いつから降りはじめたのかわからんけど、音をたてて雨が降っている。
まだまっ暗いときに、足がつって目が覚めたが、さーだかざーだか音がしていた。いまは、雨だれのぼたぼた落ちる音がする。
近所には縄が張られて、白い御丙(ごへい)がかざられ、ぱさぱさと音をたててゆれていた。星は見えないが、雨は降っておらず、すぐに降り出しそうな気配もなかった。
きのうは、よその職場に異動するヒトの門出を祝い、新たにむかえるヒトを歓迎する、お祝いの席だった。
送るヒト、むかえるヒトはもちろん、その席にいたヒトみなに申しわけないが。
おもしろくなかった。気に入らなかった。
もんすごく我慢して、二次会のおわりまでいたが、顔はへらへらしながら、心ん中は黒い暗いもんが、どろどろとうずを巻いてた。
いまは、頭がずんずん痛いのはおさまったが、どよーんと頭が重い。
気持ちは酔いがさめた分、いらいらし、怒りや悲しい気持ちが上がってきて。どす黒いもんがどろどろと心ん中を流れているんが、よけいによくわかる。涙が出そうなぐらいだ。
こおいうときは、もお寝るしかない。
眠いわけでも、寝込むほど具合がよくないのでもない。
ただ、暗い海に、静かに沈んでくように。眠りたい。
光も音も、いたい頭も足も、いまの気分・気もちも、暗い闇にとろけるように、消してしまいたい。
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