きょうは、一番奥ではないけれど。
きょうのミスドの奥のほうは、不思議なふんいき。
なにがって、独語(ひとりごと)の率、高し。
前の席のおじさんは、ずっと笑っている。笑いがとまらない。
ひーひー言って笑っている。
ひとりじゃけど。音楽もラジオも聞いていないし、電話もしてないけど。ひとりでたばこ吸ってるだけ。
でも笑いがとまらん。
なんか、聞こえとるんじゃろうか。思い出し笑いじゃろうか。
んで、自分の右手のじいちゃんは、ずっと下向いて、お経のように、小声でぶつぶつ言っている。
ときどき顔をあげて、「あーあっ」、とすごい大きな声でため息をつく。
でしばらくすると、またぶつぶつがはじまる。
そして、もうひとりは、わたしだが、携帯でブログの投稿をこちょこちょ打っている。ようするに、独り言。
ここのミスタードーナツは、どんなヒトでも、おってもよいような雰囲気がある。
若いヒトも年のヒトも。健康なヒトも、そうでなさげなヒトでも。自分も含めて。
だから好きだ。いごこちがいい。
さて、わたしも帰ることにしよう。
じいちゃんは席を立ったし、前のおいさんの笑いも、いつの間にかとまっていた。
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