2013年11月4日月曜日

愛のある 夫婦の会話

 "これがええ"

 と、スズキのハスラー・クーペ(東京モーターショー2013)の写真を、ひざに置いてたノートパソコンをぐるりとまわして見せた。

 "ええよ、買いんさい。(あんたの)クルマ捨ててね。"

 "そりゃちがうじゃろ。どんだけ壊れよるちゅうもんじゃない。どっちのクルマが瀕死かわかっとるん。"

 "こっちのクルマは(いま)修理したばっかりで調子ええんじゃけえ。"

 と、21世紀にあるまじき会話。あきらかにおかしい。

 スマートだのハイブリッドだののかけらもなし。基本設計スエズ動乱の、"オイルが漏るのはまだオイルがある証拠"の英クルマ、V:S:、ボディが土に帰るばかりの地球にやさしい国産車(30歳超、2スト)。
 この何年もこんな状態で、りょうほうのクルマが病気自慢であるが、ふたりともクルマをかえる気はまったくない。勝負がながびいてるのは、手を入れればけっきょく直って走っちゃうから。

 さて、さきに墓場にはいるのはどっちだ!?

 あ、愛は、てめえのクルマへの愛です。

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