行くときからギリで、全力疾走で駅まで行く。
先に電車に乗ってたガキに追いつく。
息も絶え絶え。腹がいてへ。
マチにつく。
ガキと時間、待ち合わせ場所を確認して別れる。
こっから、よーいドン!
一直線で電話屋へ。修理の終わった携帯電話を引き取りに。これがほんとの用事。大事なおつかい。
手続きが全部終わって、店の嬢ちゃんが「以上です」、ゆうたところで、おもむろにカバンからごそごそっと、"ういろう"を出す。
「おみやげです」「みなさんで食ってください」
「えー、ありがとうございますぅ」と言ってるネエちゃんに会釈してあしばやに店を出る。
やたら人通りの多い中を、カニのように右に左にぬって歩く。
時計を見る。
「くそっ、もうこんな時間か」
競歩状態でたどり着いたのは、広島第一劇場(ストリップ劇場)。
スタッフの兄ちゃんに、「いま何人目?」と聞くと、「まだひとり目、トップです」。
よしゃっ、とドアをあけて、ほのぐらい劇場の中へ・・・。
ズンチャカズンチャカと踊り子さんが踊ってるが、時計が気になる。
一巡、せめて一巡だけでも!、と腕時計とにらめっこしてねばるが、はいっ、もう時間です。
「まーじかよっ!」
また競歩状態で駅に向かう。
信号待ちになるだけで、みけんのしわが深くなる。
待ち合わせ場所のロッテリアに到着!
右!、左!、と店内をチェックする。
よしゃっ、ガキはまだ来ていない。
やっと落ち着いて、コーヒーを注文し、席にばさっとへたりこんで、たばこをふーっとふかした。
・・・、こんなん、情緒も余韻も、なんもないじゃん!
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