2017年8月3日木曜日

映画二本立て "ひまわりと子犬の7日間" と "きな子 〜見習い警察犬の物語"

 "ペットのいのちと向き合う映画上映会"、と題して映画会があった。派手に宣伝しとったわけじゃあないんで、見つけられて幸運だった。

 ひさびさの二本立て。むかしは、よほどの大作でもなけりゃあ、映画は二本立てがふつうじゃったけど、もう過去の話。映画は一本を、席まで指定して予約するもんになってしまった。いまでも"サンボンダテ"ゆうのが生き残ってますが・・・。

 ざっくり感想言うと、二本とも家族で安心して見られる映画じゃった。お話の進行も、結末も。

 ただ、"ひまわり・・・"は、えー、そんな結末でええのん?、ともやもやが心に残った。母子ともども救いたい、そりゃそうじゃけど、その方法じゃあダメなんじゃあないの?、とえらそうに考えてしまった。ほいじゃあ現実的に、どんな解決方法があったんかと聞かれると、答えに窮するんじゃけど。
 とまれ、犬猫の殺処分の話は現在進行形です。うちとこの県も例外でなく。そういう意味では、見終わってすっきりしたんじゃあ、映画の意義が半分になってしまうのかもしれない。

 "きな子"は実話の人気に便乗したアイドル映画っちゅう感じ。ただし、動物と子どもには勝てない。生意気な女の子の役がほんまにうまかった。映画公開から10年ぐらいたっとるんで、きっといまじゃあいい役者さんになっとるんじゃろう。

 どっちの映画も達者なオトナの役者さんが、主役やわき役をつとめて、びしっとシメとるんじゃけど、子役の演技や、なにより"演技する犬"の演技が際立っとった。CGで犬つくらんとできんのんじゃないかと思える演技を、みごとにワンコはこなしとった。舌をまいた、びっくらだった。

 見終わって、クルマん中でカミさんと感想をぺちゃくちゃしゃべりながら帰ったんじゃけど、ハッピーエンドのいい映画を見たわりには、なんだかいまひとつテンションがあがらんかった。とくに"ひまわり・・・"のことが、ぐるぐる頭からはなれんかった。

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