作者の千葉ミドリさんへ。
黒田硫黄さんとか、五十嵐大介さんとか諸星大二郎さんとか楳図かずおさんとか、お好きですか?
わたしは大好きです。
めちゃめちゃ絵が上手くって、いろんな絵柄や画材が使いこなせる方。んーが、おもしろいのはお話とその間。
ちょっと突き放したような、間の抜けたようなお話は、じぶんにはかちかちと分析や理解ができるわけじゃあないが、めっちゃおもしろい!
巻の読みはじめの頃は黒田硫黄さん思い出すなあと思いよったが、絵の崩しようはもっとひどいわ。崩し方のセンスはばつぐん、はるわ。
絵は言葉の補足でなく、言葉は絵の解説ではない。この絵このお話だからこそのヤバい化学反応。
「緑の予感たち 1」
千葉ミドリ/作
出版:(株)リイド社
2025年8月6日発行