店員さんに聞くと、今夜の便で来るかも、とのことだった。ふつううちらの辺では、新刊は、トーキョーで発売されてから二日遅れで店頭に並ぶ。
でも、"リアル"は早くに、トーキョーと時差なしで入るんじゃないかと思ってた。
翌日、中坊の娘と駅前に出かけたとき、帰りにコンビニで本(マンガ)を見たいと言いはじめた。
"リアル"のことは期待が半分ぐらいで、帰りが遅くなるけど、まっええか、ぐらいの気持ちで店に行った。
ほんなら、あった! 新刊コーナーに平積みされている。
一冊手にとって、高くかかげて、「うぉらーっ、うぉらーっ」と、(小さく)喜びのおたけびをあげた。
娘は、ちらっとこっちを見たが、無反応だった。自分が物色するのにいそがしい。
自分:「・・・。」
で、こんどは娘の背中をばんばんたたいて、「なんなん、もお」ゆう顔でこっちを向かせておいて、娘の顔の前に手に持った"リアル"をびらびらさせて、また「うぉらーっ、うぉらーっ」と、(小さく)喜びのおたけびをあげた。
娘:「・・・。」
ことほどさように、年に一度の新刊の発売を、心待ちにしておるのでありマス。
良い子は単行本だけぢゃなくて、本誌ヤンジャンも買って読んでね。
ヒトとヒトが出会い、ともに何かをすることでおこる化学反応を、作者は確信している。自分も、このマンガを読むとそう信じたくなる。
"人の世に熱あれ、人間に光りあれ。"(水平社宣言より。意味や使い方が間違ってたらスマヌ。)
"リアル 11巻"
井上雄彦/作
集英社ヤングジャンプコミックス
0 件のコメント:
コメントを投稿