親睦旅行。バス一台借りきって一路博多へ。
の、ところを一人単独行動で途中下車して、A級小倉劇場(ストリップ)へ行くことに決めとった。A級小倉劇場には夏川あき嬢のほか、清水愛(まな)さんが出演中だった。
小倉近くのPAにとめてもらって、「お先にイッテマイリマス」と同僚に敬礼をして下車。ていねいに返礼をされる。
トイレ休憩のおわった一行のバスを、手を振り見送った。
で、どーすんだ。トイレと自販機しかないさびしいパーキング。どんくらい小倉駅から離れてるんか、かいもくわからん。自動車専用道路に高速にタクシー呼びこんだら、りょうきんがいくらかかるやらわからんではなひか。
てくてく、ごろごろ(トランク)とパーキングから道を戻ると、おーちょうど自動車専用道からの出口ではなひか。
ほんの少しごろごろ出口に向かって歩いたが、意外に専用道を降りようとする車が多い。
いやっ!、そんな目で見ないで、ドライバーのおネエさん。
さすがに危険なのと、出口の道の先には料金所があることに気づいて引き返す。
しばらく行くと、ちょうど下界(一般道)との境のフェンスが切れてるとこがあるではなひか。
「ここぢゃ!」、と思うて道から傾斜をずががとおりると、下の一般道が見えた。んが、どーみても高さが3から4メートルはあるぞ。
こっからトランクかかえて飛びおりたらただぢゃすまぬの。道まではほぼ垂直のブロック積みで、手も足も、まったくひっかかりそうもない。
あきらめて一般道の先、左手を見ると、道が坂道になって登ってて、専用道下の傾斜地とほぼ同じ高さになっている。ただし、2.5mほどのフェンスあり。
やっぱフェンスをよじ登るしかないか、と覚悟を決め、トランクかかえてざくざくと傾斜をフェンスぞいにあがる。
登りきったところでトランクの持ち手をいっぱいまで伸ばしといて、うりゃっと両手をフェンスにかけてがしゃがしゃと上りはじめる。で、よいしょっと体をフェンスの反対側にまわして、右手をいっぱいに伸ばしてトランクの持ち手を持って引き上げる。
この間、うしろに車が通る気配がするが、それは無視。
フェンス登りながら、ところで、むかいのどでかい建物はなんじゃろな。マンションか?、ホテルか?
なんつて考えながらトランクを引き上げたが、意外に重くて、片手じゃフェンスのこっち側に引き上げらんない。
両手で、ふんぬとこっちがわに持ってきたが、フェンスの目が細かくて、つま先が十分に入っとらんもんだから、ふたつぐらいガシャ、ガシャッとずりおちてびびる。
やっとこさトランクをかかえて一般道に飛びおりた。脱出成功。よしっ、だれも見とらんかったな(むかいの建物(たてもん)からまる見えじゃったけど…。)。
んーでっ。問題は、ここから。ここは、いったいどこなんぢゃ?
幸いどでかい建物は病院で、ぶじ、位置を知らせてタクシーを呼ぶことができました。
あー、通報されんでよがった。
われながらアホやで、無茶あしとんな。おまけに劇場について右手を見ると、指に血マメができとった。ぜんぜん気づかんかった。
良い子のみんなはマネしちゃだめよ。不正、違法、危険な行為はつつしみませう。
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