2013年10月5日土曜日

いきようよう(古地図じゃあないけんど)

 市電のつり革にぶらさがって、とおりをぼんやりとながめていた。

 いかにも古げな、木戸の古書店が目にはいった。

 あき書房…、あき書房!

 戦前や明治の地図の復刻をしている書店さんだった。地元の昭和17年ごろの地図を、べつの地図専門店で購入してた。出版した本屋さんの名前を、なんとなく覚えていたが、なんどもその通りをとおっていたのに、きづかなんだ。

 せまい通路のすき間のようなスペースから顔をのぞかした店主と、ひとしきり雑談をして、2枚ほど、また復刻の地図を買った。

 竹原ののってるの、厳島(宮島)がのってるの、鞆の浦の3枚の地図。スポンサーをあつめての商業地図みたいなもんなんで、金払ってる店しかのってないのはざんねんじゃけど、活気があったころの瀬戸内のマチのようすが見れる。

 厳島も鞆の浦も、いまでも有名な観光地ではあるが、んなもんじゃあないぐらいに栄えてたはず。

 家に帰って見てみるのが楽しみであります。

 大島(屋代島)そばの沖家室島の地図も見てみたい。"カムロ千軒"とうたわれたころのやつを。

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