実は、バイオハザード4は、2D版を見にいってた。
んで、どうでも見比べたくなって、もっぺん、3D版を見にいった。また中坊つれて。
今度は、吹き替え版。
「だんだんだんだんだんだんだんだん、中島美嘉」
冒頭の中島美嘉は、なんど見てもいい。
雨のつぶつぶが、きわだって見え、美しかった。大つぶのぼたん雪ふる日に空を見あげたときの、"天がおりてくる"ような錯覚を思い出した。映画は、俯瞰の視点だったけど。
やっぱ、オープニングのこのシーンは、ええわ。なんか、あのしつこさがエロくて。
べつに、中島美嘉に、はぐはぐとかぶられたいとは思わんが。
「やっぱ、アクションでしょう」
あらためて見て面白かったのは、アクションシーン。
しょっぱなの東京本部、処刑マジニさんとのシャワー室での対決、最後のラスボスとの決戦と、なんか、"マトリックス"の正統進化、ゆう感じで、かっこよく、かつ美しかった。
"マトリックス"でどぎもを抜かれた(日本アニメお得意の)、"まわりこみ"こそなかったが、超高速カメラを使ってのスローは、スタイリッシュでかっこよかった。
東京本部は、ちょっとずれた日本趣味が炸裂。そうか、スーパーマンになったら、やっぱりニンジャなんじゃ。
「処刑マジニさんについて」
処刑マジニさんは、最初に見たときに、すごいかわゆくて気にいったが、ぽっちゃり系と思ってたのに、3D版で見るとすっきりスマートな体形で、ええ男っぽかった。マスクしとるけえ、顔は見えんけど。
ずーりずーりと、斧をひきずって登場するとこは、やっぱえかったな。デター、キター!、ゆう感じ。
子どもの顔を見ると、すげーうれしそうに笑っとった。カエルのこはカエルだ。
「マジニさんたちについて」
ゲームにそっとるんじじゃろうけど、アンデッドが走るのは反則と思う。大人数が、たったかたったか元気よく走ってくるのは、まじ怖い。
うじゃうじゃおるけどのろい、ゆうのがデイ・オブ・ザ・リビングデッドとか、むかしからのお約束のはずなんですが・・・。
そういえば、わんことボスキャラは、1のときから元気よく走ってたな。
「白の民俗について」
最後に、タンカーのうえに、解放された人たちが集っているシーン。
そのさわやかな表情もあって、白がすごい美しかった。
白。純粋で、清浄な、汚染されていないモノを象徴するためだったのだろうが、衣装のデザインも効果的で、とてもきれいだった。
「レオタードのねえちゃんについて」
最後の最後に出てくる、ねえちゃん。ぱっつんぱっつんのレオタードはうれしいが、いらない・・・。
ねえちゃんのお色気がいらん。あんなに表情はいらんて。次の映画につながるんじゃろうけど、表情少なくして、目がぴにょんと赤く光るぐらいにしてほしかった。
せっかく、黒くて固くて、感情なし、ゆう雰囲気をつくっとるのに、ねえちゃんのくねくねと、いなげなブローチ(へんなリモコン)で、だいなし。
「カプコンだ!」
クレジットで、でっかく"カプコン"ってでたときは、無償にうれしかった。子どもと二人で、おーっ!、と声だしてよろこんだ。
"Sony"とかでても、たいしてなんとも思わんが(配給はSonyです)、ハリウッド映画にゲーム会社だと、なんか、"してやったり"、ゆう気持ちになる。
サブカルチャーをひいきしているからじゃけど、歌舞伎も浮世絵も、サブカルチャーじゃないっけ?
サブカルチャーで、"文化侵略"。子どもの次はオトナがターゲットだ!
「かんじんの3Dのこと」
また見にいったのは、もっぺん金だして劇場で見てもいいかなと思ったのと、2Dと3Dを比べてみたかったから。
予想どおりに、冒頭の雨の交差点と、シャワー室のシーンはすごくよかった。丸い雨つぶが美しい。
でも、これは、3Dの、というよりは、超高速度カメラのチカラかもしれない。
なにかよりも、なにかが、手前にある、奥にある、ということは確かにわかるが、どうも、モノがそこにある、ヒトがそこにいるリアルにはほど遠い。
映画の味つけにはなっているが、映画をおもしろくする、革命的な技術とは思えない。"アバター"を見たときにも思ったが、別に2D版でも、十分に面白いのではないだろうか。
3Dについて思うところは、また別の項で・・・。
やっぱ、映画は映画館で見るんがおもしろい。3Dが、映画館に人を呼ぶ呼び水になってくれればええな、と思う。
本は買って読む、映画は映画館で観る、ゆうのが基本ではないかと、自分は思うのでアリます。
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