2013年8月15日木曜日

BLとは

 でかい複合店に出かけたとき、もう帰りますよ、ゆうところで家族を待たせて本屋に走った。

 買う本(マンガ)は決まってるが、本屋がばかでかいもんで、見つけられるかが心配だった。

 ふつう、じぶんの常識では新刊コーナーは一カ所である。ところがそこんちはいたるとこに新刊コーナーがある。
 出版社までわかってんのに、どうにも見つかんない。

 家族待たせててあせるしぐるぐる回って疲れるしで、けっきょくあきらめて店員さんに聞いた。

 在庫を端末で確認したあと、"ご案内します"と元気な声でゆわれて、店員さんのうしろをついてった。

 とちゅう、ちらっと振り返って、"奥様の頼まれものですか?"と聞かれた。

 "!?" "ちがいますけど"

 会話はそれでおわって、こちらですっ、と本のとこについた。

 そこはえらくおくまった場所だった。

わし:"あのー、これって、BL本っちゅうことですかねえ"

店員さん:"そーですねえ。雑誌がそうなんで、たぶんそーです。"

 店員さんを横にマンガを手にとって、じっと表紙を見るわし。んぐぐぐぐ。

わし:"ちょっとー、考えますわ"

 店員のお嬢さんは、にっこり笑って去ってった。

 いぜんに表紙買いしたその作者さんのマンガが、なかなか雰囲気のある話と絵で、読後に余韻ののこるとこが気にいっとったんじゃけど。まあ、多面的に、精力的にお仕事をしてらっしゃるゆうことでせう。

 BLゆうても、ベーコン&レタスの略じゃあありませんぜ、ダンナ。

 けっきょく買わんで、エレベーターの中での会話。

わし:"あのヒトのマンガの新刊、BLじゃった。"

娘(中学生):"あ、ほーなん?"

わし:"まあBLじゃけえゆうて、おもしろうないとはかぎらんけどね。"

 言い訳、または負け惜しみである。

 高校生ぐらいのころ、女子男子ごしゃまぜのグループで賭けやって、負けたヤツが"June"買いに行く、ゆうのやっとったなあ。

 あー、はずかし。

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