2015年2月16日月曜日

"千年万年りんごの子"(1)〜 (3)(完) 田中 相 (著)

 ひさびさにヒットだった。いいヒト見つけた。

 はじめての長編とのことだけど、ていねいにお話が練られていて、最後まで緊張感が途切れることがなかった。

 結末はハッピーエンドじゃあないが、言葉(文字)にたよりきりにならずに登場人物の気持ちを書いてて、しかも人情に流されることがなかったように思う。すっと胸に落ちた。

 昭和の東日本の風景が、たんなる背景でなく、物語とうまくからんでたんではなかろか。美しく悲しく重いマンガでした。

 テキは人知を超えた存在で、その戦いはクトゥルフ神話なみに一方的で悲惨じゃけど、主人公を運命づけた、さらに大きな高次の存在があるのかも、そんなことを思ったラストじゃった。

 その意志は天よりも高くはかりしれない。そりゃ、カミですから。





"千年万年りんごの子"(1)〜 (3)(完)
田中 相 (著)
出版社: 講談社

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