒子 (著)
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