2010年10月30日土曜日

とくしたきぶん

 きのうのことでつが。

 残業してへろへろんなって、時間もおそいんで、食べて帰ることにした。
 もう、へろへろ。

 さすがに、いいオトナが、三日連続で夕飯がドーナツゆうんはどうか、と思ったが、なに食べるんか考えるのがつかれる。
 で、結局ミスドに入った。

 疲れたときは、メシよりコーヒーとたばこ、ゆうことで・・・。
 なにが食べたいかより、コーヒー飲んでたばこ吸いたい、ゆう基準でえらぶとミスド。そりゃ、ドーナツは好きじゃけど。

 で、元気なく店に入ると、レジに、自分(わたし)のお気に入りのお嬢さんが、ダブルでならんでおるではなひか。

 おー、これは得した気分、と思いながら、奥の席についた。

 奥の席は、窓にむかったカウンター。
 ドーナツ食いながら、窓からそとをぼーっとながめていた。

 ながめるゆうても、窓のそとには、旅行会社がこれでもかとパンフのスタンドをたててるので、スタンドの背中以外はほとんど見えない。
 スタンドとスタンドのわずかなすきまを、改札口へむかう人、改札口から出てきた人が、一瞬、ちらっとみえる。それも、窓にフィルムが貼ってあるので、みえるのは首から下だけ。ヒトが、記号のようだ。

 たましいが鼻の穴からぬけでてるぐらい(エクトプラズム状態)ぼーっとしてると、店のお嬢さんが、コーヒーのおかわりをつぎにきてくれた。

 おかわりいかがですか、ゆう声に、ビビッと反応して顔をみると、もひとりのお気に入りのお嬢さんだった。

 三人そろった。お気に入り三人娘じゃ(おっさんが勝手に思ってるだけ)。これは、ビンゴだ。
 ゆうよりも、スロットが、パンパンパンとそろって、メダルがじゃがじゃが出はじめた感じだ。ヤターッ、キターッ。
 注)このお店は、通常、売り子さんは三人です。

 一日のおわりのほうでいいことがあると、その日ぜんぶが、好い日だったような気になる。

 この得した気分をたいせつにして、またあしたからがんばろ、と思って、とぼとぼとおうちに帰った。

2010年10月29日金曜日

ひらいしん

 マンションの屋上で、朝日をあびて、まぶしくかがやいているのは、避雷針。

 ちょいと前にカミナリさまが落ちてひんまがってたのを、なおしてもらってピカピカ。

 "避ける"ゆう字がついとるけど、身をていしてヒトを守る。宮沢賢治ばりのヒト。

 「あぶない! わしをおいてみんな逃げろっ!」

 一生、言うことはないな。

2010年10月28日木曜日

コーヒーをはんぶん

 きょうも、きのうと同じ店員さんが、コーヒーのおかわりをつぎにきてくれた。

 半分ほどお願いします、というと、「はいっ、はんぶんですね。」と、元気よく復唱してついでくれた。

 ずいぶん前に、このお嬢さんに、半分ほどお願い、とコーヒーのおかわりを頼んだときのこと。

 カップに半分ほどコーヒーをついだあと、首をかしげながら、カウンターのむこうに歩いて行ってしまった。

 なんじゃろか?、と見ていると、コーヒーが半分入ったカップに、じょぼじょぼとお湯をついでいた。

 そりゃ違うし、と心の中でつっこんだが、気が弱いので、持ってきてくれたうっすーいコーヒーをすすって帰った。

 ずいぶんと変なことをいう客だ、と思ったにちがいない。

2010年10月27日水曜日

きょうはいえたぞ

 COCO壱番館でカレー食べるか、ミスドにいくか考えて、結局こっち。
 この時間帯になると、がっつり食べようゆう気にならん。

 でも、きょうは言えたぞ。2回も。
 つりもらうときと、コーヒーのおかわりもらうときに、"ありがとう"ゆうて。

 蚊のなくような声じゃったけど。

2010年10月26日火曜日

ありがとう

 はらへって、ぎゅるぎゅる鳴るのを我慢して仕事しよったのに、いざ食べられるだんになったら、もりもり食べたい気持ちはどっかに消えてなくなっていた。

 閉店前の、いそがしい時間帯だったのに、コーヒーのおかわりいかが?、と店の嬢ちゃんがつぎにきてくれた。

 で、ついでもらったあとに、つい、"すいません"、と言ってしまった。

 いつも、"ありがとう"と言おうと思っとるのに、どうも気恥ずかしくて、ヒトに言えない。
 すっ、と自然に、"ありがとう"、と言いたいのに。言おうと思うと、ぎくしゃくしてしまう。

 つぎについでもらったときには、"ありがとう"、と言おう。

2010年10月21日木曜日

先達はあらまほしき事なり

 自分には、ストリップの師匠がいた。
 いまから20年ばかし前の話。

 学生時代、所属していた研究会に、だれからも尊敬される、院生の先輩がいた。
 自分は、その当時もだめだめな学生だったが、その先輩から勉強のおしえを請い、遊びにもつれてってもらっていた。

 はじめてストリップ劇場(以下、小屋)にいったのは、もちろんその先輩につれられてだった。
 それからは、どこの小屋にだれが来てるからいこう、とか、ちょくちょく一緒に観劇に出かけるようになった。

 先輩がおっかけをしていた"菊地エリ"さん(いまも現役!)を見にいったり、"樹まりこ"さんや"小林ひとみ"さんだの、AVの女優さんのほか、残念ながら名前はわすれちゃったけど、きら星のような踊り子さんを見にいってた。

 小屋とは関係ないけど、レンタルビデオ屋で一緒にならんで、松坂季美子さんと握手してもらったことがあった。家族づれとかおる中で・・・。衆人監視状態、さらしモノともいう。

 アイドルだけじゃなく、おば・・・、ぢゃなかったお姐さんの芸を見るのも好きだった。
 まさに(伝統)芸能っちゅう感じ。いまはもう途絶えた技もあるかもしれない。

 昭和の終わりから平成のはじめにかけてで、AV(アダルトビデオ)が大はやりだった。ストリップはすでに斜陽だったが、なんでもありで、まだ活気があった。わい雑で、わいせつな活気。
 当時も、平日やらはお客さんがめちゃ少なかったりしたけど、今みたいな萎縮した雰囲気はなかった。

 浅草のロック座や、AVの女優さんとか、めちゃ若くてきれいな踊り子さんが踊るよりは、お姐さんが芸を見せる方が主流だったような気がする。田舎だったし。

 当時、びんぼう学生が、どうやってお金をひねりだしてたのか覚えてないが、今よりもはるかに小屋にいってた。

そのうち、ひとりでも小屋にいくようになった。

 『「悪所」の民俗誌 色町・芝居町のトポロジー(文藝春秋刊)』という本の冒頭で、沖浦和光さんは、「人の世には<人生の磁場>とでも呼ぶべき場所がある」、とおっしゃってたが、自分の磁場はストリップだったように思う。
 今でも、芸能だの職業だのをみるときは、ストリップや踊り子さんが、自分の中ではなんか基準になっている。
 なにがどう、と理論だてて説明はできんのじゃけど。
 "ロートレック展"を見にいっても、"グランディーバ"のバレエや"シルク・ドゥ・ソレイユ"を見にいっても、江戸以前を舞台にした本やマンガを読んでも、頭に浮かんで比較すんのは小屋や踊り子さん。



 「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。(徒然草第52段)」



 で、その先輩はどうしておられるかというと、某有名大学で、教鞭をとっておられる・・・、教授さん。
 活躍は、その世界を離れた自分にも聞こえてくるほど。

 いまじゃ、とてもじゃないが小屋にいったりする時間はないと思われる。私生活のない生活をおくっておられるのでは?

 自分のほうはあいかわらずじゃけど、当時は自分も先輩も若く、お金もなんもないけど、今より時間があった。疾風怒涛の思春期は過ぎてたけど、まだ多感で悩みおおき青年だった(ような気がする)。
(中学生ぐらいからを青年期と呼んでて、青年期は「疾風怒濤の時代(byゲーテ)」と言われとります。)


 なんか、今がいいとか、当時がいいとかゆうわけじゃないけど、すごい懐かしいねえ。

2010年10月20日水曜日

おはながずーるずーる

 さいきん、鼻水がとまらない、なぞの病気に悩まされている。
 なにかわからん、空気ん中をとんでるもんに反応してのアレルジーと思われるが、病院はきらいなんで行かない。

 何年か前に、この症状と目のかゆみで皮フ科に行った。
 目も赤いから、なんかの花粉によるアレルジーでせう、と医者にいわれたが、違います、ときっぱり否定して帰った。
 認めてしまうと、ほんとに花粉症になっちまうと、呪術的なことを考えてた。
 花粉のアレルジーゆうたら、職場の人やらのスギ花粉の苦しむさまを思い出して恐ろしく、不治の病ではないかと思ってるから。

 毎年このへんの時期のような気がするが、家にあるアレルジーの薬を飲んでしのいでいる。

 薬のんどっても、風呂に入ったときとかとつぜん鼻水がとまらなくなり、鼻水をびろーんとたらしながら、あーうーとうめきながら髪を洗うことになる。

 恐ろしや花粉症。
 アトピー性皮フ炎は、ガキのころからずっとなんで、平気じゃけどね。

2010年10月19日火曜日

ついに、あの松本大洋が

 商店街の中を、ぶらりんぶらりんと歩いて帰ってた。ぼーっ、として。

 んが、とつぜん目が覚めたのが、この看板。
 わだすの愛する、松本大洋さんのマンガ、"ピンポン"ではないか。

 マンガ、アニメ、特撮、映画、ドラマ、タレントまでも、なんでもかんでもパチンコやらスロットやらになっとるけど、まさか松本大洋さんちのマンガがパチスロになる日がくるとは思わんかった。

 高校生が、卓球に打ち込むスポーツマンガ。ただし、その勝ち負けだけで終わらないのは、松本大洋さんであるからして、もちろんのこと。
 登場人物すべてに、その存在感があり、敗者の姿に涙した。
 氏のマンガはみな大好きだけど、わかりやすくて読んで気持ちがいいのはこれ。絵はともかくとして、ヒトに最初にすすめるとすれば、このマンガ。

 窪塚くん?を主役にして映画化もされて、これも面白かった。
 滑稽なほど忠実に、しょうまじめにマンガを再現しようとしていたが、しらけるどころか、よけいに気持ちよかった。
 欠点ゆうたら、高校生のはずの登場人物が、みなおっさんゆうことぐらい。

 でも面白いのは、松本大洋氏のマンガの中で、"ピンポン"を選んだこと。
 普通に、無難に考えりゃ、"鉄コン筋クリート"のほうをとると思うんじゃけど。

 しぶいゆうか、なんというか。
 家のWiiにも写真おくっとこ。

2010年10月17日日曜日

あそびせんとや

 わかいもんと一緒に飲みにいった。

 一次会、二次会とみなでしゃべりまくったが、おっさん(わたしは)眠くなってきたので、二次会で失礼することにした。

 二次会の払いで、サイフをあけて、なんぼ残すかサイフと相談した。
 二千円、三千円、いや、土日があるから弱気で四千円残そう・・・。

 こんな弱気じゃかっこわるいぜ、と思いながら、残りの金を全部置いて帰った。
 足りんぶんだけ、みんなで払ってね、つって。

 帰る前にコーヒーが飲みたくなり、喫茶ゆうかバーによった。12時はすぎていた。
 店は若者でいっぱいだったが、入り口、いちばん端ににひとりぶん席があった。

 熱いコーヒーをすすっていると、大学出たて、ゆう兄ちゃんふたりが話しかけてきた。

 なんでか、いき投合して、調子んのってしゃべくっとったら、1時間たっとった。コーヒーはおかわりした。

 ほんじゃ、おっさん帰るわ、って少し多めに払って、兄ちゃんらのに足しとって、とかわいい(ほんとにかわいい)ウエイトレスさんに言って、店を出た。

 帰り道、このまま寝たら、あす酒が残って"えらい(きつい)"と思い、コンビニでスポーツドリンクを買った。

 サイフの中には、千円札が一枚きりだった。


 サイフにお札を残すようじゃー、まだまだあまいな、と思った。

かばんの中からこんにちは

 家族でお出かけすんのに、最近つかってなかったカバンを使おうと思ったら、なんか荷物が入っている。

 使い古しの封筒に入ってて、なんじゃろか?、と思ってあけてみると、笠木忍さんちのアダルト・ビデオじゃった。

 すげーびっくりした。居間のすぐへりだったんで、どきどきした。

 閉店するビデオ屋さんの、処分セールでみつけて、おーこれはお救いせねば、と買ったはいいが、家での隠し場所に困って、カバンの中に入れたんだった。当然、まだ見てない。

 封筒ごと別のカバンにつっこんだ。
 忘れんようにせねば。

2010年10月12日火曜日

ミスドの奥の席は・・・

 コーヒー一杯でいすわるし、たばこも吸うので、ミスドの席は、ヒトのジャマにならんように思って、できるだけ奥のほうに座るようにしている。

 きょうは、一番奥ではないけれど。

 きょうのミスドの奥のほうは、不思議なふんいき。
 なにがって、独語(ひとりごと)の率、高し。

 前の席のおじさんは、ずっと笑っている。笑いがとまらない。
 ひーひー言って笑っている。
 ひとりじゃけど。音楽もラジオも聞いていないし、電話もしてないけど。ひとりでたばこ吸ってるだけ。
 でも笑いがとまらん。
 なんか、聞こえとるんじゃろうか。思い出し笑いじゃろうか。

 んで、自分の右手のじいちゃんは、ずっと下向いて、お経のように、小声でぶつぶつ言っている。
 ときどき顔をあげて、「あーあっ」、とすごい大きな声でため息をつく。
 でしばらくすると、またぶつぶつがはじまる。

 そして、もうひとりは、わたしだが、携帯でブログの投稿をこちょこちょ打っている。ようするに、独り言。

 ここのミスタードーナツは、どんなヒトでも、おってもよいような雰囲気がある。
 若いヒトも年のヒトも。健康なヒトも、そうでなさげなヒトでも。自分も含めて。
 だから好きだ。いごこちがいい。

 さて、わたしも帰ることにしよう。
 じいちゃんは席を立ったし、前のおいさんの笑いも、いつの間にかとまっていた。

お日さまのにほひがする

 さいきん気にいってるのが、ソファに寝ころんで、ノートパソコンでインターネットのホームページをぶらぶらすること。

 あおむけに寝そべって、足をのばし、太もものうえにノートパソコンを置く。

 タダでいただいてきたパソコン。古くて、起動してから5分か10分はハードディスクがジーコジーコ鳴ってて、まともに動かん。
 でも、落ちついてからは、ブログやオークションを見てまわるぐらいは不自由しない。
 このスタイルに落ちつくまでは、家に帰ってからも"モバイラー"だったので、快適である。自分がパソコンを使いたいときには、たいてい、もうだれかがデスクトップパソコンを使ってたので、しかたなく3〜4年前のスマートフォンで、ネットをうろうろしていた。ただ遅いだけでなく、ブラウザが古いので、こったホームページはうまく表示できないし、フラッシュが使ってあったひにゃあ、画面が真っ白なまま。

 というわけで、A4フルサイズのノートパソコンでの散歩は、とても快適。

 ただし、ひとつ困ったことがある。
 パソコンの底面が、もうれつに熱くなること。

 触ったときに、温かいのではなく、はっきりと、"熱い"ので、長い時間使ってると、低温やけど間違いなし、というぐらい。

 でも、でろーんと寝そべっての散歩が気にいってるのだ。だらだらしたいんだ。

 で、休日など、長時間お散歩をしていると、太ももがずいぶんと熱くなり、少し痛がゆいような感じになる。
 さらにそのまま続けていると、ジーンズの太もものあたりから、なんだかいいにおいがしてくる。
 それは、天気のよい日に干した布団のにおい。そう、お日さまのにおいだ。

 低温やけどの経験はないが、けっこうやばいことは知っている。さすがにこわくなる。
 そこで、ちょっと姿勢を変えてみる。

 上半身は寝そべったままで、ひざを体育ずわりのように立てる。
 パソコンは、画面を本体から180度開いた状態にする。んで、おなかのへんに、びみょうに体(足)にさわるかさわらんかぐらいに立てる。
 くの字にまげた体のお腹んとこを支点にして、ノートパソコンが垂直にそそり立ったような状態。
 お腹のへんのタッチパッドを、こしょこしょと操作するが、少し出っ腹がジャマ。


 その姿勢でだらだらとネットのお散歩を続ける。

 しばらくして、太ももが冷めてきたら、またでろーんと足をのばして、太ももにパソコンをもどす。
 あくまで寝そべったまま。


 こおゆう、ただれた時間が、わたしは好きだ。

2010年10月10日日曜日

一週間、また一週間待ったはなし、または待てなかったはなし

 めちゃめちゃはまった、アニメ”亡念のザムド”。

 そもそも、中坊の子どもが、自分が見るのに借りてきたもんだった。
 それが、1巻目を家族全員で見たところで、自分(わたし)がはまりこんでしまい、なんで1本しか借りてこなんだかと、中坊にめちゃめちゃ文句を言った。
 なんで1本ずつ借りるんか! 3本ぐらいまとめて借りて来い!

 近所のレンタル屋には、ザムドなんかない。ゆうか、そこんちはラインナップが、すげ少ない。

 それからは、もう、中坊に命令。
 街ばのTSUTAYAで、”学校帰りに”、借りてこさせるようになった。中学生に・・・、学校帰りに・・・。
 世の教育的な親御さんは、まねしないでね。


 ところが、前に借りている人がいて、しかも、ちびりちびり1週間に1本ずつ借りておられる。
 必然的に、後ろを追いかける形で借りてる我が家も、1週間に1本ずつしか見られない。



 土曜とか日曜に、中坊が借りてきたビデオを見る。
 1話目終わる。「むふーっ」。おっさん(わたし)の鼻息、またはうなり声。
 テンツクテンツク(エンディング&次のオープニングの曲)。おっさんは、おとなしく見ている。早送りもせずに。

 で、その巻の最終話を見終わったところで、おっさん(わたし)が切れる。
 ここで終わりかっ、これで終わりなんか! 続きはないんか。なんで借りてこんのじゃ。んがー。
 おっさん、あばれる(口だけじゃけど)。


 街ばのTSUTAYAには、ザムドは1本ずつしかないので、前の人が返してくれるまで、1週間、もんもんと待つ。

 んで、土日に見る。
 おっさん、見終わったあとに、あばれる。


 これを8巻まで、えんえん続けた。
 うちのあとに、借りはじめた人がいたらしいが、当然、1週間に1本しか借りらんない。
 ワンセットしかないレンタルビデオを、3~4組の客が、じりじりと借りている。
 だれが止めとるんじゃ。律速段階はだれなんかっ。


 んで、最後から2番目の8巻目。
 もう、見たら、なにがどういいのか、説明はようせんのじゃけど、とにかく、シンクロ率がさらに急上昇。どうでも次が見たい。
 おっさん(わたし)、またあばれる。次の9巻目が最後なのだ。よけいにあばれる。


 とうとう、がまんできんくなった、もう夜も暗くなっとったのに、地元のTSUTAYAまで車飛ばして、最後の巻を借りに行った。
 家族から、「はっ!? いまから行くん?」と言われながら、家をでた。 小雨が降っていた。
 会員証つくって借りて、きょう、最後まで見るんじゃ。


 広い店内で、迷いまくって、やっとザムドを見つけた。あった!
 全巻そろっとった・・・。きれいに全部。だれも借りてない。1本も。


 なんなん、あるじゃん。しかも、だれも借りちょらんし。


 なんなんー。もう。

2010年10月9日土曜日

”亡念のザムド”、もうだみだ

いま、8巻目を見終わった。
もう、わけわかんない。ついていけん。
ちらっと、イデオンの"因果地平"があたまをよぎる。
それじゃ、いけんじゃろー。
"生きたいと願え"、ゆう言葉が、ラストにどうつながるのか?
がまんできんので、いまから家族が風呂に入っている間に、車とばして、最後の9巻目を借りにいきます。
もう、しんぼうたまらん。

2010年10月8日金曜日

眠る男

 きのうは、とにかく寝てた。

 朝ご飯食べて、寝て。

 起きたら昼すぎで、ご飯食べて、寝て。

 6時ごろ起きて、おやつ食って。
 夕ご飯食べて、風呂入ったら、もう12時ぐらいには寝て・・・。


 人間、寝る気になったら、いくらでも寝られるもんだと思った。

 ゆうか、起きる気がなきゃ、いつまででも寝てる、ゆうか。


 おかげで、きょうは、脳みそが半分くさっとった。

2010年10月6日水曜日

3D映像の、はなし

 さいきん、ちまたで評判の、ゆうか、いろんなとこがはやらせようとしている3D映像について、駄文を。
 赤青メガネの3D映画は、けっこう昔からあった("スパイキッズ 3D"は、けっこう最近。)。
 でも、リアルにものをみるのには、ほど遠い代物で、悪いが、遊園地のアトラクションレベルだった。
 で、ついに、いろものでない3D映画、"アバター"がやってきたのです!

 が、しかし、わたくしめは、カメラ2台で撮って専用のメガネ(液晶シャッターかなんか?)をかけて見るとゆう、ジェームズ・キャメロンばりの映像は、実は、20年以上前に体験済みだったのです。
 アダルトビデオじゃったけど・・・。

 当時、レンタル屋でそれを見つけたときは興味しんしんで、すげーうれしくて、そく借りた。
 ものを見るということは、単純にカメラがとらえたものを再生することではなく、入力された画像を、脳みそで補正しまくっているとか、ちょうど授業で習ってて、液晶シャッターのゴーグルかぶって、立体視の実験とかもしてた。それで当時、3D画像に興味をもっていた。
 そのソフトの専用メガネ(ゆうよりは、ゴーグル)は、ビデオとテレビの間にはさむ形で接続しし、見るのはメガネごしにテレビを見る、ゆうものだった。
 で・・・、感想は、やっぱり人間の目は複雑で、よくできている、というものだった。
 ビデオの内容自体は、どーでもよくて、まったく覚えていない。ほんとに。
 とにかく、人間の体のしくみに感心した、ゆう記憶しかない。
 そのオトナのビデオは、3D映像であることを最大限にいかそうとする内容だったと思うが(乳がでかい女優さんをつかうとか)、ヒトの体が、ぺにょんぺにょんの、厚さのない紙のように見えた。
 胴体があって、それよりも手前に乳がある(出ている)ことはわかったが、それぞれが連続するかたまりに見えず、独立してぺにょんぺにょんに見えた。
 飛び出す絵本みたいゆうか、CTスキャンで輪切りにした映像を縦にならべたというか、やわらかな面で構成された物体がそこにある、という感覚にはほど遠かった。

 ともかく、単純に二つのカメラで撮るだけじゃだめなんだ、ヒトが肉眼で立体視するのと、おんなじにはなんない、ということがわかった。
 立体視には個人差があって、得意不得意にずいぶん差がある(らしい)。
 よって、技術の問題でなく、自分(わたし)個人の、脳みその画像処理の問題の可能性も多分にあるが、耳にくらべると、視覚がずいぶん複雑なんだな、と思った覚えがある。

 立体音響は、自分の記憶ではずいぶん早くて、30年ほど前には、"ホロフォニクス・アルデバラン"とかゆう、立体音響理論に基づいたテープが市販されていた(CDじゃなくて、テープですよテープ!)。
 そのテープを、密閉式のヘッドホンで、目をつぶって聞くと、その音のリアルさにびっくりしていた。頭のまわりを、マッチ箱がちゃかちゃか鳴りながらまわるとか、左右だけでなく、上下の立体感(位置)まで感じた。
 映画、"エイリアン2"は、ジェームズ・キャメロンさんが監督だったが、着陸船が爆発したときに、目の前まで鉄パイプが転がってきたのにどぎもを抜かれた。これも音。
 うしろからヘリが飛んできたり、音としては、映画はいろんなことをやっていた。

 そして、ハイビジョンの時代の3Dとして、まんをじしてやってきたのが、"アバター"。
 すごい楽しみにしとって、公開されると、すぐに見に行った。中坊の息子つれて。
 "アバター"の内容自体は、まあ、おいといて・・・。ハリウッド映画ですから・・・。キャメロンさんだし。
 CGの森はすばらしかった。空気の湿度まで感じられて、感動した。どこのだれの映画でも、アニメーションでもできないことを、この映画は実現してると思った。
 が、3Dは・・・、落胆した。やっぱり、ヒトもものもぺにょんぺにょんに見えた。
 「このレベルの3D、20年前に見たわ。アダルトビデオで。」と、愚息に言ってしまった。
 なんが、現実のものを見るという行為と違うのか、わからない。
 ピントか、左右の眼球の角度か、それらの画像を処理する、脳みそのプログラムか?
 ちゃんと、目玉とおんなじにカメラ2台で撮ってんのに。なぜ、連続した面に見えないのか?
 技術の問題か、脳みそのプログラムの問題か? これから3Dの画像を見まくったら、脳みそが慣れて、現実に近い感覚で見られるようになるのか?

 先日見に行った、"バイオハザード4"も、おんなじだった。
 ふりそそぐ雨のつぶや、せまってくるオノは、確かに奥行きがわかった。位置関係がわかったというべきか。なにが奥にあり、手前にあるのか。
 でも、ぺにょんぺにょん問題は、おなじだった。

 これから、メガネなしの3Dモニターなど、3D関連商品がつぎつぎに送りだされてくる。
 モニターやスクリーンにむかって、手をのばしたくなるような、リアルな3D映像が見られる日を、首を長くして待ってます。
 いつ、20年前のアダルトビデオを超えるもんがくるかな?

2010年10月3日日曜日

e-hon 全国書店ネットワーク

e-hon 本/CD/DVD

 トーハンさんの運営しているサイトです。
 在庫や、発売予定日を確認して、注文ができます。
 わたしは、モノによって、お店を使いわけてますが、本やマンガは、おもにここで注文しています。
 理由は、1.本のあつかいがていねい、2.なじみの書店に本が届きます、3.その書店で支払って受け取り(クレジットカード不要)。
 CDや、DVDの注文もできますが、値段や品ぞろえで、amazonさんや、ネット・オークションなどと、使いわけています。
 あなたの町の書店も、きっと加盟しています。
 あなたの本を、amazonさんや、大型の複合書店ではなく、あなたの町の、なじみの本屋で購入してみませんか?

”バイオハザード4”ふたたび(ねたばれ注意)

実は、バイオハザード4は、2D版を見にいってた。
んで、どうでも見比べたくなって、もっぺん、3D版を見にいった。また中坊つれて。
今度は、吹き替え版。
「だんだんだんだんだんだんだんだん、中島美嘉」
冒頭の中島美嘉は、なんど見てもいい。
雨のつぶつぶが、きわだって見え、美しかった。大つぶのぼたん雪ふる日に空を見あげたときの、"天がおりてくる"ような錯覚を思い出した。映画は、俯瞰の視点だったけど。
やっぱ、オープニングのこのシーンは、ええわ。なんか、あのしつこさがエロくて。
べつに、中島美嘉に、はぐはぐとかぶられたいとは思わんが。
「やっぱ、アクションでしょう」
あらためて見て面白かったのは、アクションシーン。
しょっぱなの東京本部、処刑マジニさんとのシャワー室での対決、最後のラスボスとの決戦と、なんか、"マトリックス"の正統進化、ゆう感じで、かっこよく、かつ美しかった。
"マトリックス"でどぎもを抜かれた(日本アニメお得意の)、"まわりこみ"こそなかったが、超高速カメラを使ってのスローは、スタイリッシュでかっこよかった。
東京本部は、ちょっとずれた日本趣味が炸裂。そうか、スーパーマンになったら、やっぱりニンジャなんじゃ。
「処刑マジニさんについて」
処刑マジニさんは、最初に見たときに、すごいかわゆくて気にいったが、ぽっちゃり系と思ってたのに、3D版で見るとすっきりスマートな体形で、ええ男っぽかった。マスクしとるけえ、顔は見えんけど。
ずーりずーりと、斧をひきずって登場するとこは、やっぱえかったな。デター、キター!、ゆう感じ。
子どもの顔を見ると、すげーうれしそうに笑っとった。カエルのこはカエルだ。
「マジニさんたちについて」
ゲームにそっとるんじじゃろうけど、アンデッドが走るのは反則と思う。大人数が、たったかたったか元気よく走ってくるのは、まじ怖い。
うじゃうじゃおるけどのろい、ゆうのがデイ・オブ・ザ・リビングデッドとか、むかしからのお約束のはずなんですが・・・。
そういえば、わんことボスキャラは、1のときから元気よく走ってたな。
「白の民俗について」
最後に、タンカーのうえに、解放された人たちが集っているシーン。
そのさわやかな表情もあって、白がすごい美しかった。
白。純粋で、清浄な、汚染されていないモノを象徴するためだったのだろうが、衣装のデザインも効果的で、とてもきれいだった。
「レオタードのねえちゃんについて」
最後の最後に出てくる、ねえちゃん。ぱっつんぱっつんのレオタードはうれしいが、いらない・・・。
ねえちゃんのお色気がいらん。あんなに表情はいらんて。次の映画につながるんじゃろうけど、表情少なくして、目がぴにょんと赤く光るぐらいにしてほしかった。
せっかく、黒くて固くて、感情なし、ゆう雰囲気をつくっとるのに、ねえちゃんのくねくねと、いなげなブローチ(へんなリモコン)で、だいなし。
「カプコンだ!」
クレジットで、でっかく"カプコン"ってでたときは、無償にうれしかった。子どもと二人で、おーっ!、と声だしてよろこんだ。
"Sony"とかでても、たいしてなんとも思わんが(配給はSonyです)、ハリウッド映画にゲーム会社だと、なんか、"してやったり"、ゆう気持ちになる。
サブカルチャーをひいきしているからじゃけど、歌舞伎も浮世絵も、サブカルチャーじゃないっけ?
サブカルチャーで、"文化侵略"。子どもの次はオトナがターゲットだ!
「かんじんの3Dのこと」
また見にいったのは、もっぺん金だして劇場で見てもいいかなと思ったのと、2Dと3Dを比べてみたかったから。
予想どおりに、冒頭の雨の交差点と、シャワー室のシーンはすごくよかった。丸い雨つぶが美しい。
でも、これは、3Dの、というよりは、超高速度カメラのチカラかもしれない。
なにかよりも、なにかが、手前にある、奥にある、ということは確かにわかるが、どうも、モノがそこにある、ヒトがそこにいるリアルにはほど遠い。
映画の味つけにはなっているが、映画をおもしろくする、革命的な技術とは思えない。"アバター"を見たときにも思ったが、別に2D版でも、十分に面白いのではないだろうか。
3Dについて思うところは、また別の項で・・・。

やっぱ、映画は映画館で見るんがおもしろい。3Dが、映画館に人を呼ぶ呼び水になってくれればええな、と思う。
本は買って読む、映画は映画館で観る、ゆうのが基本ではないかと、自分は思うのでアリます。

2010年10月2日土曜日

闇夜にロリータ

 子どもをつれて、夜出かけた。

 暗い路地をまがると、ぼわっと、浮かびあがるように、白いロリータのねえちゃんがいた。

 ぎょっとした。
 まじで、怖かった。ドキドキした。

 だまってすれ違って、しばらくして、子どもと二人でしゃべりまくった。
 「こえー」、「まじこええよ」、「ホラーじゃ」。

 明るいとことで見ると、多分、かわいいお嬢さんだったのだろうが。
 失礼な話だが、まじで怖かった。
 ひとりじゃなくて、よかった。

2010年10月1日金曜日

夜の出動でみたもの、ふたつ

 仕事をやっつけて、ご機嫌で帰ってる途中。

 闇夜のむこうに、白っぽく、ぼんやり浮かんで見えるものがいた。
 野犬か、めずらしいな、と思いながら近づくと、でっけーイノシシだった。

 おいおい、と声にだしてふり返った。
 いかに田舎とはいえ、集落の中を走る国道である。夜間は、車は60キロ超でとばして走る道。
 あんなもんをひいた日にゃあ、車もただではすまない。

 あんな集落までシシがおりてくるんかい、と考えながら走っていると、まわりが明るくなり、国道は2車線になった。


 反対車線を、すごいイルミネーションが、ビカビカ光りながら走ってくる。ふらふらとゆれながら。

 それは、"デコ・トラ"ならぬ、"デコ・チャリ"だった。
 よく聞きとれなかったが、威勢のいい、男性ボーカルの曲を、大音量で鳴らして、兄ちゃんが、左右に体をゆらしながら自転車をこいでいた。
 うしろには、でっかい旗がたててあって、ばさばさとはためいていた。

 すげっ、と声にだしてふり返った。
 でも、兄ちゃん、2車線の国道で、車道をちんたら走ったら、あぶないよ。


 夜走ると、ふだん見かけないものを、いろいろ見る。

夜は、くらい

 きょうは、夕方からばたばたして、夜に現場に出動。

 明かりがないと、夜はあんなに暗いのかと、びっくりした。というよりも、びびった。
 自分が、いま、どんなとこを歩いているのかすらわからんかった。

 頼りになるのは、携帯の画面の明かりだけ。
 携帯で、地べたを照らしながら河原を歩いて、目標までたどりついた。

 携帯のぼんやりした明かりが、とても頼もしかった。
 圏外じゃったけど。

 ひっつかんで車に乗った、カギが"アタリ"で、トラブルについての、読みもアタリだったのは、うれしかった。ヨシャッ、ゆうて心んなかでガッツポーズした。
 もともとは、監督ふゆき届きが原因じゃったけど・・・。
 こんな、いきあたりばったりで仕事すんのは、こわいぜ。

 まっ、とりあえず、きょうをしのげたから、よしとしよう。