一家で夕飯を食べながら、TV"クレイジー・ジャーニー"の録画を見ていた。
ゲストは呪物のコレクター兼、研究家兼、怪談話家(うさんくさすぎる。嫌いじゃない)。その人物がタイに呪物の買い付けに行く話じゃった。
"この仮面は人間の顔の皮をはいで作られています"
"はえー、すげ" "きもっ" もぐもぐ。てな感じ。
それで思い出したんじゃが学生時代に、著名な民俗学者が講義をするってんで、違う学部だったが覗きに行ったことがある。集中講座だった気がする。
途中で先生がこれは資料ですと言って石ころのようなもんを回し始めた。前の学生から後ろへ、前へ。自分も手にとって見て次の人に渡したが、ただの石ころだった気がする。
資料が回っている間も先生は淡々と講義を続けていたが、じぶんとこに資料が戻ったときに、さらっと言った。
"これはどこそこの御神体で、見たら死ぬと言われています"
"ぎやー" 学生が一斉に叫んで教室がどよめいた。しゃれにならん、めっちゃ怖かった。ぞーっと体にも反応出てた気がする。
その講義の中で、もっと怖い話もうかがったが、その話は…いまでも、あまりに怖すぎて文章には書けねえ。呪物を使って呪詛かける職能集団にかかる話ですた。
その先生のお名前は、宮田登さん。もう鬼籍に入られました。
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