でかい複合店に出かけたとき、もう帰りますよ、ゆうところで家族を待たせて本屋に走った。
買う本(マンガ)は決まってるが、本屋がばかでかいもんで、見つけられるかが心配だった。
ふつう、じぶんの常識では新刊コーナーは一カ所である。ところがそこんちはいたるとこに新刊コーナーがある。
出版社までわかってんのに、どうにも見つかんない。
家族待たせててあせるしぐるぐる回って疲れるしで、けっきょくあきらめて店員さんに聞いた。
在庫を端末で確認したあと、"ご案内します"と元気な声でゆわれて、店員さんのうしろをついてった。
とちゅう、ちらっと振り返って、"奥様の頼まれものですか?"と聞かれた。
"!?" "ちがいますけど"
会話はそれでおわって、こちらですっ、と本のとこについた。
そこはえらくおくまった場所だった。
わし:"あのー、これって、BL本っちゅうことですかねえ"
店員さん:"そーですねえ。雑誌がそうなんで、たぶんそーです。"
店員さんを横にマンガを手にとって、じっと表紙を見るわし。んぐぐぐぐ。
わし:"ちょっとー、考えますわ"
店員のお嬢さんは、にっこり笑って去ってった。
いぜんに表紙買いしたその作者さんのマンガが、なかなか雰囲気のある話と絵で、読後に余韻ののこるとこが気にいっとったんじゃけど。まあ、多面的に、精力的にお仕事をしてらっしゃるゆうことでせう。
BLゆうても、ベーコン&レタスの略じゃあありませんぜ、ダンナ。
けっきょく買わんで、エレベーターの中での会話。
わし:"あのヒトのマンガの新刊、BLじゃった。"
娘(中学生):"あ、ほーなん?"
わし:"まあBLじゃけえゆうて、おもしろうないとはかぎらんけどね。"
言い訳、または負け惜しみである。
高校生ぐらいのころ、女子男子ごしゃまぜのグループで賭けやって、負けたヤツが"June"買いに行く、ゆうのやっとったなあ。
あー、はずかし。
0 件のコメント:
コメントを投稿